2018年4月公開の注目映画期待度ランキングトップ15!

2018年3月27日更新

春はもしかすると1年でもっとも出会いが楽しめる季節かも。それは映画との出会いも同じ。そこで今回は、2018年4月公開映画から選りすぐりのおすすめ15作品をランキング形式でご紹介しましょう。

邦画も洋画も独特の雰囲気を持った作品が目白おし

2018年の春を彩る4月公開の新作たちは、どれもなかなかの個性派揃いとなりました。 邦画では、人気のコミックや小説を原作に実写化した、期待値大の作品が続々。一方の洋画では、人間ドラマを掘り下げたシックな作品群とともに、壮大なスケールでヒーローたちの活躍を描く人気シリーズの続編たちがラインナップされています。 そこで今回は、数ある4月公開の新作群からとくに見所満載の15作品をピックアップ。とりあえず「観に行きたくなる」おすすめポイントを、わかりやすくご紹介したいと思います。

15位:和製「キャリー」は超能力抜きでも十分怖い『ミスミソウ』

4月7日公開

都会から閉鎖的な田舎にやってきた高校生の少女が、同級生から凄惨ないじめを受けて逆ギレ。ひとりひとり、壮烈な血祭りにあげていく物語です。と言えば、かつて世界を震撼させた『キャリー』を思い出す方もいるかもしれません。 けれど本作が本当に怖いのは、超能力も幽霊も妖怪も一切出てこないところ。原作はギャグからサイコまで、ホラー全般に並々ならない執着を見せてきた漫画家・押切蓮介ですが、彼が描いた崩壊していく人間性の残忍性を実写映画でもまた見事に描ききっています。 ヒロインはまだあどけない表情が初々しい、山田杏奈。パートナーは、身長186cmの18歳、清水尋也です。美少女と美少年のカップルにハートウォーミングな純愛ストーリーを期待して観たなら、とんでもなく鬱な気分になってしまうこと請け合いです。

14位:家族を奪われた母の決意『女は二度決断する』

4月14日公開

人種差別主義者の連続テロによって、愛する家族を奪われたヒロイン。ほどなく容疑者たちが捕まりますが、法律によって裁かれるハズの彼らは法律によって守られてしまいます。深く心傷つきぶつけようのない怒りをかかえたひとりの平凡な女性は、やがてある決断を下します。 二重の意味で非情な運命に翻弄されるヒロインを熱演するのは、実力派女優として知られるダイアン・クルーガー。ドイツの名匠ファティ・アキン監督がメガホンを取ったこの『女は二度決断する』で彼女は、カンヌ映画祭の主演女優賞を受賞しました。 悲しみとともに次第に生きる気力を失っていくヒロインの姿は、観ている者にも深い焦燥感を感じさせます。なによりもこれが実話を題材にしていることが信じられないほどに痛ましく切なく、そして衝撃的な展開を迎えることになるのです。

13位:稲垣、草彅、香取出演のオールジャンル映画『クソ野郎と美しき世界』

4月6日公開

新しい事務所からユニークなファンサイト「新しい地図」を立ち上げた稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾。元SMAPの3人が新境地に挑むエンターテインメントが『クソ野郎と美しき世界』です。彼らの新たな船出を支えるべく、日本映画界を代表する豪華キャスト&気合の入った製作陣が集まりました。 4つのストーリーからなるオムニバスには、浅野忠信、満島真之介、尾野真千子といった芸達者かつ存在感抜群の面々が登場。新人女優も含めて、暴れん坊の極悪人とひたすら走る女、亡くなった息子の右腕を探して旅する夫婦や歌を喰って生きる美少女などなど、一筋縄ではいかない不思議なキャラクターたちを揃って熱演しています。 タイトルロゴといい「極悪でバカで泣けて踊れる、クソ野郎だらけ」というコンセプトといい、軽くノスタルジックでエッジの効いたカルトムービーの香りがぷんぷん。爆笑問題の太田光やネット映像ディレクターの児玉裕一など、多彩なジャンルで活躍する監督たちがどんな物語を紡いでくれるのか、乞うご期待です。

