2018年3月6日更新

『あぶない刑事』シリーズに出演していたキャストの現在

横浜港警察署の刑事、ダンディー担当の鷹山敏樹ことタカとセクシー担当の大下勇次とその仲間たちがスタイリッシュかつ破天荒に事件を解決していく物語『あぶない刑事』。今回は出演したキャスト陣の現在をまとめてご紹介します。

90年代に一世を風靡した大人気ドラマシリーズ『あぶない刑事』

あぶない刑事 [Blu-ray]

テレビ放送開始から2016年の完結編映画まで足掛け34年のシリーズに幕を下ろした大人気ドラマシリーズ『あぶない刑事』。

1982年にテレビ放送が開始され、スタイリッシュで破天荒な世界観とセクシーでお笑い路線に突っ走った演出が当時の若者の心をとらえ、社会現象となりました。

映画シリーズでは、実力派俳優となって帰ってきたキャスト陣の大人の魅力と遊び心溢れる演技で「カッコイイ大人像」を体現してくれた大人気シリーズです。

1.鷹山敏樹/舘ひろし

『さらば あぶない刑事』

本作の主人公で横浜港警察署所属の刑事・鷹山敏樹(通称:タカ、ダンティー鷹山)。見た目はクールでダンディーを装っていますが、内面は人一倍正義感が強く熱い刑事魂の持ち主。

暴力団捜査と爆弾処理のプロで、英語も堪能ですが機械系にはからっきし弱く、シリーズ後半まで携帯電話すら持ちませんでした。シリーズを通して、大下らとともに横浜の巨大暴力団組織「銀星会」の壊滅のために尽力します。

鷹山敏樹を演じているのは石原プロモーションの俳優・歌手として活動している舘ひろし。

2016年に本シリーズの完結編となる映画『さらば あぶない刑事』で鷹山を演じ切りました。同年、BSプレミアムにて放送されたドラマ『クロスロード』、TBS系スペシャルドラマ『天下御免のトラック野郎 銀ちゃんの事件街道』、NHKドラマ『夏目漱石の妻』に出演するなど幅広く活動しています。

2.大下勇次/柴田恭兵

『さらば あぶない刑事』

本作の主人公で横浜港警察署所属の刑事・大下勇次(通称:ユージ、セクシー大下)。鷹山とコンビを組んで暴力団組織「銀星会」撲滅のため奮闘します。

何事にも熱く突っ走る鷹山の抑え役でもあり、冷静で理知的な判断で事件を解決へと導きます。盗犯捜査のプロでピッキングが得意。

「ユージ走り」と呼ばれるほど足が速く、毎回大下のダッシュは見どころのひとつとなっています。女好きで軽く、広東語、韓国語、スペイン語などを操るマルチリンガルでもあります。

大下勇次を演じているのは柴田恭兵。2006年に肺がんを患い、摘出手術をした後再発、その後自宅療養をし、2016年に映画『さらば あぶない刑事』にて見事復活を遂げました。

同年にWOWOWのドラマ『ヒポクラテスの誓い』に2番手で出演した後は、目立った活動はないようです。

3.町田透/仲村トオル

仲村トオル/ノンフィクション

横浜港警察署所属の刑事で鷹山たちの後輩にあたる町田透。シリーズ開始時は新米刑事でしたが、どんどん昇進して鷹山たちの上司となります。

女好き、ナンパ好きで、仕事中でも関係なく常にアンテナを張っており、敵と対峙する場面でも女性のもとへ行ってしまうことも。

いつも鷹山の「女を紹介してやる。」の一言につられて、鷹山たちに武器や車の調達を頼まれ利用されてしまいますが、危なっかしい先輩たちを尊敬しています。

町田透を演じているのは仲村トオル。2016年の映画『さらば あぶない刑事』に出演後は、同年に舞台『遠野物語・奇ッ怪 其ノ参』に出演、2017年2月に同舞台のDVDをリリースしています。

テレビでの活動は2017年にKTV系情報番組『日本の轍』にナビゲーターとして出演したり、BS-TBS系情報番組『ONE×TIME 建築の記憶』にて仲村の特集が組まれたりしています。2017年1月にはテレビ朝日系ドラマ『弁護士 倉沢由法の事件ファイル』にて主演を務めるなど多方面で活躍しています。

