日本でもファン急増!インド映画、ボリウッドってなに?

2017年7月6日更新

ボリウッド。それはインドの映画産業の別名です。日々変動を繰り返す世界の映画業界において、その勢力を着実に伸ばしつつあるボリウッド映画とはなんなのかをまとめてみました。

ボリウッドって?インド映画の総本山を知るための基礎知識

タイガー 伝説のスパイ

まずは、ボリウッドの語源について。インド映画産業のメッカ、ムンバイの旧名称であるボンベイ(bombay)の「B」と、アメリカ映画産業の中心地、ハリウッド(hollywood)を合わせたものがその由来です。

ムンバイにはムンバイフィルムシティという撮影所があり、多くのインド映画がここで撮影されています。撮影技術の進歩とともに、今や製作本数、観客動員数ともに、世界の映画産業においても、トップクラスの水準に達しています。

そんなインド映画の歴史は、なんとトーキー(無声映画)時代の1913年にまで遡ります。なんと、100年を越える歴史をもっているのです。インド系の移民の増加など、近年の政治的な事情も、ボリウッドの発展に少なからず関連しているようです。

娯楽の殿堂!奇想天外なるボリウッド映画の世界観

命ある限り

ボリウッドと一口にいっても、いろいろな世界観の映画が存在します。手に汗握るスペクタクル作品から、ホロリと泣ける作品まで、その内訳たるやじつにさまざま。その中でも、最近公開されたばかりの四作品をご紹介します。

まずは、美男美女が世界六カ国を股にかけて大暴れするスパイアクションムービー「タイガー 伝説のスパイ」。2012年の年間No.1ヒットにして、歴代インド映画興行収入2位に輝いた作品です。

アメリカにおけるインド映画の興収記録を塗り替えた「闇の帝王DON ベルリン 強奪作戦」は、凄腕のカリスマ犯罪者が、警察と巨大犯罪組織を向こうにまわして大暴れするストーリー。

運命に翻弄される三人の男女の恋愛模様を描くラブストーリー「命ある限り」や全世界での興収75億をたたき出し、リメイクも決定した「きっと、うまくいく」は、アクションだけでない、ボリウッド流の恋愛、人生ドラマを垣間見ることのできる作品といえます。

観客も全員参加!究極の映画鑑賞法「マサラ上映」とは

闇の帝王DON ベルリン強奪作戦

映画鑑賞といったら、まずマナーは必須。声をあげたり、ガサゴソ動き回るなどもってのほか。映画は静かに楽しく見るもの!とは日本人なら映画鑑賞の多い少ないに関わらず、全員共通のマナーといえるでしょう。

しかし、ボリウッドにはそんな常識を木っ端微塵に粉砕するものすごい上映システムが存在するのです。「マサラ上映」と呼ばれるそれは、ダンスあり、大声をあげてよし、鳴り物もどんどん鳴らしてOK!という異世界です。

ありえない!と思ったアナタ。もちろんそれも正しいです。でも、映画の楽しみ方としては、全くナシなものでもないと思います。それはある意味、マナーを身に着ける前の子供時代のように、純粋に、楽しく映画を見る方法なのですから。

日本でも着実に認知度を広めつつあるボリウッドだけに、マサラ上映という形式で上映する映画館も現れてきています。参加すれば、映画館でストレス解消!という斬新な体験ができるかもしれませんね。

ハリウッドを踏み越えて、行き着く先は世界一の映画大国!?

きっと、うまくいく

いきなり経済の話になりますが、アジア諸国の中でも、とくに成長著しいのがインドです。ついこの間、日本では中国にGDP(国民総生産)が中国に追い抜かれたと大騒ぎになっていましたが、2050年にはインドが3位に浮上するという予測も出ているくらいです。

日本のかつての高度成長をはるかにしのぐともされるインドの成長は、そのままインド映画の成長ともリンクしているといえます。あのレディ・ガガやブラッド・ピットが出演を希望しているというのですから、観客だけでなく、作り手からの熱視線も創造できるというもの。

すでに世界を席巻し、日本でも着実にファンを増やしているボリウッド。ハリウッド映画もいいけど、今日はボリウッドをを見に行こうよ。そんな風にいわれる時代が来るのも、そう遠い未来ではないのかもしれません。