12位:利己的な父と母に愛されなかった少年の運命『ラブレス』

4月7日公開

失踪した息子の行方を探す両親の物語。と言えばトラディショナルな家族愛の物語が、想像されるかもしれません。少年が消えた謎を追うサスペンスフルな展開もまた、想定できる範囲内。けれど本作はまさにそのタイトルどおり『ラブレス(LOVE LESS)』=愛がないがゆえに、切なく衝撃的で想定外な展開をみせます。 主人公となる夫と妻は離婚協議中。ですが、どちらもすでに新しいパートナーがいます。そのためひとり息子の扱いが、彼らにとってはもっとも大きな課題となっています。そんな矢先の突然の失踪劇。彼らはそれぞれに幸せな未来へと踏み出すために、一刻も早く事件に片をつけようと奔走します。 消えた少年の安否は、全編を通じて緊張感を煽ります。一方で夫と妻、父と母という「家族」を構成するためのすべての役割を放棄して、利己的な幸せを願うふたりの男女に待ち構えている運命もまた、気になるところ。ロシアの鬼才、アンドレイ・ズビャギンツェフ監督は果たして、どんなメッセージをこの作品から発信してくるのでしょうか。

11位:不思議な隣人と父の愛人が人生を変える『さよなら、僕のマンハッタン』

4月14日公開

本作の主人公は、日本で言うところのニートに片足を突っ込んだような青年。大学を卒業してなお明確な人生設計を持ち合わせていないまま、彼曰く「退屈な日々」に息苦しさを覚えながら生きています。そんな彼を、ふたつの出会いが大きく変えることになる物語が『さよなら、僕のマンハッタン』です。 タイトルどおり、舞台となるのはニューヨーク。そこで主人公が出会う人物のひとりが、アパートの隣の部屋に住む奇妙な老人です。演じるのは円熟の名優、ジェフ・ブリッジス。まるで父親のように主人公にアドバイスを与えます。そしてもうひとりは、なんと実父の愛人。ケイト・ベッキンセールが40代半ばとは思えない妖艶さで青年を虜にしてしまいます。 監督は『(500)日のサマー』や『gifted/ギフテッド』など、優しい目線のヒューマンドラマで高い評価を得ているマーク・ウェブ。サイモン&ガーファンクルの「ニューヨークの少年」をはじめ、ボブ・ディランらの名曲とともに、青年の成長物語がみずみずしく描かれていきます。

10位:両親の離婚と再婚から始まった運命的な恋『ママレード・ボーイ』

4月27日公開

両親が突然、離婚宣言。さらに海外旅行で知り合った別の夫婦とパートナーを取り替えあって、再婚宣言。その上、2組の家族が同居するという暴挙。普通の女子高校生にはあまりにも衝撃的な事件から始まる『ママレード・ボーイ』は、ヒロインが宿命的な恋と出会う物語です。 原作は1992年から1995年にかけて連載されていた吉住渉作の人気少女漫画。全8巻、累計1000万部突破という人気を背景に、テレビや映画でアニメ化されました。台湾では実写ドラマ化されていますが、日本での実写化はこれが初めて。 ヒロインを演じるのは、テレビCMのキュートな表情が人気の桜井日奈子。吉沢亮が演じる、“もしかすると兄妹かもしれない”イケメン高校生と、不安と期待に心ときめく恋愛模様を紡ぎます。ぶっとんだパートナー交換を決行する夫婦2組は筒井道隆、檀れい、谷原章介、中山美穂という楽しげなメンバー。若い二人の恋物語を、強力にサポートしてくれそうです。

9位:中年サラリーマンと高校生が前代未聞の空中戦『いぬやしき』

4月20日公開

「新宿上空250メートル。ジジイVS高校生」のキャッチコピーとともに、文字どおりぶっとんだ映像で度肝を抜いてくれるのが、劇場版『いぬやしき』の予告ムービー。手に汗握るスピード感とともに激しい空中戦&肉弾戦を繰り広げるのは、冷めた眼差しの佐藤健と老けメイクが痛々しい木梨憲武という異色のW主人公です。 ふたりが演じるのは、偏執的な高校生と定年間近の冴えないサラリーマン。宇宙人の起こした事故に巻き込まれて死亡、再生されたふたりは、全身に強力な兵器をまとった機械の身体に生まれかわっていました。そして同じ強力な力を手に入れたにも関わらず、ふたりはまったく違う道を歩き始めます。 ひとりは天使のように慈悲深いヒーローとして。もうひとりは連続殺人犯からテロリストへ。やがてふたりは、決定的に対立する関係へとシフトしていきます。その一方でともに人間でありながら人間でなくなってしまった主人公たちの苦悩と葛藤もまた、本作品の重要な見どころと言えるでしょう。

