おすすめ恋愛映画ランキング【90年代以降邦画編】

2018年3月20日更新

多種多彩な新作が毎年のように生まれてくる邦画の世界でも、恋愛映画はひときわバラエティーに富んだラインナップが揃っています。この記事では出演者や見所など、観る側のこだわりポイントにも注目しながら、オススメの恋愛映画をランキング形式で紹介します。

90年代以降に公開されたおすすめ恋愛映画ランキング!【邦画編】

ヒロイン、トリック、ホラー? 選ぶボイントは多彩にあり

「恋愛映画を観たい」と思ったときに真っ先に気になるボイントは、どんなところでしょうか。 たとえば、ヒロインを演じる女優さんは、多くの人がとりあえす気にするところでしょう。逆に主人公役の俳優たちももちろん、揃って魅力的です。 ファンタジーやミステリー系、時にはホラーといった題材も、実は恋愛映画に仕立てやすいジャンル。意外などんでん返しや、極限状態からの生還といった意外性が感動的な恋の行方につながることもあります。 どこから入ってももちろんOK。実は懐がとっても深い恋愛名画の世界を、じっくり楽しんで下さい。 この記事では、1990年代以降に公開された邦画恋愛映画の中から厳選のおすすめ40本を紹介します。

第40位:中谷美紀のエルメスが可憐に微笑む

原作は、2ちゃんねるのスレッドを発端に生まれた新ジャンルの恋愛物語。オタクで奥手で女性とのお付き合い経験皆無な青年がひとりの美女と知り合い、不器用だけれどとても純粋な恋心を実らせるまでの奮闘ぶりを描いています。 見事なオタクぶりを見せてくれた主人公「電車男」を演じたのは山田孝之。透明感あふれるヒロイン「エルメス」を、中谷美紀が好演しています。 最大の感動ポイントはなんと言っても、電車男を助ける「スレ住人」たちからのエールかもしれません。あくまでボランティアで顔も見えず、ただただ電車男の幸せを願ってアドバイスを送り続ける彼らの「声」が、とても温かく心地の良い感動を運んでくれます。

第39位:心に秘めたフェンスを乗り越えてみたくなる

妻も息子もありながらそれを顧みようとしなかったばかりに、人生に行き詰まってしまった男。函館の職業訓練校に通い、クセのある「クラスメイト」たちと漫然と過ごす日々に突然、ひとりの不思議な女性が出現し、少しずつ変化が起き始めます。 主人公のオダギリジョー、ヒロインの蒼井優を始め、脇を固めるキャラクターたちも含め、揃ってダメ人間ばかりなのが、かえってとてもリアルな感覚。蒼井優演じる「聡」のぶっ飛んだ怪演ぶりも、見逃せません。 決してカッコよくはない彼らの生き様に、どこか共感を覚えるはず。その時、誰もが心の中に秘めた「フェンス」を乗り越えてみたくなる、そんな一本です。

第38位:若すぎる恋愛がぶつかるさまざまなハードル

まだ十代の新垣結衣が演じる純情可憐な女子高校生と、三浦春馬が熱演したヤンキー少年の恋物語、と言えば甘酸っぱい恋愛模様を想像しますが、想像以上にその内容はハードな印象です。 原作は若い女性をターゲットにした「ケータイ小説」で、サイト上の連載から書籍化、漫画化、映画化という多彩なメディアで紹介されました。妊娠、流産、難病と続く怒涛のような人生の荒波が、ふたりの青春時代を翻弄します。 フィクションなのか、ノンフィクションなのか。その垣根が曖昧だからこそファンタジー的な味わいがグッと濃密に感じられる、不思議な魅力のある作品です。

第37位:新垣結衣が最後に求めた人とは

一青窈の名曲をモチーフに、北海道で生まれた淡い恋から、若者たちの物語は始まります。主人公は新垣結衣と生田斗真。向井理と蓮佛美沙子がぞれぞれに、魅力的な恋のライバルとして複雑な人間模様を紡いでいきます。 「君と好きな人が、百年続きますように」をテーマに描かれているのは、切っても切れない不思議なご縁。どんなに離れても、どんなにすれ違っても、出会うべくして出会うミラクルが深い感動を呼びます。 監督は、『いま、会いにゆきます』や『涙そうそう』など、ピュアなラブストーリーをドラマチックに描く達人、土井裕泰。全編を貫く独特のじれったさがクセになるのは、そのマジックにハマってしまったからなのでしょうか。

