2018年9月24日更新

ミズ・マーベルとは!【MCUにイスラム教徒の主人公が誕生!?】

マーベル史上初めて、ムスリムとして単独コミック主人公となったミズ・マーベルことカマラ・カーン!MCUへの参加も噂されている注目のキャラクター、彼女のプロフィールや能力を徹底紹介します!

ミズ・マーベルとは!アメコミ映画界に新風吹かす?

女性監督による女性ヒーロー主演映画として世界の注目を集めたDC映画『ワンダーウーマン』(2017)、黒人スタッフとキャストを集め記録的ヒットとなったマーベル映画『ブラック・パンサー』(2018)など、リアルワールドの問題を巧みに消化してきたアメコミ映画界。 マーベルスタジオ社長ケヴィン・ファイギによると、マーベルは再び革新的な映画化プロジェクトを企画中なのだそうです。主人公となるのは「女性」で「イスラム教徒」のヒーロー、ミズ・マーベル! 彼女はどういった生い立ちでどんな能力の持ち主なのか?知っておきたい新星ヒーロー、ミズ・マーベルに迫ります!

イスラム教徒のキャラクター、ほかにもいたような……?

イスラム教徒(ムスリム)のアメコミキャラクター、別にミズ・マーベルが初めてじゃないはず……、そう思う方もいるかもしれません。 DCコミックス『グリーン・ランタン』に登場するサイモン・バズ、『ナイトランナー』の主人公ビラル・アッシーラーはアルジェリア系フランス人で、マーベルコミックスではキャプテン・アメリカの敵ヨシュアXもムスリムでした。コミックス『X-MEN』シリーズに登場したダストだって、女性でムスリムのキャラクターです。 ではミズ・マーベルの何が特別かというと、少なくともマーベル史上初のムスリム「主人公」だということ。2013年の紙面初登場と幾度かのカメオ出演を経て、2014年2月から単独シリーズがスタートしたのです。

本名はカマラ・カーン、家族のルーツはパキスタン。

ミズ・マーベルの本名はカマラ・カーン、アメリカはニュージャージー生まれの少女。彼女が生まれる前に両親と兄がパキスタンからアメリカに移住したというのだから、つまり彼女はパキスタン系移民だということになります。 実際にムスリム人口が増えつつあるアメリカにおいて、ニュージャージー州はアーカンソー州などと共にとりわけムスリム人口の多い州としても知られています。 彼女の親友は、ナキアとブルーノ。幼稚園で出会った大親友ナキアもムスリム移民の娘、男友達のブルーノは祖父母の代で移住してきたイタリア系アメリカ人です。 宗教だけでなく、「移民」というアイデンティティも彼女のストーリー上で重要なテーマとなります。

変幻自在に身体を変形!

彼女の最大の能力は身体の変形と変身。全身のサイズを小さくしたり大きくしたりすることはもちろん、身体の一部を巨大化させ、腕や脚をゴムのように伸ばすこともできます。他人の姿に変身するときはヘアスタイルや服装までコピーできるのです。 さらに、戦闘中に怪我を負っても大丈夫。身体の変形さえ解けば、超人的な回復力を発揮することができます。彼女はパワーを使っていくなかで、自身の回復力に気づきました。ですからもしかすると今後も新しい能力が見つかるかもしれません。

キャプテン・マーベルへのリスペクト

カマラ・カーンはヒーローもののコミックスやゲームが大好きな少女で、「スロースベイビー」というペンネームで同人作品をつくるほど。 特に好きなのはキャプテン・マーベル、憧れの存在でした。もともと、「ミズ・マーベル」という名前はキャロル・ダンヴァーズがキャプテン・マーベルとなる前に使っていたもの。彼女がその名を名乗ったのは、キャプテン・マーベルへのリスペクトだったのですね。 ちなみに彼女自身のコミックスが出版される前、『キャプテン・マーベル』シリーズに何度もカメオ出演していたのですが、そこでも寝室にキャプテンのポスターを飾る姿などが表されています。

装備品にあらわれる家族や友人との関係

特異なパワーを手に入れ、S.H.I.E.L.D.などと活動をともにするようになっても彼女が家族のもとを離れることはありませんでした。ミズ・マーベルというキャラクターの魅力の1つは、家族や友人と温かい関係を築いていることだと思います。 とくに彼女のコスチュームや持ち物にはそれがよく表れています。キャプテン・マーベルのカラーリングを意識したような衣装、実はこれ、親友ブルーノが大学入学のために発明したもの。身体の変形に耐える作りになっています。 また、左腕のバングルは中に小物を収納できる特別なつくり。彼女の祖母が使っていたバングルをもとにブルーノが改良しました。

マーベルの新時代の幕開けを見逃すな

性別や人種といった問題を巧みに取り入れ、長く愛されてきたマーベルコミックス。 本作は、デザインのキュートさや軽快なストーリーに託して、「移民」「宗教」という深刻なテーマを抱えたコミックです。またミズ・マーベルというキャラクターは、マーベルの現代社会へ向けたアンサーなのかもしれません。 映画『キャプテン・マーベル』を始め、今後も期待作公開を続々と控えているMCU。いつかその世界にミズ・マーベルが登場することを願いつつ、コミックスを復習したいものです。