マーベル・キャラクターのココが好き!⑤ブラック・ウィドウ【底知れぬポテンシャルを秘めた黒き未亡人】

2018年5月16日更新

数多くの人気キャラを抱えるマーベル・コミック。今回は真の魅力がイマイチ伝わりきれていないマーベルの良キャラにciatr視点で着目し毎日連載していきます。第五回目はブラック・ウィドウに迫ります。

女性キャラも見逃してはいけない

この連載では、ciatr編集部&ライターが選ぶマーベルコミックスの隠れた良キャラたちを紹介していきます。 第四回目で取り上げたのは、ウルヴァリンが去った後のX-MENシリーズを牽引する存在・ガンビットを取り上げました。

前回の連載

男祭りで展開してきた当連載ですが、今回は女性ヒーロー編です。

第五回:ブラック・ウィドウ

美しき女スパイ

セクシーな黒いスーツに身を包み、美しい緋色の髪をたなびかせる女スパイ、ブラック・ウィドウ。 映画『アベンジャーズ』シリーズでスカーレット・ヨハンソンが演じるブラック・ウィドウの妖艶なイメージは広く知られていると思います。 その美貌でアベンジャーズに華を添えてしまうブラック・ウィドウは、マーベルコミックスの人気キャラクターの1人。けれど、彼女をただのセクシー担当だと思ったら大間違いなのです! もちろん、これまでのMCU作品でも彼女の素晴らしい能力が描かれてきました。たとえば『アイアンマン2』(2010年)では流暢なラテン語を披露していましたね。そのとき彼女が発したのは「物事の外観は偽りに満ちている」というセネカの引用でした。この言葉の通り、彼女自身も計り知れないポテンシャルと複雑な過去を秘めています。 彼女の生い立ちやキャリアに目を向けてみると、外見の美しさだけではないブラック・ウィドウの本当の美しさが見えてくるように思います。

いつから生きてるの?ブラック・ウィドウは長寿?

ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフはソ連時代のロシアに生まれました。少なくとも1928年には既に生まれていて、母親が戦火にのまれてしまったためにナターシャは孤児となるのです。幼い彼女を助けたのがロシア人兵士のイワン・ペトロヴィッチ。ナターシャは彼に見守られながら成長していくのですが、KGBに才能を見出されたことでスパイ訓練を受けるようになり、以後さまざまな組織を転々としていくなかでブラック・ウィドウのコードネームで活躍するスパイへと成長を遂げます。 ほかのコミックスキャラクターたちと同様にブラック・ウィドウの出自について諸説あることは確かですが、想像以上に長生きだということには変わりありません。そして、そろそろ生まれて1世紀になるかというのに驚異の若さを保っています。 実はブラック・ウィドウもキャプテン・アメリカに打たれたものと似たタイプの超人血清を打たれています。そのため肉体の老化現象を抑えることができるのです。

驚異の身体能力は忍者集団に仕込まれた!?

ブラック・ウィドウは超人血清の作用で若さを保ち、身体能力も増強されています。その能力は地球上のトップアスリートたちに優に勝るといわれているのです。しかし、超人血清だけが彼女の力の源ではありません。素晴らしい身体能力は積み重ねた訓練あってこそ。 ブラック・ウィドウはS.H.I.E.L.D.の一員となりアベンジャーズ創設に関わるよりもずっと昔に、ザ・ハンドという組織に所属し、洗脳状態で戦っていたのです。ザ・ハンドとは、カゲノブ・ヨシオカという人物によって16世紀に創設された忍者集団。 ブラック・ウィドウは忍術や柔術、空手などを身につけていますが、もしかするとザ・ハンドにいたときに習得したものかもしれません。 また彼女は、スパイであることを隠しバレリーナとして振る舞うためにバレエを教えられていたこともあります。しなやかなボディラインはバレエレッスンで手に入れたのかもしれませんね。

夫の死を偽造された過去

ブラック・ウィドウは恋多きスパイとしても知られています。バッキーやデアデビルなどと恋愛関係を築いていました。ホークアイとは長年の仕事仲間で、映画『アベンジャーズ』(2012年)での2人は互いを信頼しながらも少しロマンチックな雰囲気を漂わせていましたね。 実はブラック・ウィドウは過去に結婚歴があるのです。KGBがテストパイロットのアレクセイ・ショスタコフという男と彼女を結びつけたというのが正しいのですが、結婚生活もつかの間、KGBがアレクセイの死を偽造して夫婦を引き裂いてしまいます。そして、これは彼女が「ウィドウ(未亡人)」を名乗る理由の1つでもあります。 この後、彼女は任務の最中にアレクセイの生存を知る同時に、死んだはずの夫が超人計画の被験体とされていたことを知ることに。組織に翻弄され、長く生きることができてしまうがための悲劇といってもいいかもしれません。

アベンジャーズ次回作では緋色の髪を封印?

ブラック・ウィドウの緋色の髪は、いわば彼女のトレードマーク。映画では髪型こそ度々変えていたものの、カラーだけは変わりませんでした。 ところが2018年4月28日公開の『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』では緋色の髪を封印しブロンドを披露すると見られます。 彼女のブロンドは何を意味しているのか?ファンたちの推測によれば、『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』(2016年)の後、政府に追われる身になったと思われるブラック・ウィドウが身を隠すために髪を染めたとされる説が上がっています。

ブラック・ウィドウ単独映画は実現するのか。

マーベルキャラクターのなかでも人気の高いキャラだけに、長く待ち望まれているのがブラック・ウィドウ単独映画の製作です。 2018年1月頃、単独映画の企画が進行中であると噂されてからMCUファンの期待は更に高まりましたが、未だ正式な情報は発表されていません。けれども、もしも実現するならばきっと素晴らしい作品になるのではないでしょうか。 アベンジャーズの中で時に抜群のリーダーシップを発揮し、時にメンバーに優しく寄り添うブラック・ウィドウ。組織に翻弄された壮絶な過去を持ちながら、自らの意志を見失うことなく、どんな環境にあっても最高のパフォーマンスをみせてきました。それこそが美しきスパイ、ブラック・ウィドウの本当の美しさなのでしょう。 そんな彼女の魅力を存分に描くであろう単独映画、公開は確信できませんが、今後の情報を期待して待ちたいところです!

連載は続く。第六回も女性キャラをピックアップ(最強)

次回取り上げるのは、遂に単独映画の公開も決定し勢いのある最強の女「キャプテン・マーベル」に迫ります。