第36位 再びやって来たモテキをモノにできるか

青年漫画を原作に、まずはテレビドラマ化して大ヒット。劇場版『モテキ』は、その後日談となります。30代を目前にして恋愛偏差値が劇的に低い独男に、再度モテキが訪れたことでさまざまな騒動が巻き起こります。 臆病なくせに自己中な青年をコミカルに演じたのは、弾けた役柄がぴったりの森山未來。絡んでくる美女軍団も、麻生久美子と仲里依紗と、芸達者揃いです。 主人公を含めてカッコいい!と思えるメインキャラクターは皆無。どちらかと言えば「残念」なところばかりがアピールされています。中でも主人公が執着するヒロイン、長澤まさみのキュートだけれどダメ女な設定もまた、魅力的でした。

第35位 不倫の末に彼女は何を手にしたか

清純派の上戸彩が、不倫主婦役に挑戦した意欲作。テレビ版で家族と離れひとり生きることになったヒロインと、かつての不倫相手や彼の妻との、業に満ちた人間模様が描かれていきます。 好きなのに離れ離れになったふたりが再会し、幸せの気配が訪れます。普通の恋ならばそれでハッピー。なのに、始まりが不倫だったために澱みがつねにつきまとい、周囲からも反感を買い、互いを信じきれない想いもまたもどかしさを募らせていきます。 どうしようもなくヒロインに惹かれていく男を、斎藤工が色気たっぷりに演じていることも重要なポイント。観客にとっても不倫と純愛の垣根が次第に曖昧になっていく、ちょっと危険な誘惑に満ちています。

第34位 ほんわか優しい美大生たちの青春群像

「ハチクロ」という愛称で人気を博した少女漫画を実写映画化。「嵐」のリーダー櫻井翔を主人公に、蒼井優、伊勢谷友介、加瀬亮、関めぐみら個性的かつ魅力的な俳優・女優たちが集まりました。 物語は、美術大学生たちが暮らしているアパートを中心に展開されます。そこで生まれる恋や人間関係を描いていますが、美大生独特の芸術的あるいは風変わり、もっと言えば一般的にはかなり変化球な世界観が「普通ではない」コミカル感を醸し出しています。 中でもヒロイン「はぐ」の不思議ちゃん感が絶妙。もともと蒼井優が持っているほんわかオーラがキャラクターの設定にぴったりフィットしています。ちょっと切ない恋の行方も、気になります。

第33位 小松菜奈がスターへの階段を上がる時

わずか15歳にして人気モデルという華やかな青春を満喫していた美少女が、刺激的な美少年と出会って、運命的な恋が始まります。しかし彼女の周囲には、しつこくつきまとう不気味な影がありました。 ひと筋縄でいかない恋こそが、恋愛映画の醍醐味であることは確か。ですがこの作品のように恋をめぐる幸せと夢をかなえる幸せ、ふたつの幸せをめぐる究極の選択が生む切なさは、ひときわ深い感動へと結びついていきます。 美少女と美少年をそれぞれ演じるのは、ルックスでも演技力でも定評のある小松菜奈と菅田将暉。ふたりのW主演と聞いただけで、インパクトのある映像が目に浮かんできそうです。

第32位 大切な人はどこに行ったのか

親の都合で離れ離れになり、1年後に再会できることを信じて遠距離恋愛を育むふたり。それだけでも十分切ないのに、信じていた男が突然音信不通になったとしたら……不安と焦燥感は半端なものではありません。そんなピュアな恋人たちを、高校生時代から数年に渡って吉高由里子と生田斗真が演じています。 原作コミックスは全16巻。映画も前編と後編、それぞれ約2時間という大作ですが長丁場にふさわしいドラマ性に満ちています。とくに人物描写がとても濃密。主人公ふたりだけでなく、家族や友人といった周囲のキャラにも深みが感じられます。 ついほかのキャラにも感情移入してしまいそう。じっくり味わいながら観て欲しい作品です。

