【バットマン童貞必見】初心者はこの順番でバットマン映画を見ればOK?

2018年3月22日更新

DCコミックを代表するヒーロー、バットマン。これまでに様々な劇場用映画が製作されていますが、まだ一度も観ていない人もいるのでは?そこでお節介ながら、初心者向けバットマン映画のオススメの視聴順をアドバイス!

バットマン映画はこの順番で観ると分かりやすい、かも?

1939年にDCコミックスに初登場以来、約80年もの長きに渡り活躍しているヒーローのバットマン。 実写映画としては1943年に初めて製作されていますが、ここでは比較的知られていて、なおかつレンタルや配信などでも見やすいであろう、1989年のティム・バートン監督の『バットマン』以降のバットマン映画の観る順番を提案します。

これだけは知っておこう、バットマンの設定

観る順番を辿る前に、バットマン映画にほぼ共通する設定を箇条書きしておきます。 ・バットマンの正体は大富豪のブルース・ウェイン ・ブルース・ウェインは幼少時に両親を強盗に殺されてしまう ・ブルース・ウェインと一緒に暮らす執事のアルフレッドが、バットマンの装備や武器の設計を担う ・バットマンの相棒としてロビン、バットガールが存在する ・バットマンの主なヴィラン(敵)としてジョーカー、トゥーフェイス、キャットウーマン、ベインなどが存在 以上の設定を事前に知っておけば問題ないでしょう。ただし、作品によっては反映されていないものもあります。

1.クリストファー・ノーラン監督版(「ダークナイト」トリロジー)

まず先に観た方が良いと思われるのは、クリストファー・ノーラン監督が手がけた2005年の『バットマン ビギンズ』から12年の『ダークナイト ライジング』までの、通称「ダークナイト・トリロジー(三部作)」です。なぜこのシリーズを一番最初にすすめるかというと、バットマンというヒーローが誕生する過程を丹念に描いているのは、映画版では現状このシリーズだけだからです。 『バットマン ビギンズ』は、主人公のブルース・ウェインがバットマンになる過程を描いた原作コミック『The Man Who Falls』や『バットマン:イヤーワン』をベースに映画化しています。両親を殺されたブルース・ウェインが謎の組織「影の同盟」に導かれ、やがてバットマンとなっていく――。 他の映画版では簡略されている要素を手っ取り早く知っておくためにも、このトリロジーを先に観ておいた方が良いかもしれません。また、ノーラン版は全映画化作品の中でも特に原作コミックをベースにしているので、コミック未読の方へのガイド的な役割もあるかと思います。

2〜3.ティム・バートン&ジョエル・シュマッカー監督版

ティム・バートン監督版(『バットマン』&『バットマン リターンズ』)

ノーラン版の次に観た方がいいのは、1989年製作の『バットマン』から始まるシリーズ4作品。バットマンへの関心をより高められるとともに、個性的なヴィランが多く登場するという意味でも、さらにバットマンワールドに浸れるかと思います。 監督のティム・バートンならではの、陰鬱なムードかつゴシック調の美術を舞台にしたバットマン像は、後々量産される、心に傷を負ったアメコミヒーロー映画の原点となりました。ファンの間で評価が高い原作コミック『バットマン:ダークナイト・リターンズ』のテイストも活かしており、ヴィランとなるジョーカーの設定に「ひねり」を加えているのも特徴です。 もっともバートン版は、バットマンよりもヴィランに重きを置いた作りになっている面もあります。それが顕著に表れたのが第2作目の『バットマン リターンズ』。ヴィランとなったキャットウーマンとペンギンの悲哀が強すぎて、バットマンの純粋なヒーローとしての顔が薄れてしまった感は否めないところです。

ジョエル・シュマッカー監督版(『バットマン フォーエヴァー』&『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』)

そしてバートンから引き継ぐ形で、第3作『バットマン フォーエヴァー』から監督を務めたのがジョエル・シュマッカー。バートン版の陰鬱なムードを減らし、派手さを増したキャンプ(大げさ、仰々しい)なテイストを持ち込んでいます。時系列的にはつながっているのに、バートン版とは受ける印象が大きく異なるのが実に面白いです。 また、シュマッカー版はバットマンの相棒ロビンやバットガールが登場する上、バットマン自身も大衆的ヒーローとして受け入れられているのも特徴です。世評的には受けが良くないとされるシュマッカー版ですが、全作品の中で最もヒーロー然としたバットマンが観られるという点でも見逃せません。

4.ザック・スナイダー監督版(DCエクステンデッド・ユニバース版)

バットマン生誕を描くノーラン版、バットマンの世界観をより深く知れるバートン&シュマッカー版と観てきたら、次は「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)版のバットマン映画をチェックしましょう。DCEUとは、スーパーマンやワンダーウーマンといった他のDCヒーローをクロスオーバーさせていく実写映画化プロジェクトです。 DCEU版バットマンが初登場したのは、ザック・スナイダー監督の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』から。ここでのバットマンは、冒頭で相棒のロビンを失いヒーロー活動をセミリタイアしていたものの、スーパーマンの存在を危険視し再び黒いスーツをまといます。そしてDCヒーローが集結する『ジャスティス・リーグ』では、リーダーとしての役目を果たします。 つまりDCEU版バットマンは、他のバットマン映画よりも円熟度が増したメンター(指導者)的なキャラクター設定になっています。世界観こそ違えどノーラン版→バートン&シューマッカー版と続けて観れば、そのメンターとしての説得力も増すのではないでしょうか。 なお、このDCEU版バットマンの単独主演作もマット・リーヴス監督で製作が予定されています。『スーサイド・スクワッド』に続き宿敵ジョーカーとの対決はあるのか?それとも新たなヴィランが登場するのか?今後の展開に期待したいものです。

5.レゴブロック版バットマン

締めとして是非観て欲しいのは、玩具の「レゴ」を世界観にキャラクター化して展開するアニメ『レゴバットマン ザ・ムービー』。前作『LEGO®ムービー』にも登場したバットマンの単独主演となる本作では、ナルシストで自己中心な性格なのに、友達が欲しくてたまらないというバットマンが描かれます。 過去のDCヒーロー映画化作品をギャグにするシーンがあったりするという意味でも、これまでのバットマン映画を観ておいた方が断然楽しめる一本なのは確実。内容的にも「これぞバットマン映画の決定版」と評価する声もあるなど、単なる子ども向け映画として片づけるにはあまりにも勿体ない作品です。

結論:どこから観てもバットマン映画は楽しい!

以上、バットマン映画の観方をざっと提案しましたが、これはあくまでも「目安」。決して「この順番で観ろ!」というわけではありません。 実のところ、いずれのバットマン映画も、全くバットマンという存在を知らない人でも観ることができるように作られています。テーマとは矛盾していますが、製作順通りに観始めてもDCEU版から観始めても問題ないでしょう。 元のコミック自体、原作者によって幾多の解釈がなされているのと同様、映画版も監督の作家性によって描かれるバットマン像が違います。そういう意味でもバットマン映画は見比べる楽しさがあるのです。もし映画でバットマンに興味を持った方は、原作コミックやテレビアニメ版などにも視野を広げてみてはいかがでしょうか。