4.真山薫/浅野温子

沙粧妙子 最後の事件+帰還の挨拶(SPドラマ)DVDコンプリートBOX 全5巻

横浜港警察署所属の少年課の巡査。鷹山と大下とは親友であり悪友。

シリーズ当初は鷹山たちの応援として捜査に参加し、熱い面を見せていましたが、その熱さと若さが災いして犯人の人質になってしまうことも。シリーズ後半にかけてどんどん衣装がコスプレ化し、鷹山たちの捜査とは関係なくやりたいように行動するようになります。

自由に振る舞っているだけに見えますが、シリーズが終わる頃には警部まで昇進し、重要物保管所長を務めています。

真山薫を演じているのは浅野温子。本作のヒロインを演じ、テレビシリーズ放送当時、女性たちのファッションアイコンとなっていました。

2016年はフジテレビ系ドラマ『リテイク 時をかける想い』に出演、イオン1%の読み語りのツアーを行ったりしています。2017年は4月スタートのNHK BSプレミアムドラマ『この世にたやすい仕事はない』にレギュラー出演予定。

『あぶない刑事』のような明るく元気な不思議系キャラクターからシリアスものまで幅広く演じ分けることのできる女優です。

5.吉井浩一/山西道広

横浜港警察署所属の刑事で捜査課の指揮官的存在である吉井浩一。破天荒なキャラクターだらけの『あぶない刑事』シリーズにおいて、一番刑事らしいまともな人物。

鷹山たちが無茶をしても吉井がきちんと現場の指揮をとってくれるので、最終的に上手く収まるシリーズに欠かせない存在です。

吉井浩一を演じているのは山西道広。『あぶない刑事』のパパさんの愛称で親しまれた山西は2008年の月曜ゴールデンドラマ『追跡~失踪人捜査官・石森新次郎』への出演を最後に、俳優業を引退しています。

引退後は神奈川県・葉山で飲食店を経営していましたが、2014年に閉店。2016年の映画『さらば あぶない刑事』では一時的という形で俳優業へ復帰しましたが、本作を機にまた俳優業に復帰していただきたいですね。

6.田中文男/ベンガル

横浜港警察署所属の刑事で捜査課に属する田中文男。「落としのナカさん」と呼ばれ、取り調べを担当することが多く、犯人が自供するまでどんなに時間がかかろうともひたすら粘ります。

アイドルや女子高生、裏ビデオなど警察らしからぬ“危ない”趣味の持ち主でもあります。

田中文男を演じているのは日本映画の名バイプレイヤーとして多くの映画に出演してきた俳優・ベンガル。劇団東京乾電池に所属しており、ドラマ・映画・舞台にと幅広く活躍している名優です。

2017年は映画『トマトのしずく』『いぬむこいり』に出演。2017年4月スタートの舞台『やんごとなき二人』に出演予定です。

7.近藤卓造/中条静夫

横浜港警察署所属の刑事で捜査課の課長。暴力団捜査が専門で、かつては「鬼の卓造」と恐れられていました。

港署の問題児である鷹山と大下に手を焼いており、いつも二人を怒鳴り散らしていますが、心の内では二人を信頼して見守っています。近藤の「瞳ちゃん、お茶」の台詞は全シリーズを通じての定番台詞のひとつ。

近藤卓造を演じているのは1994年に癌による肺不全のため、惜しまれつつこの世をさった俳優・中条静夫。1994年の映画『免許がない!』、TBS系ドラマ『オトコの居場所』に出演するなど亡くなる直前まで俳優人生を全うしました。

1996年の映画『あぶない刑事リターンズ』は中条の死去が映画への後押しのひとつとなり、制作されたと言われており、劇中では近藤の名前が多く登場し、エンドロールには「To The Memory of 中条静夫」のテロップが流されました。