第31位 井上真央がひたむきな愛の形を魅せる

幼い頃、二十歳になったら結婚することを約束するふたり。けれど少年は心臓に重い疾患を持ち、成人するまで生きられないと宣告を受けています。それでも彼女はあきらめず、投げ出さず、彼の人生に寄り添い続けていくのでした。 とにかくひたむき。とことん好きな気持ちを貫き通すヒロインを、井上真央がとても元気にナチュラルに演じています。相手役は、不思議な透明感が漂う美形クン、岡田将生。透明感=儚さが、余命宣告されている少年役にこちらもぴったり。 タイムリミットが迫る中、かすかに見えてくる希望。けれどそこにもまた隠された事実が。幸せを得るための選択って難しい、と考えさせられるエピソードです。

第30位 心の栄養「詩集」の世界を映像化

異例のヒットとなった最果タヒの同名詩集を原作に映画化。大胆なチャレンジを実現したのは、「辞書作り」というやはりとてもユニークな題材を映画化した『舟を編む』の石井裕也監督でした。 そこで描かれているのは漠然とした不安、捉えどころのない焦燥感、そして曖昧なままの恋心。新人、石川静河が演じるヒロインと池松壮亮が演じる青年、ともにどこか社会に馴染みきれないふたりは、いくどかの奇跡的な偶然を重ねる中で、次第に惹かれあいます。 原作の詩集をめぐるレビューに「静かなエールをもらった」というニュアンスのコメントがありました。この作品もまた、疲れ果てた時には穏やかな癒しを与えてくれるかもしれません。

第29位 前代未聞のトリックに二度見は確実!

原作では最後の数行ですべてが覆され、映画版ではラスト5分でひっくり返されるという、極上の「大ドンデン返し」ムービーです。間違い探しや答え合わせに近いワクワク感があるかもしれません。 ヒロインは前田敦子。とんでも可愛いのにどこか小悪魔的な危ない感が漂う難しい役柄を、絶妙に演じています。主人公の鈴木は松田翔太。イケメンです。一方で同名の鈴木を演じるのが、森田甘路。少々太めです。なぜふたりが同じ「鈴木」なのか。そのあたりから謎は深まっていきます。 ネタがネタだけにネタばらしは厳禁。あらすじとしては、恋愛に不器用な青年が美女と恋に落ちて成長していく物語。ですが、それはあくまで「A面」のお話。

第28位 恋愛はいつだってカッコいいわけではないのです

原作はジョージ朝倉作の少女漫画系コミック。流されるまま不器用で格好悪い、20代女子の残念な恋愛模様が描かれています。 等身大でリアルなヒロイン役は、笑顔が可愛く仏頂面もそれなりにキュートな多部未華子。ですが本作では流されるままに恋をして、流されるままにキスやHまでいってしまうダメ女を、まさに体を張って演じています。 相手役は綾野剛。鉄板のイケメンにも関わらず今ひとつ情けなくて煮え切らない役柄です。重要な脇役は松阪桃李。ヒロインの親友ですが真正のオカマです。すべてのキャラがひと癖もふた癖もありますが、皆とても楽しそうに演じているところがたまらない魅力なのです。

第27位 号泣必至のドキュメンタリーを映画化

「真実の物語」というタイトルどおり実話に基づいて構成されたラブストーリーです。もとはHBC北海道放送が製作したテレビドキュメンタリーで、YouTubeのオフィシャルチャンネルでダイジェスト版が公開されています。 実話なのに奇跡的。そんな不思議な力に満ちた物語を紡ぐのは、北川景子と錦戸亮。半身不随で記憶障害を抱えた女性とタクシードライバーが恋に落ち、さまざまな困難を乗り越えながら夫婦となり父と母になるまでが、感動的に描かれています。 芯が強くて前向きなヒロインと献身的であったかい主人公には、幸せになってもらいたい、と素直に思ってしまいました。たとえその結末が、すでに決まっているとしても。

第26位 汚れてしまったあの人をどこまで愛せるのか

込められたさまざまなメッセージの中からひとつ、もっとも強く感じたものを挙げるとすれば「人が人を愛することに理屈などない」と、いうことでしょうか。 池脇千鶴が演じるヒロインは、捨てることも逃げることもできない現実という名の悪夢のような日々を生き続けています。そんな彼女と出会うのが綾野剛演じる主人公。彼女が抱えた重すぎる現実を目の当たりにしながらも、彼は心惹かれ、ついには愛し続ける道を選びます。 ヒロインの弟役を演じた菅田将暉をはじめ、淀んだ空気感の中にあってもキャラクターの魅力は鮮烈。ラストシーンには、たとえようもない開放感が溢れ出します。

