「デスノート」シリーズを一挙振り返り!【映画・ドラマ・ハリウッドNetflix】

2017年11月20日更新

人気コミックから火がついた「デスノート」シリーズは、映画やドラマなどへと次々に映像化され、いずれも大ヒットとなりました。今回はその「デスノート」シリーズについて、分かりやすく解説していきたいと思います。

愛され続ける「デスノート」シリーズ

「デスノート」は、同名の人気少年漫画を元に、これまで映画・ドラマ・アニメなどへと映像化されてきました。ハリウッド版まで製作されるほどで、原作連載から10年以上たった今でもその人気は衰えません。 「デスノート」というのは、その名の通り、ノートに名前を書かれた者は必ず死に至るというノート。そのノートを軸にして、個性的な登場人物とエキサイティングでミステリアスなストーリー展開で楽しませてくれます。 今回はそんな人気シリーズを一気に振り返ってみます。

原作漫画『DEATH NOTE』

「デスノート」シリーズの原作となったのは、2003年12月から2006年5月まで週刊少年ジャンプに掲載されていた漫画『DEATH NOTE』で、大場つぐみ・原案、小畑健・作画による日本の少年漫画作品です。 死神・リュークによって、主人公・夜神月(やがみらいと)の目の前に落とされた「デスノート」が、ライトを正義の殺人者へと導いていきます。犯罪を暴くため捜査に加わった名探偵・L(エル)と夜神月との頭脳戦が繰り広げられ、読む者を惹きつけます。 痩せ気味で猫背、物を人差し指と親指でつかみ甘いものばかり食べる探偵・Lや、ライトに異常な愛情を注ぐドジなキラ・弥海砂など、ほかにないキャラクター設定も魅力の1つです。

映画『デスノート』【2006年6月公開】

まず初めに映像化されたのは2006年公開の映画『デスノート』です。全体的なストーリーは原作の第一部をベースにして脚色したものとなっています。夜神月役を藤原竜也、L役を松山ケンイチが演じ、原作漫画の登場人物にそっくりだと話題になりました。 特に松山ケンイチにとっては広く名を知られるきっかけとなった作品で、藤原竜也にとっても代表作の1つとなりました。本作は興行成績28.5億円という大ヒット作となっています。 夜神月が犯罪者のいない新世界を作るため「デスノート」を使って次々と犯罪者を抹殺し、「キラ」と呼ばれて崇拝され始めます。歪んだ正義を貫こうとするライトと、名探偵・Lの高度な頭脳戦が繰り広げられていきます。

映画『デスノート the Last name』【2006年11月公開】

邦画史上初めての試みとして、前後編が連続公開された本作。後編にあたる映画が『デスノート the Last name』です。原作の第二部の結末をベースにして脚色されたストーリーとなっています。こちらは前編を上回って52.0億円という興行収入を達成しました。 本編では、夜神月が自分の恋人を死に至らしめることによって警察本部を信用させ、「キラ対策本部」に自ら潜入することに成功します。そして、Lと夜神月の直接対決が始まります。 第2のキラ、第3のキラ、リューク以外の死神・レム、ジェラスなども登場し、追い詰められていくライト。最後はL自らが自分の名前をデスノートに書くことにより、自らの死をもって夜神月がキラであることを証明するのです。 また、原作ではLが夜神月との勝負に完敗し、ライトの目の前で死ぬという設定ですが、本作ではLがライトを追い詰めるという場面が加えられています。

アニメ『DEATH NOTE』【2006年10月~2007年6月放送】

映画『デスノート the Last name』と同時期に放送された深夜アニメ。原作漫画『DEATH NOTE』と若干の変更点はありますが、ほぼ忠実に描かれています。 しかしながら、夜神月の死に方に違いがあります。原作では殺人犯として壮絶な死に方をしているのに対し、アニメ版では人間らしく穏やかな死に方をしているのが大きな相違点です。 また、アニメーションならではの手が加えられており、例えばデスノートのルールをその都度サブタイトルで表示したり、登場人物の心の声を映像で表現したり、デスノートに名前を書かれて死ぬ場面に激しい動きを加えるなどの工夫がされています。 複雑なストーリー構成の「デスノート」を分かりやすく見るためには、アニメ版『DEATH NOTE』から観始めるのもいいですし、おさらいのために観るのもいいかもしれません。

スピンオフ映画『L change the WorLd』【2008年公開】

映画『デスノート』『デスノート the Last name』の公開から2年後に公開された『L change the WorLd』は、Lを主人公とするスピンオフ映画です。 映画『デスノート the Last name』の中で、キラとの戦いに自らの死をもって終止符を打ったL。そんな彼が自分の死を待つ間を描いています。タイトルにあるように、Lが世界を救うために1人で難事件解決に立ち向かいます。 本作に加え、写真家の蜷川実花によるビジュアルキャラブックや小説版が発刊され、その3つのプロジェクトを複合してLという人物の謎が解き明かされていくことになります。

ドラマ『デスノート』【2015年7月~9月放送】

まだ記憶に新しいのはこちら、ドラマ『デスノート』ではないでしょうか。実写映画化、アニメ化、ミュージカル化など様々な形で世に送り出されてきた「デスノート」シリーズですが、ドラマ化はこれが初めてです。 原作漫画『DEATH NOTE』とストーリーの骨組みは同じですが、オリジナルストーリーとして製作されており、実写映画版には登場していない人物も多く登場しています。 原作との大きな違いは、主要キャストの二人のキャラ設定です。原作では夜神月は天才的な頭脳を持つ大学生という設定でしたが、ドラマ版では、平凡な大学生がデスノートと出会ったことで、覚醒するという設定になっています。 またLについては、原作ではいわゆる「変人」的天才という設定でしたが、ドラマ版では、「変人」的要素を少なくした潔癖症でクールな天才として描かれています。 主演の夜神月を人気若手俳優・窪田正孝、Lを山崎賢人が演じたことで大きな話題となりました。

映画『デスノート Light up the NEW world』【2016年4月公開】

本作は、先に紹介した実写映画3作の約10年後を描いたもので、2006年公開映画の正統な続編とされています。主演に東出昌大、池松壮亮、菅田将暉という人気若手俳優3人を迎え、より大きなスケールで製作されました。 これまでの作品の中であまり触れてこられなかった、「人間界で同時に存在していいデスノートは6冊まで」というデスノートのルールにフォーカスし、「3人の天才たち」を中心にデスノート争奪戦が行われるというストーリー。 劇中には、過去作品に登場する弥海砂やリューク、そしてLや夜神月も登場しました。

Netflix映画『Death Note/デスノート』【2017年8月配信】

日本の怪獣映画やホラー映画がハリウッド版としてリメイクされることが増えていますが、「デスノート」シリーズも遂にNetflixオリジナル映画としてリメイクされました。 監督を務めたアダム・ウィンガードによれば、「デスノート」という物語を異国で受け入れられるものにするためには、リ・イマジネーション(再創造)する必要があったと言います。 そのため、コンセプト以外のほとんどをオリジナルのストーリーとして描き、登場人物のキャラクターについても、天才というより平凡な身近なキャラクターに設定変更されています。 海外でも受け入れやすい形にリメイクされており、これまでの「デスノート」シリーズを知る人も知らない人も楽しめる作品となっています。

今回は「デスノート」シリーズ作品をまとめて紹介しました。どの作品を観ても楽しめるのが本シリーズですが、すべて鑑賞し比べてみるのもいいですね。