007最新作『スペクター』あらすじ、キャスト、公開日まとめ【ボンドが事故で怪我?】

言わずと知れたアクション大作の金字塔、007シリーズ。1962年の第一作目の公開を皮切りに常に大ヒットになってきました。今作ではまた新しい007が生み出されたようです。前作よりメンバーも大きく変わり、今作ではそれがどのような活躍を見せてくれるのか期待が高まります。
007最新映画『スペクター』あらすじ
メキシコシティの年に一度の祝祭である「死者の日」にて。ジェームズ・ボンドは窓越しの男に狙いを定めます。ボンドの手から逃れた男はボンドと格闘になりますが、挙句に男はヘリコプターから落下。その際にボンドは男の手から”ある組織(スペクター)のマーク”が刻印されたリングを抜き取るのでした。
スペクターの最終目的とは?そしてボンドが迎える壮絶な運命とは一体…?
スペクターの意味とは?
本作のタイトルにもなっている”スペクター”は007シリーズ初期に登場したジェームズ・ボンドの宿敵の名前なのです。『ロシアより愛を込めて』(1963)など過去6作品に登場するファンの中ではお馴染みの宿敵と言えます。
本作での”スペクター”の登場は50年以上続いてきた007シリーズの総括とも言えるもので、007ファン垂涎の作品であると言えます。
6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグがめちゃくちゃかっこいい
『007 カジノロワイヤル』でダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドに決定した際には金髪の彼が演じることにバッシングの声が上がったのですが、『007 カジノロワイヤル』のクオリティによってその声を跳ね除けました。
本作での007引退を示唆しているダニエル・クレイグ。『007 スペクター』で観られるのが最後、ということになります。
ダニエル・クレイグが撮影中に怪我?
主演のダニエル・クレイグが撮影中に膝を負傷し、手術を受けたというのです。彼は、ロンドンのスタジオでアクションシーンの撮影中に膝を捻挫し、そのままメキシコの撮影へと飛び、ニューヨークへ戻ったところで、撮影の合間に手術を行ったようです。
最新作『007 スペクター』に抜擢された3人のボンドガールたち
このシリーズで毎回大きな注目を集めるのはボンドガール達の存在です。"ボンドガール"とは、『007』シリーズにおいて登場するメインの女性キャラクターの総称であり、主人公のジェームズ・ボンドの名前からとられています。日本からもかつて二人の女優(若林映子と浜美枝)が選ばれ出演したことは有名な話。これまでにはハル・ベリーやソフィー・マルソーも抜擢されています。
元マフィアの夫を殺された秘密を抱える未亡人には、モニカ・ベルッチ
50歳ながら、「イタリアの宝石」と呼ばれるほどの美貌を持った、モニカ・ベルッチが、ボンドガールの一人に抜擢されました。元マフィアの夫を殺された、秘密を抱える未亡人という役柄で出演が決定していますが、ミステリアスで美しいモニカ・ベルッチはまさに役柄にぴったりの最高の女優と言う事が出来るのではないでしょうか。その証拠に、彼女が主演した『マレーナ』はそのミステリアスな魅力が惜しみなく表現され、観るものをうっとりと虜にするほどです。
ボンドに敵対する謎の組織の一員、ミスター・ホワイトの娘に、レア・セドゥ
レア・セドゥは、清涼感溢れる美しさを備えたフランスの人気女優です。2014年には『アデル、ブルーは熱い色』に主演し、カンヌ映画祭最高賞パルムドール受賞を成し遂げるという名実ともに素晴らしい女優なのです。また、既に『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』というスパイ映画に出演しているために、イメージはぴったりではないでしょうか。