25 多部未華子が貞子だけど幸せになるお話

原作はベストセラーとなった少女漫画ですが、男子的にも共感できそうな友情や学生生活の悩み、純粋無垢な恋愛の素晴らしさが伝わってきます。 なんと言っても多部未華子ファンは必見。芸達者な彼女ですが、今回は驚くほどリアルに貞子を演じています。正確な役名は爽子なのですが、役柄は貞子です。前髪長めで白目がキツめなので、うつむき加減に目を見開いたところは、まったく貞子です。 ちょっと空回りな行動は、彼女が友達が欲しくて欲しくてたまらないから。三浦春馬演じる人気者男子と、蓮佛美沙子と夏菜が演じるちょっとヤンキー系コンビが、彼女の人生を変えてくれます。爽やかテイストのコミカルな青春友情物語です。

第24位 時間を越えて二人の女性の思いが交錯する

「セカチュー」の愛称で社会現象を起こした青春恋愛ストーリー。大沢たかおが演じる主人公を中心に、長澤まさみと柴崎コウが時間を超えたピュアな「三角関係」を描きます。 高校時代、主人公は長澤まさみが演じる同級生と恋に落ちます。けれど彼女は白血病を患っていました。彼女が長い入院生活を送る中でふたりをつないでいたのは、カセットテープを使った声の交換日記でした。 そのカセットテープが、彼女の死後十数年の時を経て、再び運命的な出会いに影響を及ぼします。主人公の婚約者を演じる柴崎コウの謎めいた行動、届かなかった最後のテープなど、細密な設定をもとに描かれたストーリーは骨太で見応えたっぷりです。

第23位 17年の時を経てやっと言えた『好きだ、』

物語の中心となるのは、ひと組の男女。17年という時間を挟んだふたつの時代の彼らの恋愛模様を、2部構成でそれぞれに異なる豪華キャストによって描き出しました。 まず17歳の頃の微妙な関係を演じるのは、宮崎あおいと瑛太です。思い合っているのに言葉にも態度にも出しきれないもどかしさを、瑞々しく表現しています。そして微妙な距離のまま離れ離れになった17年後のふたりは、それぞれ永作博美と西島秀俊が演じました。 大人になり偶然に再会して、消え去らなかった想いがたった一言「好きだ」という言葉に結実する瞬間は、幸せで切なくて。本当の恋愛とは、このくらい遠回りするぐらいがちょうどいいのかもしれません。

第22位 大切な人の想いを込めて、彼女は歌った

「ソラニン」とは神経毒のある有機化合物のこと。作中では、ヒロインと同棲しながら定職に就かずヒモのような生活を送っていたバンド青年が、音楽で食べていくことを決心し、一念発起して作り出した自信作の曲名として使われています。 ヒロインを演じるのは宮崎あおい。生活力がなさそうな同棲相手を、高良健吾が演じています。ふたりの未来を託した「ソラニン」ですが、突然、男が失踪してしまいます。 終盤、ヒロインは思いの丈を込めてステージに立ち、ソラニンを歌います。多少下手でも、心のこもった歌声はやはり心を打ちます。ヒロインの新たな旅立ちにエールを送りたくなる、優しい作品です。

第21位 毎週月曜日、恋心がリセットされる

長い時間を経ても忘れられない恋愛模様があるのとは対照的に、この物語のヒロインは毎週月曜日に、恋心をすっかり忘れてしまいます。それどころか友達レベルでもコミュニケーションの記憶を失ってしまうという、奇妙なパートタイムアムネジアにかかっているのでした。 若手女優の中でも一二を争う美貌で知られる川口春奈が、そんな健忘症美少女を演じているのが、この『一週間フレンズ』。きょとんとした不思議そうな表情といい時折り見せる輝くような笑顔といい、彼女の魅力がたっぷり詰まった作品です。 そんな彼女に、しつこいくらいに迫りまくる元気少年を演じているのは、山崎賢人。すごいイケメン役は後に潜在的恋敵となる上杉柊平に任せて、いかにも楽しそうに三枚目を演じています。まっすぐニヒロインを想う彼の心が、最後の最後で感動的なフィナーレを迎えるのでした。