8位:テレビゲームも危険だった『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』

4月6日公開

1995年に公開されて大ヒットとなったファンタジーアドベンチャーの傑作『ジュマンジ』が、現代に設定を移してリメイク。『ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル』のタイトルどおり、今度はジャングルを舞台に大冒険を繰り広げます。 かつては謎めいた力を持つボードゲームでのクリアが生き残るためのミッションでしたが、本作では古ぼけたテレビゲーム用ソフトが異世界へと誘うツール。突然ジャングルに放り出された4人の高校生が、まったく違う姿と特別なスキルを持ったアバターとなり、力を合わせてさまざまな困難に打ち勝っていきます。 現実に帰るための条件は、ジャングルに迫る危機を救うこと。危険なゲームに挑む高校生のアバターがドウェイン・ジョンソンだったりと、笑えるエッセンスがふんだんに散りばめられているところも見どころです。

7位:最先端のVRゲームで億万長者を目指せ『レディ・プレイヤー1』

4月20日

最先端のVR(仮想現実)技術によって生み出された、「オアシス」と呼ばれる街で繰り広げられる大冒険を描くのが『レディ・プレイヤー1』。主人公をはじめプレイヤーとしてそこに生きる人々は、ネットワークの開発者が残した56兆円もの遺産を手に入れるために、仮想世界を巡る3つの謎を巡って激しい攻防を繰り広げます。 監督はSF、ファンタジーから壮大な人間ドラマまで、さまざまなジャンルで傑作を生み出してきたスティーブン・スピルバーグ。まるでテーマパークに迷い込んだかのようなエンターテインメント性たっぷりの映像世界が、見どころのひとつです。 実はこの作品で公開前から大きな話題を呼んでいるのが、作中のゲームシーンに登場してくるキャラクターたちです。US版ポスターには機動戦士ガンダムとアイアン・ジャイアントが並び立つ「勇姿」も登場。カウボーイ・ビバップに登場する宇宙戦闘機というマニアックなチョイスは、さすがに驚きですが。

6位:人気少女漫画の実写映画化『となりの怪物くん』

4月27日公開

累計610万部を発行した人気漫画『となりの怪物くん』を、実写映画化。漫画と同じ二次元キャラクターで描かれるアニメと違って、生身の俳優が演じる場合はイメージシンクロ率が時に課題となりがち。ですが本作では、土屋太鳳の雫と菅田将暉の春のフィット感は、どちらもそうとう高そうです。 物語は、ガリ勉で人間関係にクールなヒロインが彼女の常識をすべて覆してしまう少年と出会い、その生き方そのものまで変化していく青春模様を描いたもの。それぞれに孤独に生きてきたふたりが心を通わせ、そこから次第に新しい友達の輪が広がっていきます。 監督は、『黒崎くんの言いなりになんてならない』『君の膵臓をたべたい』など、漫画原作のラブコメ実写版でヒットを飛ばしてきた月川翔。西野カナが歌う主題歌「アイラブユー」も、もちろん必聴です。

5位:極限を超えた性描写と癒しの人間ドラマ『娼年』

4月6日公開

原作は石田衣良の恋愛小説。何事にも無気力だった大学生が、会員制の秘密クラブで男娼として働く中でさまざまな女性の欲望と向き合い、彼女たちを癒す「仕事」に生きがいを見出していく姿を描いています。ちなみに作品中では、彼らの仕事を男性の娼婦として「娼夫」、青年の娼夫を「娼年」と呼んでいます。 ホストとは違って初めから体を売る仕事を描いている物語だけに、全編を通して濃密なセックスシーンが展開。もともと本作は先に舞台化されてR-15+の指定を受けていましたが、劇場版ではさらにR-18+へと引き上げられています。 主役を演じているのは、さまざまな役柄を巧みにこなすカメレオン的俳優、松坂桃李。彼は舞台でも主役を務めており、やはり舞台で監督だった三浦大輔と劇場版でも再びタッグを組んでいます。彼らが目指したのは、舞台を超えた性表現の極限。いろいろな意味で凝り固まった常識から「解放」されそうな、この春一番の問題作です。

4位:たった6週間の幸せで切ない恋の物語『君の名前で僕を呼んで』

4月27日公開

北イタリアの別荘地を舞台に、まるで夢のようにドラマチックな夏休みの日々を描くのが、『君の名前で僕を呼んで』。両親とともに訪れていた17歳の少年が魅力的なアメリカ人の大学院生と出会い、穏やかに満ち足りた恋を育んでいきます。 大学院生がともにいられるのは夏の間、6週間だけ。期間限定の恋愛模様は、終わりの予感を伴っているからこそ幸せで魅力的な時間となります。観客もまた曖昧な切なさを常に伴いながら、それでも情熱的なふたりの若者の姿にトキメキを共有することができるはずです。 主人公ふたりの「美しさ」も、人気の秘密。エリオ役のティモシー・シャラメとオリヴァー役のアーミー・ハマーが紡ぐ繊細な恋の物語は、女性だけでなく男性でも感動できる普遍的な愛の理想形です。脚色を担当したジェームズ・アイヴォリーは、本作でアカデミー賞脚色賞を獲得。同性同士の情感をこれほど瑞々しく描いた人物が90歳目前、という事実もまた驚きです。