監督は、彼女の演じる役どころは「新人には任せられない」物語上のキーパーソンであり、「経験豊かで成熟した女性」の起用を狙って完璧であると感じたレア・セドゥを選んだと語っています。
3人目のボンドガール、エストレヤ役にステファニー・シグマン
なんと今回はボンドガールが3人!ただ出演シーンは冒頭のみとなっております。
3人目のボンドガールに大抜擢されたのは、1987年生まれのメキシコ人女優ステファニー・シグマンです。メキシコ出身の女優がボンドガールになるのは初めてのことです。
ステファニー・シグマンは、メキシコ映画やノルウェー映画を中心に活躍しているため、日本ではあまり知られていませんが、ネットフリックスドラマ『ナルコス』にコロンビア人のレポーター役で出演しており、そちらで姿を確認することができます。
映画『スペクター』のその他キャストも超豪華
オーベル・ハウザー役にはクリストフ・ヴァルツ
本作での重要なカギになり、タイトルにもなっている"スペクター"に大きく関わる謎に包まれた男、であるオーベル・ハウザーを演じるのがクリストフ・ヴァルツです。アカデミー賞に2度輝くクリストフ・ヴァルツが作品に見事な緊張感を与えます。
Q役にはベン・ウィショー
往年の007ファンとなれば、Q役と言えばデスモンド・リュウェリンであり、おじいちゃんというイメージでした。しかし前作となる『スカイフォール』で登場したQがベン・ウィショーというクールなイケメンだったのです。
このことについてベン・ウィショーはみんなが受け入れてホッとしている、と語っている通り、評判も上々といった感じでした。引き続き本作『007 スペクター』にも登場します。
マネー・ペニーはナオミ・ハリスが演じる
前作に引き続き秘書マネー・ペニーを演じるのはナオミ・ハリスです。本作でのマネー・ペニーは前作よりもボンドと近しい存在になっており、その意味深なやりとりにも注目が集まるとことです。
M役はヴォルデモート役でお馴染みレイフ・ファインズ
前作『007 スカイフォール』では悲痛な死を迎えたM(ジュディ・リンチ)の後任となったのがレイフ・ファインズ演じる新M。レイフ・ファインズは『ハリー・ポッター』ではヴォルデモート役を演じたことでもお馴染みです。
レイフ・ファインズはスパイ映画に明るくイアン・フレミングやジョン・ル・カレなどの愛読者だそうです。Mを演じるにおいてその疑念や不確実さ、影のある部分をも表現しているとのこと。
アンドリュー・スコットがC=マックス・デンビー役
アンドリュー・スコットは海外ドラマ『SHERLOCK シャーロック』のジェームズ・モリアーティ役でブレイクした俳優です。
アンドリュー・スコットが『007 スペクター』で演じるCはMI5(合同保安部)の人間で、コードネーム「00」の機能停止に一役買っています。敵か味方か、物語の明暗を左右するキーパーソンでしょう。
デビット・バウティスタが馬鹿力なヒンクス役
スペクターの戦闘部員となるヒンクス役をデビット・バウティスタが演じています。デビット・バウティスタが元プロレス選手だった肉体を生かして演じたヒンクスは『007 スペクター』内で何度もジェームズ・ボンドと対峙します。
サム・メンデス監督が語る『スペクター』
前作よりメンバーが一新され、今作ではそれがどのように活きてくるのかが期待されいる中、監督自ら作品について語りました。
『スペクター』では、キャストひとり一人をにフォーカスし、そのキャラクターの個性が深め、もっと伝えたいと思ったと話しています。彼らは、キャリアを活かし、さらに生活さえも危機にさらされながらもボンドを助けようとするとのこと。今作では、より絆を感じさせるようなストーリー展開が期待できそうです。
また、今回は、撮影現場のロンドン、ローマ、メキシコシティ、タンジール、エルフードなど壮大なスケールを感じさせてくれます。解禁となっている動画には、美しい雪景色と壮観な大自然を見ることができます。
ネタバレ多め!『007 スペクター』の感想・評価とは?