第20位 高校生と主婦の禁断だからこそ美しい愛

物語は、高校生と人妻のコスプレセックスシーンからスタート。いきなりハードコアな展開を期待しがちですが、物語は想定外の方向で深みを増していきます。山本周五郎賞を受賞した窪 美澄の恋愛小説を原作に、年も生活環境も違う男女の無軌道な恋が描かれていきます。 ふたりの関係はやがてネット動画で拡散され、さらに鬱屈した感情を爆発させた友人が画像のカラーコピーをばらまく始末。性だけでなく、生き様そのものを生々しく抉るようなエピソードが胸を締め付けます。 追い詰められていく主人公を、永山絢斗が好演。田畑智子が演じる人妻は、決して美人ではないのにとても妖艶な表情が魅力的です。認知症の祖母とふたり暮らしで人生に行き詰まった主人公の友人役、窪田正孝の絶望感は、物語全体に強烈な緊張感を感じさせていました。

第19位 武井咲と松坂桃李が純愛を貫く

ヒロインの名前が「日比野つばき」で、主人公の名前が「椿 京汰」。友人にはどちらも「つばき」な高校生男女の恋物語は、運命的な出会いとちょっと強引な恋の始まりからスタート。 母親に捨てられた過去や元カノなどさまざまな困難を乗り越えながら、やがて本当の愛へと進化していきます。 当初は地味目でマジメだけが取り柄のヒロイン役に、キュートな笑顔はたとえ結婚しても不滅な武井咲、成績優秀ちょっとヤンキーなもてまくり男が松阪桃李。さらに山崎賢人や新川優愛、木村文乃に高梨臨など、豪華な配役陣にも要注目です。

第18位 離れても彼は忘れていなかった

劇場版『GANTZ』など、アクションものが得意な印象がある佐藤信介監督が、2008年に手がけたピュアなラブストーリー。中高生時代の初々しいカップルを夏帆と池松壮亮が、大人になってからのふたりを松下奈緒と井坂俊哉が、それぞれに味わい深く演じています。 母親の離婚をきっかけに都会から田舎に引っ越してきたヒロイン、杏。彼女はなじめない田舎暮らしにとまどう中、思いやりを持って見守ってくれる大悟に出会い、ふたりはやがて恋に落ちます。けれど母親の自殺をきっかけにふたりは、やがて離れ離れになってしまいます。 「ずっと一緒」にいることを約束して始めた遠距離恋愛。10年後にヒロインが別の男と婚約している姿が、男には少し寂しく思えたことも事実です。だからこそ時間が経っても彼女のことを忘れていなかった大悟の思いが、深く胸を打つのかもしれません。

第17位 彼女の心はいつも彼とともにある

2015年にフジテレビ系列で放映されたドラマ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』で「めんま」役を演じ、鮮烈な美少女オーラを脳裏に刻み付けてくれた浜辺美波が、さらに魅力的なヒロインを演じています。 物語は、膵臓に重い病を抱えながらも天真爛漫に「元気」に生き抜いた彼女のことを、主人公が思い出す形で進んでいきます。ふたりの関係は友人のようでもあり恋人のようでもあり。自然に、生きることと死ぬことにまつわる思いが交錯していくのでした。 そして現在、人生に行き詰まり辞職まで考え悩んでいる彼の背中を、天真爛漫な少女の記憶が後押しします。まるで彼女の心が、彼の生き様を見つめ続けているかのように。

第16位 原作にないラストシーンに涙する

松本潤演じる主人公にじゃれつくヒロイン上野樹里が、まるで子猫のようにこのうえなく愛らしい。それだけで男子はもちろん女子も幸せになれそうな、穏やかで柔らかな「恋愛映画」です。ただし、そこには「ファンタジー」という、オマケがついています。 まずファンタジーだと思わせるのは、10年ぶりに再会した幼なじみの、大変身ぶり。美しくて仕事もバリバリこなす、大人の美女に成長しています。やがて付き合って結婚。やっぱりファンタジーならではの展開です。 けれどファンタジーには得てして、隠された秘密があるもの。実は彼女にも、不思議な秘密があります。もっとも本作最大のファンタジー感は、エンディングに。原作とはちょっとだけ違う幸せな余韻を、ぜひ楽しんでください。

