フィンチャー版『ドラゴン・タトゥーの女』続編が製作決定!!【蜘蛛の巣を払う女】

2017年7月6日更新

30ヶ国語以上に翻訳され、8000部を売り上げた大ベストセラー小説『ミレニアム』シリーズ。ついに4作目『蜘蛛の巣を払う女』の映画化が決定しました。ハリウッド版『ドラゴン・タトゥーの女』の続編という位置づけの本作の最新情報を紹介していきます。

『ドラゴン・タトゥーの女』続編『蜘蛛の巣を払う女』の製作が決定!

スウェーデン発のベストセラー小説シリーズ『ミレニアム』の第一部を原作にしたハリウッド版実写『ドラゴン・タトゥーの女』は、映画『007』シリーズで現ジェームズ・ボンドを演じているダニエル・クレイグ主演で公開され話題となりました。

そんな今作の続編として、同じ小説シリーズの4作目を原作とする映画『蜘蛛の巣を払う女』の製作・公開が決定しました。

今作はキャストを一新しての製作となるそうですが、大ベストセラー小説の実写化第二弾と言うことで、早速注目度も高まってきています。

監督は誰??

2011年ハリウッド版の監督デヴィッド・フィンチャーは製作総指揮に

『蜘蛛の巣を払う女』の前作にあたる『ドラゴン・タトゥーの女』は、2009年に公開されたスウェーデン版映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』をハリウッドでリメイクした作品です。

そんな前作の監督は、『セブン』や『パニック・ルーム』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』などといったヒット作品を手がけてきたアメリカ人映画監督デヴィッド・フィンチャー。

デヴィッドは今作では監督ではなく総製作指揮というポジションで作品に関わることが決まっています。

フェデ・アルバレスが監督に大抜擢!

『蜘蛛の巣を払う女』で監督を務めるのは、ウルグアイ人映画監督、脚本家のフェデ・アルバレス。

フェデ監督は、サム・ライミが1981年に制作したホラー映画『死霊のはらわた』のリメイク作品を2013年に製作・公開して広く注目を浴びました。そして2016年に公開されスマッシュヒットを飛ばしたスリラーホラー映画『ドント・ブリーズ』では、監督・製作・脚本と制作の大部分に関わり大車輪の活躍を見せました。

まだキャリアの浅い映画監督でありながらも、作品が高く評価されていることからハリウッドで注目を浴びている監督のひとりであり、期待度も高いのではないでしょうか。

映画『蜘蛛の巣を払う女』のあらすじが知りたい

まずは小説『蜘蛛の巣を払う女』のストーリーを知っておこう

ジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィストは月刊誌『ミレニアム』の発行が伸び悩み、雲行きの怪しい日々を過ごしていました。特に目新しいこともなく記事の執筆も進まないミカエルでしたが、ある日彼は、人工知能研究の第一人者であるフランス・バルデル教授に関して大スクープになりうる情報を耳にしてしまいます。

ミカエルは天才女性ハッカーであるリスベット・サランデルもこのスクープに何らかの関わりを持っていると感づき、彼女との接触を試みます。

その一方でスパイ活動をしているハッカーからは、バルデル教授が犯したとある事件によって、ミカエル自身に危険が迫っているという事実を突きつけられます。

ミカエルとリスベットはアメリカ国家をも巻き込んで国際的犯罪組織と対峙することとなりますが、その裏には、リスベットを操る彼女の双子の妹・カミラの存在があったのでした。

気になる映画版のあらすじ

『蜘蛛の巣を払う女』は2017年9月にクランクイン予定の作品なので、まだ具体的な製作段階に入っていません。

そのため、映画のストーリーがどの様なものになるのかなどといった詳細は発表されていませんが、原作をサイバー犯罪やネットワーク世界を中心としたサスペンス・ストーリーとなるのではないでしょうか。

【復習】『ミレニアム』シリーズのストーリーをざっくりと紹介

『ミレニアム』シリーズとは、スウェーデンの小説家スティーグ・ラーソンによって執筆され、スウェーデンでは2005年から2007年にかけて、日本では2008年から2009年にかけて出版された推理小説です。

