2017年7月6日更新

あの感動は何処に...。ネロ×バカボンのぶっ飛んでる映画『天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬』

赤塚不二夫の代表作「天才バカボン」と言えば、その破天荒ぶりでギャグアニメを一世風靡したことで世の中へ強烈なインパクトを残しました。今回その「天才バカボン」を「秘密結社 鷹の爪」などのFLASHアニメで有名なFROGMANが長編アニメーション映画化。さらに新しいエピソードとして、名作「フランダースの犬」と絡ませ、新しい作品として送り出しました。

ネロとパトラッシュは死んではいなかった!

【あらすじ】 天に召されたはずの、ネロとパトラッシュ。天使に手を引かれて穏やかな気持ちで生涯を閉じる予定でしたが…あろうことかネロは天使の手を振り払い下界にカムバック。

鬼の形相となったネロは今まで自分を酷い目に合わせてきた人間たちに復讐するため、悪の手先となってパトラッシュとともに悪事を繰り返すようになるのでした。そんな矢先、バカボン一家に出会ってしまったことで、少しづつ調子が狂ってきて…。

本作を手がけたのは、WEBアニメショーン集団FROGMAN

「秘密結社 鷹の爪」と聞いて、あの個性的なキャラクターを思い浮かべる人も多いと思います。鷹の爪で一躍、世の中にその名を知られるようになったFROGMANとは一体どんな人物なのでしょうか?

鷹の爪以前、10数年ほどテレビ業界で経験を積み、あることをきっかけに島根に移住することになり、2004年に初めて作ったWEBアニメ『菅井君と家族石』を発表し、クチコミで人気は広がります。

その後、2007年劇場版『秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE~総統は二度死ぬ~』で、スクリーンデビューし、ニューヨーク国際インディペンデント映画祭では「アニメーション部門 最優秀作品賞」と「国際アニメーション最優秀監督賞」のダブル受賞。国内だけではなく、海外での評価も高くその活躍には注目が集まっています。

人への思いやりや、本当の賢さは何かを問う作品に

監督・脚本を手掛けたFROGMANは、この作品で思いやりの大切さや、人間の本当の賢さとは何かということを問いかけたいと言います。 バカボンは幼い頃からずっと身近にいたキャラクター。

今思えば、小さな自分にはまだ理解できないようなシュールでウィットに富んだギャグもたくさんあったはずだとか。バカボンが持つバカというのは、マンガという枠を取り払ってできあがったアバンギャルドな試みを続けられた作品ではないかと言います。

それを越えることは難しいから、「FROGMANの世界にバカボンたちがやってきた。」という世界にして新しい挑戦をしています。

瀧本美織の演じる、極悪ネロに注目!

宮崎駿作品『風立ちぬ』ではヒロインの声優として、高い評価を得た瀧本美織が、今作ではなんと悪の手先となったネロの声に扮しています。彼女のイメージからは大凡想像もできないような、ネロの極悪な表情からどんな声が聞こえるのか楽しみです。

瀧本は今回の出演に対して「声優の経験は浅いのですが、ギャグコメディみたいなものをやりたいと思っていたのでとても光栄です。」と喜びを表現し、「みんなが知らない、びっくりするネロになっていると思います」と手応えのほどを感じているようです。