第15位 変顔も可愛い桐谷美玲が大活躍

圧巻の変顔まみれ。有名な米国の映画情報サイトが選ぶ「世界でもっとも美しい顔100人」で上位にランキングされた日本を代表する美女、桐谷美玲が新境地を切り開きました。可愛いのは確か、なのにとても「残念」なヒロインを、生き生きと演じています。 リアル恋愛ストーリーのヒロインとして、幼なじみから愛を告白される瞬間を信じて、浮かれながら待ち続ける姿はかなり痛い印象。冴えない同級生にあっさり彼を奪われるところも、情けない限り。けれど、そんなヒロインが次第に健気で愛らしく思えてくるから不思議です。 他の男子になびいてしまうこともあったけれど、なにしろ相手は山崎賢人と坂口健太郎。迷って当然です。

第14位 未来からやって来たサイボーグに一目惚れ?

突然現れた不思議な美女。大学生の主人公は、次第に惹かれていきます。ところが彼女は、自分が未来人だと言い残して姿を消してしまいます。そして1年後、再び現れた彼女はなんとサイボーグでした。 日本で製作された日本映画ですが、監督は韓国映画の巨匠、郭在容。『猟奇的な彼女』『僕の彼女を紹介します』を手掛けた、恋愛映画の名手です。本作はシリーズの第3弾として製作されました。 ちょっと普通じゃないサイボーグ美女を演じるのは、綾瀬はるか。言われてみれば、人間ばなれした美貌とスタイルはぴったりのキャスティングと言えそう。SF映画としてのスペクタクル感もたっぶり盛り込まれた、贅沢な作品てす。

第13位 人は変わっても想いは変わらない

世の中、ままならないことは多々あるもの。けれど変わらない想いを抱き続けていれば、いつかきっとハッピーエンドがやってくると信じさせてくれるのが、この作品。不器用なカップルの恋と人生の迷走ぶりを爽やかに描いています。 本田翼が演じるヒロインは、中学時代に好きだった少年との思い出が忘れられない女子高生。再び再会した東出昌大演じる彼は、彼女の記憶とは全く違った冷たい雰囲気に変わり果てていました。悩む彼女はやがて、彼が経験してきた悲しみを知ることになります。 くっつきそうでくっつけず、ふたりをつなぐ赤い糸はもつれまくり。それでも少しずつほぐしていけば、いつかはきっとつながるのです。

第12位 松たか子初主演の純愛片思い

1998年に製作されたこの映画は、松たか子の初主演作品でした。恋愛映画の名手、岩井俊二監督が東京の武蔵野を舞台に描いた純愛映画てすが、彼女の初々しい存在感が、物語全体をひときわ爽やかな印象に彩っています。 物語は、北海道旭川から東京にやってきた女子大生の淡い恋模様を描いたもの。お相手は、武蔵野堂という書店で働く店員の一人です。実は彼は、ヒロインが高校時代から憧れていた、ひとつ年上の先輩なのでした。 この作品がユニークなのは、彼女の恋が片想いのまま物語が進んでいくところ。それでも彼女にとっては、先輩と親しく言葉を交わすことだけで十分奇跡的なのです。そんなピュアな松たか子、とても魅力的です。

第11位 星野源が夏帆と演じた不器用な恋模様

「逃げ恥」以前の星野源はやっぱり、女性とのコミュニケーションがとても不得手でいい年なのに彼女も作ろうとしない、恋愛性能低めな青年でした。しかしある雨の日、彼は運命の人と出会ってしまいます。清楚な雰囲気の美女のことが忘れられない彼でしたが、思わぬ偶然によって再び会うことが叶います。 ここからの星野源は、彼女に猛アタック。恋愛性能が低めなのでけっして派手なものではなく、たとえば吉野家の牛丼デートなどあり得ないシーンも。けれど交際に反対するヒロインの父親が、ふたりの中を引き裂きます。 目が見えないのに明るく前向きなヒロインを演じる夏帆が、とても可憐な存在感を醸し出しています。ちなみに最大の号泣ポイントも、実は吉野家のシーンにあるのでした。  