傑作『カジノ・ロワイヤル』や『スカイフォール』などを生んだダニエル・クレイグボンドですが、気になる『スペクター』の感想評価はどうなっているのでしょうか。
こちらの記事で海外の感想評価、ciatrに寄せられた感想評価をまとめました。ネタバレ多めなので閲覧注意です。
主題歌をサム・スミスが歌う!
『007 スペクター』主題歌を担当する天才アーティスト、サム・スミス
英ロンドン生まれのサム・スミスは、2007年にロンドンの芸能学校であるナショナル・ユース・ミュージック・シアターに入学し、ジャズボーカリストでありピアニストのジョアンナ・エデンに歌と作曲の技法を学びました。
2012年にディスクロージャーのシングル「Latch」にゲストボーカルとして参加すると、全英11位を記録し彼の名は一気に広まります。そして、翌年ノーティー・ボーイのシングル「La La La」に参加するとなんと全英1位を獲得!
そして2014年、ファーストアルバム「In the Lonely Hour」が全英売上180万枚をたたき上げ大ヒットを記録し、2015年の第57回グラミー賞授賞式では最多の4部門を受賞。デビューからわずか3年余りで輝かしい功績を見せており、若干23歳の天才アーティストの今後の活躍が期待されています。
サム・スミスが歌う『Writing's On The Wall』のMV(ミュージック・ビデオ)はこちら
実際に『007 スペクター』で使われた舞台に、劇中の映像を加えた仕上がりのミュージック・ビデオになっています。まるでサム・スミス自身が007になっているかのよう。
007の長い歴史を思わせる荘厳なオーケストラをバックに、サム・スミスの持ち味とも言える抜群の透明感で歌われる『Writing's On The Wall』は美しく淡麗なだけではない、言い知れぬ緊張を感じることができます。
『Writing's On The Wall』を歌うのは大変?
サム・スミスはイギリスのトーク番組で以下のようにコメントしています。
この曲は実は1度しか歌ったことがないんだよ。スタジオでデモを作って、その時の歌がそのまま使われることになったから。ほんと歌うのが大変な曲なんだ。ほんと大変だよ。後悔したくらいで、いや……後悔はしてないね。ただ、本当に高すぎるんだよ。歌い切るには股間を握りつぶして気合いを入れないとできないくらいで、ほんとしんどいんだよ引用:ro69.jp
確かに『Writing's On The Wall』の盛り上がりにはものすごい高音が待ち構えており、歌う側には厳しそうです。カラオケでは流行らないかも?
サム・スミスが『007 スペクター』のオープニング主題歌を担当するまでの経緯とは?
サム・スミスはずっと隠していた?
https://instagram.com/p/7XEimKx2S7/?taken-by=samsmithworld ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンド役を務める007シリーズ最新作『007 スペクター』のオープニング主題歌をサム・スミスが歌うことに決定しました。
2015年9月7日に、彼は自身のインタスグラムで本件の事実を認めましたが、その主題歌である「Writing's On The Wall」を収録したのは2014年後半のことで、今日までそれを隠し通すのは大変だったそうです。
BBCラジオ1の中でサムは、「話せるようになってすごくホッとしているよ。僕の中でこれはトップシークレットの情報だったんだ」と秘密にしておくのがどれだけ大変だったか語っています。
わずか20分で曲を書き上げた!
サムは、同じくBBCラジオ1の中で本主題歌を手掛けることになった経緯を語ってくれました。
サム・スミスが『007 スペクター』テーマソングを歌うことについて
サムはこのニュースを発表した際、以下のコメントを残しています。
『Writing's On The Wall』は007主題歌初となる全英1位に
サム・スミスが歌う『Writing's On The Wall』は全英シングルチャート初登場1位となりました。これは007シリーズ24作目となる『007 スペクター』が初めてとなります。
23作目でその主題歌も大ヒットとなったアデル『Skyfall』(2012)とデュラン・デュラン『A View To A Kill』(1985)は初登場2位でした。