8.結城梨沙/水川あさみ

水川あさみ 2009年カレンダー

横浜港警察署所属の刑事で少年課に所属している巡査の結城梨沙。2005年に公開した映画『まだまだあぶない刑事』に登場。

ITを得意とするが、今時の子で捜査課の捜査には我関せずで、結城の机には常にファッション誌やキャンディーなどが置いてあるマイペース・スタイル。

基本的に明るく元気ですが、同期の水嶋と鹿沼にGPSをつけられデートを邪魔された経験があり、その事を根に持っている様子。

結城梨沙を演じているのは2016年にデビュー以来所属していた事務所から独立し個人事務所を設立した女優・水川あさみ。

独立の関係で、2016年は映画『後妻業の女』、TBS系ドラマ『わたしを離さないで』、Amazonプライムドラマビデオ・ドラマ『東京女子図鑑』と出演が多くはありませんでした。

2017年は4月スタートのフジテレビ系新ドラマ『人は見た目が100パーセント』で女子力ゼロの理系女子(通称:リケジョ)を演じることが決まっています。

大手事務所にいた頃が第一章とするならば、個人事務所を設立した2017年からが水川の第二章の始まりと言えます。コメディーからシリアスまで幅広く演じ分ける水川あさみの今後に期待です。

9.水嶋修一/佐藤隆太

AERA アエラ 2009年6月1日 佐藤隆太

横浜港警察署所属の捜査課の刑事である水嶋修一。2005年に公開した映画『まだまだあぶない刑事』に登場します。

1998年に公開した『まだまだあぶない刑事』の前作『あぶない刑事フォーエヴァー』で生死不明となった鷹山たちが不在時にエースとして活躍していた水嶋。

プロファイリングを得意とし過去の事件をすべてデータ化しようとしますが、実は犯人グループの一味で、鷹山らに追い詰められ自殺します。

共に行動するうちに大下に敬意を抱いたようで「生まれ変わったら、大下さんの後継者になります。」との言葉を残します。

水嶋修一を演じているのは佐藤隆太。2008年に主演したTBS系ドラマ『ROOKIES』や映画&ドラマ『海猿』シリーズの印象から“熱い男”のイメージがある佐藤。

ここ数年は、2016年に出演したフジテレビ系ドラマ『僕のヤバイ妻』の芸術家役、フジテレビ系ドラマ『ナオミとカナコ』のDV夫役など役柄の幅を広げました。

2017年は映画『ひるなかの流星』『輪違屋糸里』『鋼の錬金術師』への出演、舞台『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』への出演が決まっており、更なる飛躍が期待されています。

10.松村優子/木の実ナナ

デビュー50周年記念アルバム SHOW GIRLの時間旅行~my favorite songs

シリーズを通じて横浜港警察署所属の警部・少年課長から警視正・署長、後にNPO法人「横浜港を守る会」会長となり、常に鷹山たちをバックアップしている松村優子。

真山がまだ未成年だった頃、暴力事件を起こした際に担当したのが松村で、サバサバとカッコイイ松村に憧れた真山は、それがきっかけで刑事をなることに。バブル全盛期のようなド派手な出で立ちで真っ赤な車やバイクを乗りこなし、鷹山たちがピンチの時に現れ、格好良くアクションをサポートします。

横浜全域の不良グループなどに多大な影響力を持っており、暴走族のリーダーさえ動かしてしまう鷹山たちが尊敬する女性です。

松村優子を演じているのは歌手であり舞台を中心に活躍している女優・木の実ナナ。

2017年で御年70歳となりましたが、今もスタイル抜群で美脚も健在!2015年に出演した舞台『阿佐ヶ谷の母』では公演期間中に怪我をしたにも関わらず車椅子で舞台に立ち続けるなど、見た目同様アグレッシブな活動を行っています。

2016年はデビュー55周年記念コンサートを成功させ、日本テレビ系スペシャルドラマ『さよならドビュッシー ~ピアニスト探偵 岬洋介~』、フジテレビ系ドラマ『とげ 小市民 倉永晴之の逆襲』に出演。

住まいを舞台の聖地・下北沢に構えており、地元のお祭りにもよく参加されているそうです。

いかがでしたか?

テレビシリーズ1作目から半年間の放送予定を優に超え、1年間のロングランでスタートした『あぶない刑事』。

その後もキャスト陣の熱い情熱とファンの熱烈な願いが後押しとなり、34年間で10シリーズも制作されました。ドラマ&映画シリーズは終わってしまいましたが、豪華俳優陣には「まだまだ」第一線で活躍して欲しいですね!