第10位 登坂広臣が心優しい不良を熱演

別冊マーガレットの人気漫画を原作に、実写映画化。朝ドラでブレイクした能年玲奈(現在はのん)が、母親との確執に悩みながら非行に走ってしまう14歳の少女を演じています。彼女の心の傷を癒すのは、三代目J Soul Brothersの登坂広臣。ちょっと影のある暴走族のリーダー役が妙に似合っています。 ヒロインか欲しいのは母親との確かな絆。それを取り戻したとき、彼女自身も母親になることを願うようになります。大切な恋人の存在が欠けがえのないものになっていくことは、言うまでもありません。 セリフのひとつひとつを噛み締めながら、少し遠回りしたことで彼女と彼が手に入れた幸せの意味を、考えてみました。

第9位 友達とともに歌いたい! 彼女の願いは叶うのか

幼い頃、両親の離婚をきっかけに言葉を失ってしまった少女。高校生になってからも人と関わり合うことを避けていた彼女の日常が、ひとりの少年との出会いによって一変します。ふたりをつなぐのは音楽。クラスメイトたちと始めたミュージカル作りは、やがてほろ苦いけれど素晴らしい想い出となるのでした。 もともとはアニメーション作品として作られましたが、約2年後に製作された実写映画版も大ヒット。巧みに練られたプロットと生き生きとした若者たちのキャラクターは、アニメ、実写ともに変わらない魅力です。 ヒロインを演じた芳根京子はじめ、中島健人、石井杏奈、寛一郎らが、みごとにアニメキャラの存在感を表現していました。

第8位 鈴木亮平、渾身の高校生役が超キュート

鈴木亮平が15歳の男子高校生を演じる、というだけでも興味津々。それだけでなく肉体改造を施して出来上がった主人公、猛男は、大人も真っ青の巨体なマッチョマンでした。 見た目のコワモテぶりとは裏腹に、友達想いで心優しい猛男が、永野芽郁演じる可憐な少女に一目惚れされるところから、物語はスタート。恋愛偏差値が低すぎるうえに自分に自信がない猛男の勘違いが引き起こすトラブルが、ふたりの恋路を翻弄します。 ヒロインが愛らしいことはもちろんですが、主役の迷走ぶりがさらにキュートで目が離せません。周囲からは「なんであんなゴリラを好きに?」と思われているヒロインですが、彼女の男を見る目は確かです。

第7位 たった1ヶ月だけの忘れられない恋物語

福士蒼汰が通学中の電車の中で、小松菜奈に一目惚れ。もちろん役柄での話ですが、ちょっと冴えない雰囲気の主人公が、可憐な美少女との恋を始めるシーンとしては、抜群に心ときめく演技を見せてくれました。 声をかければ即OK。とても自然に毎日のようにデートを重ねていきます。けれど彼女の表情や仕草には、時々違和感が。やがて主人公は、彼女と自分の間に、けっして乗り越えることのできない時間という壁が存在していることを知ります。 物語の謎は意外に早い段階で明かされます。それが後半に向けての切なさを深めていくのですが、最後の最後でさらに決定的な号泣ポイントが待っています。それでもふたりはきっと、幸せです。

第6位 柴咲コウが可愛い仏頂面でゲイの世界に挑戦

映画の中で魅力的に描かれることが多いのが、オカマ。性同一性障害などという呼び方もあるようですが、オカマはどちらかと言えば能天気で元気で前向きです。少なくとも映画に出てくるオカマに悪人はいないような気もします。 本作はそんなネアカなオカマたちが暮らす老人ホームが舞台。父親がゲイだからゲイを許せないヒロインがバイト代目当てで働き始めたことで、ホームの空気が変わっていきます。 ゲイを毛嫌いしているヒロイン役は柴咲コウ。仏頂面がとてもチャーミング。イケメンゲイとしてオダギリジョーが登場するほか、西島秀俊も絡んで奇妙な三角関係が描かれます。それでも一番魅力的なのは、おじさんふう乙女たちなのですが。

