良作小説が続々実写映画化!今後映画化される原作小説まとめ

2017年7月6日更新

2017年4月以降は、森見登美彦の『夜は短し歩けよ歩けよ乙女』を始め、小説を原作とした実写映画が続々と公開されます。今回は、実写映画化が決定している良作小説をまとめてみたので、映画を観る前の予習にせびお役立てください!

『旅猫リポート』

『旅猫リポート』

有川浩が、演劇ユニット「スカイロケット」での舞台化を前提に描いた長編小説です。有川の作品は、デビュー作『塩の街』や『図書館戦争』など、SFやミリタリー色の強い作風が特徴。2006年頃からは、『阪急電車』のように現代を舞台にした物語も多く手がけてきました。

宮脇悟は、交通事故で大怪我をした野良猫に”ナナ”と名付け、一人と一匹の生活が始まります。それから5年後、ある事情からナナを飼えなくなった悟は、新しい飼い主を探すことに。銀色のワゴンカーでの旅は、懐かしい人々との再会を通して、悟自身の人生を振り返るものでもありました。

2018年に公開される映画では、人気俳優の福士蒼汰の主演が決定しています。三木康一郎監督は、リアルな猫の愛らしさにこだわり、動物プロダクションとも綿密な準備を行っているそうです。

『羊と鋼の森』

『羊と鋼の森』

宮下奈都の第154回直木賞候補作であり、第13回本屋大賞に輝いた作品。瑞々しく温かな視点から日常の風景を見つめ、真摯に生きる人々の機微を丁寧に描く、注目の作家の一人です。

北海道の田舎に住む高校生・外村直樹は、板鳥宗一郎が調律したピアノの音に惹かれ、将来は調律師になると決意することに。やがて板鳥がいる楽器店で働き始め、自身に調律の才能にあるのか悩みながらも、人々との出会いを通して自分の音を追い求めていきます。

映画『orange』の橋本光二郎監督による実写映画化は、2018年公開予定です。主人公の外村を演じる山崎賢人は、自身初の調律師役を演じるにあたって、2016年末から練習を重ねています。

『ミッドナイト・バス』

伊吹有喜『ミッドナイト・バス』

伊吹有喜による第27回山本周五郎賞、第151回直木賞の候補作です。伊吹は2009年に『風待ちのひと』でデビューし、話題作『四十九日のレシピ』は和久井映見主演でドラマ化されました。

主人公・高宮利一は、退職し東京から故郷の新潟へと戻り、深夜バスの運転手をしていました。しかしある夜、利一が運転するバスに乗車してきたのは、16年前に別れた妻で・・・・・・。深夜バスの乗客たちを交え、一度壊れた家族がそれぞれに葛藤しながら、再出発していく様が描かれます。

映画の公開は2018年を予定しており、主演は実力派として知られる原田泰造が務めます。監督は原田と約13年ぶりにタッグを組む竹下昌男、出演には山本未來、小西真奈美らが名を連ねました。

『ラプラスの魔女』

『ラプラスの魔女』

数々のベストセラーを生み出した、人気作家・東野圭吾のデビュー30周年記念作品です。

遠く離れた2つの場所で、硫黄水素中毒による死亡事件が発生します。調査を依頼された大学教授・青江修介は不運な事故死と断定するも、2つの事件現場には謎の少女・羽原円華の影が。あらゆる自然現象を言い当てる、”ラプラスの悪魔”のような彼女の正体とは・・・・・・。

メガホンを取るのは鬼才・三池崇史監督、嵐の櫻井翔が4年ぶりの映画単独主演を務めます。広瀬すずや福士蒼汰など、若手実力派俳優陣も顔を揃える本作は、2018年に全国公開予定です。

詩集も映画化!『夜空はいつでも最高密度の青色だ』

夜空はいつでも最高密度の青色だ

2008年に、当時最年少の21歳で中原中也賞を受賞した最果タヒによる詩集。現代人特有の憂鬱と希望を、平易ながら叙情的かつ鋭い言葉で綴り、”新しい表現者”として注目を浴びています。

物語の舞台は2017年、東京。病院で看護師として働く傍ら、夜はガールズバーで働く主人公・美香は、左目の視力を失った日雇い労働者の慎二と出会うことに。言葉に出来ない孤独と不安を抱え、希望を求めて必死に生きている2人が支え合い、愛を見つけていくという物語です。

映画『舟を編む』の石井裕也監督の最新作として、2017年5月27日より全国公開予定。主演は映画初主演の石橋静河、石井監督作品3度目の出演となる池松壮亮、佐藤玲らが出演します。