3位:イェーガーもKAIJUもパワーアップ『パシフィック・リム アップライジング』

4月13日公開

日本のアニメファンがこぞって拍手喝采を送った巨大ロボット&怪獣映画の傑作『パシフィック・リム』がついに、続編として日本の映画館に帰ってきます。タイトルの「アップライジング」は「起動」といったニュアンスでしょうか。 舞台は前作から10年後、ふたたびKAIJUの脅威が人類を襲います。 今回の主人公は、『スターウォーズ/フォースの覚醒』でフィンを演じ、一躍世界から注目を浴びたジョン・ホイエガ。人型決戦兵器「イェーガー」に乗り込む新世代パイロット部隊の中心人物として、活躍します。立ち向かうのは、進化したKAIJUたち。前作を超えたダイナミックなバトルが期待できそうです。 日本人としてひとつ嬉しいのがマコ・モリ役の菊池凛子が、再登場すること。美女つながりで言えば、ニューフェイスの中国人女優ジン・ティエンもこれからが楽しみな超絶美女。さらに千葉真一の長男、新田真剣佑の活躍もお見逃しなく!

2位:シリーズ史上最大のスペクタクルが!『名探偵コナン ゼロの執行人』

4月13日公開

「ハズレなし」と言われる劇場版「名探偵コナン」シリーズの第22弾は、東京を舞台に東京サミットと大規模テロをめぐる、コナンたちの奮戦を描いた物語『名探偵コナン ゼロの執行人』です。予告編から大型施設が爆散するシーンが公開されるなど、「史上最大のスペクタクル」という謳い文句は伊達ではありません。 事件の鍵を握る人物として新たにクローズアップされたキャラクターが、私立探偵・安室透。時に公安警察として、時に黒ずくめの組織の一員として、3つの顔を使い分ける男がコナンたちを翻弄します。果たしてコナンは、爆破事件の容疑者となった毛利小五郎の潔白を晴らし、サミットに向けて練り上げられた陰謀を阻止することができるのでしょうか。 劇場版コナン恒例のゲスト声優には、女優の上戸彩とお笑いの博多大吉が登場。さらに主題歌には初めて、福山雅治が楽曲を提供しています。そのタイトルもズバリ「零-ZERO-」。まさに隙なし!のエンターテインメントぶりに、今回も期待大なのです。

1位:最強ヒーロー軍団ついに敗れる?『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』

4月27日公開

「全滅へのカウントダウンが始まる」……。そんな衝撃的なキャッチコピーを掲げた予告CMに、公開前からドキドキ。人気ヒーローたちの痛快無比な活躍を描き続けてきたマーベル・シネマティック・ユニバースシリーズもついに、これで終焉を迎えるのか!?と、とにかく1日でも早く見たい気分にさせてくれるのが、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』です。 「全滅」というだけに、マーベル・ヒーロー総出演。ポスターにはアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソー、ブラック・ウィドウといったおなじみのメンバーに加え、スパイダーマンやブラックパンサー、ドクターストレンジはもちろん、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの姿も。成長したグルートにマンティスもちゃんといるのが、嬉しいですね。 アベンジャーズの前に立ちふさがるのが、マーベル・コミック史上でも最悪のスーパーヴィランと言われるサノス。全銀河に生きる生命を半分に減らすことを目論み、無限大と言われる力の源「インフィニティ・ストーン」を狙っています。壮絶な戦いの行方は本当に「最強の、終わり」なのでしょうか。 敵味方問わず、これほどたくさんのキャラクターたちの行方が気になる作品が、「アベンジャーズ」以外にどれだけあるでしょう。まさに必見!の逸品です。

個性豊かな作品をお好きなテンポで楽しんでください!

一挙にご紹介した15作品、いかがだったでしょうか。気になる1本をじっくり楽しむもよし、日替わり週替わりで全作品を制覇するもよし。 2018年春もまた、それぞれに充実した映画ライフをたっぷり満喫してください。