第5位 大原櫻子の歌声が、確かに彼の何かを変えた

仕事そのものに対して白けているミュージシャンと、ピュアで可愛いけれどドジっ娘な女子高生。接点があるハズのなかった二人が出会い、音楽によって絆を深めていく物語です。主人公をクールに演じるのは佐藤健。当時新人だった大原櫻子が、圧巻の歌声とともに、自然体でヒロインになりきっています。 全22巻のコミックが原作ですが、映像化されたことで起きる最大の変化は、なんと言ってもライブシーンの迫力でしょう。圧倒的な臨場感溢れる音楽が、大きな魅力となっています。 ミュージシャンとしての正体を明かさないままに始まった二人の交際は、やがて大きな壁にぶつかります。アーティストとして成功するために、彼と彼女はどんな道を選ぶのでしょうか。

第4位 愛を受け入れたときから、永遠の別れが始まる

『いま、会いにゆきます』の作者、市川拓司が写真を題材に書いた恋愛小説を原作に、プラトニックな男女の友愛を描いた物語です。人付き合いが苦手な大学生が、年齢不詳の妖精のような少女と出会い、写真を通して充実した日々を送ります。やがて淡い恋心が芽生えた時、彼女は姿を消しました。 ヒロインを演じたのが、宮崎あおい。微妙に中性的な雰囲気にも関わらず、とても魅力的にその想いを表現しています。彼女と交流する主人公の大学生役は、玉木宏が演じました。 愛することを知ってしまったことで、愛する人に会えなくなってしまうこと。ヒロインの深い思いやりと苦悩が、切なさを募らせる物語です。

第3位 死ぬことがわかっていても会いたかった

悲しいけれどなんだかとても幸せになれる。不思議な力を持ったこの作品は、「いまあい」という愛称で老若男女を問わない幅広いファンに愛されました。中村獅童が演じる軽い障害を持った主人公と一人息子のもとに、梅雨の期間だけ起きた奇跡を描いています。 1年前に病死した最愛の妻、母が、突然昔の姿のままで家族のもとに戻ってきます。生前の記憶はありませんが時間が経つにつれて再び家族がひとつにまとまっていきます。けれどそんな奇跡には、時間制限があったのでした。そして彼女が記憶を失なっていることにも。とても重要な理由があるのです。 お母さん役とはいえ、竹内結子の透明感溢れる美しさには脱帽です。だからこそ彼女が背負った宿命の重さが、ひときわ心に染みるのでした。

第2位 不思議なジョゼと愛し合った日々

「ジョゼ」は、不思議な雰囲気を漂わせた少女。散歩は乳母車、普段は押し入れの中で過ごしています。足に障害がある彼女は、年老いた祖母の助けなしでは、生きていけそうにありません。そんな彼女とふとしたきっかけから知り合った大学生が、奇妙な恋を体験することになります。 話し方も考え方も、人とは違った「テンポ」を持つ魅力的なジョゼを演じたのは、小柄でキュートな池脇千鶴。妻夫木聡が女好きでチャラチャラした大学生役をいかにも軽薄にこなしています。ちょっとエロチックなシーンも含めて、ふたりの関係はとても自然で幸せそうでした。 美しい映像、抑え気味だけれどしっかりと伝わってくる心理描写など、作り手のこだわりがひしひしと伝わってきます。

第1位 私は元気です。そうあなたに伝えたかった

第19回日本アカデミー賞の優秀作品賞を受賞。岩井俊二監督がミステリーのエッセンスも加えながら、死んだハズの恋人を巡る恋の行方を、描いています。主演は、はかなげな美しさがいくつになっても変わらない中山美穂。神戸と小樽、ふたつの伝統ある街が舞台です。 ヒロインはやがて、恋人が彼女を本当に愛していたのかどうか、疑問を感じ始めます。そして秘められた真実が明らかになった時、彼女はもう一度、彼に想いを届けるのでした。 もういない大切な人との想い出を信じたい気持ちと、その真実を確かめたい気持ちの葛藤が、静かに深い感動を生む、邦画恋愛映画の名作です。

邦画恋愛映画ランキング40でした!

たくさん切なくて、たくさん泣ける。そんなジャンルは他にない

以上、90年代以降に公開されたおすすめ邦画恋愛映画ランキング40でした。 恋愛映画の本質は、やはり切ない恋にあるのだと思います。その切なさをどう切り取っていくのか、表現するのか、印象付けるのかが、作り手の腕の見せ所です。 気分次第でさまざまなタイプの切なさを味わえる恋愛映画を観て、たくさん泣いたら、もしかするとストレスもすっきり洗い流すことができるかもしれません。厳選の40本、ぜひ「お試し」あれ。