本シリーズは映画化された第一部『ドラゴン・タトゥーの女』、第二部『火と戯れる女』、そして第三部『眠れる女と狂卓の騎士』から成る長編三部作の構成となっています。

主人公ミカエル・ブルムクヴィストは、月刊誌『ミレニアム』出版会社の共同経営者でしたが、無実の罪で刑務所に入れられてしまいます。しかしそんな彼の前に、彼を出所させることと引き換えに自分の一族に起きたとある事件を再調査して欲しいと申し出る人物が現れます。

取引を承諾したミカエルは、リスベット・サランデルという天才女性ハッカーの協力を得ながら、36年越しに事件を調査、驚愕の真実を知るのでした。というのが第一部。

第二部では、殺人現場に彼女の指紋があったため警察から追われる身となったリスベットが、追っ手を逃れながらミカエルと共に真犯人を追う様子を描きます。また、第三部では口封じにリスベットを消そうとする勢力が現れ、彼女を守るためにミカエルがハッカーらと手を組んで敵対組織と法廷で抗争を繰り広げる様子を描いています。

リスベット役は誰になる?

『ドラゴン・タトゥーの女』のヒロイン、リスベット・サランデルは、主人公ミカエルのアシスタントを務める24歳の小柄な女性で、その容姿はいわゆる“女性らしさ”というステレオタイプとは真逆で、髪の毛は刈り上げの入ったショートヘア、体中にピアスをし、背中にはドラゴンのタトゥーをいれています。

しかしその正体は天才ハッカーであり、芯は強くて純粋な心を持つ、複雑だけど魅力的な女性です。また、リスベットを演じたルーニー・マーラの演技や役作りも高く評価されたことも相まって、多くの鑑賞者が惹きつけられました。

しかし、続編『蜘蛛の巣の女』ではルーニーがこの役を続投しないことが決まっています。

現在は、新たなリスベット役を選んでいる真っ最中。噂では、候補の中には『ドラゴン・タトゥーの女』でリスベットを演じる可能性があったナタリー・ポートマンやスカーレット・ヨハンソンがいるようです。

また、『リリーのすべて』で第88回アカデミー賞助演女優賞を獲得したアリシア・ヴィキャンデルは、オファーがあったものの断ったそう。

原作者スティーグ・ラーソンが急逝、別の作者によって完成された!?

実は、小説『蜘蛛の巣を払う女』は、『ミレニアム』シリーズの原作者スティーグ・ラーソンの手が一切入っていない作品となっているのです。

というのも、シリーズ4作目の小説をスティーグは大方執筆し終わっていたのですが、完結させる前に逝去してしまったのです。その際、スティーグの親類縁者や出版社などの間で版権を争う騒動が巻き起こり、彼の書き残した小説はとうとう日の目を見ないままに。

しかし、シリーズ4作目の出版を強く望んだ出版社がノンフィクション作家のダヴィド・ラーゲルクランツに執筆を依頼し、スティーグの親類もまた彼に執筆をお願いしたことで晴れてダヴィド作『蜘蛛の巣を払う女』の出版が決定しました。

それまでのシリーズ原作者ではない人物の手によって書かれた小説でありながら、作品の出来はそれまでの『ミレニアム』シリーズの読者にも高く評価されました。

今作を執筆したダヴィドは、現在新たな『ミレニアム』シリーズ3作品分の執筆契約を結んでいるそうです。

映画『蜘蛛の巣を払う女』公開情報

今作は、製作国アメリカでは2018年10月19日に公開されることが決定、発表されました。日本での公開時期は未定ですが、同時期に公開される可能性が高いと思われます。

日本では2012年に公開された映画『ドラゴン・タトゥーの女』から今日まで5年ほどの月日が経ちましたが、続編製作が決まった時は大いに話題になりましたし、その人気はいまだに衰え知れずです。

監督や主要キャストの変更はありつつも、今から『蜘蛛の巣を払う女』の公開が楽しみですね。ciatrでは引き続き本作の最新情報を追っていきます。