2018年8月6日更新

フラッシュ【DCも負けてられないぞ!キャラクター連載】

目にもとまらぬスピードで悪を追い詰める紅き閃光、フラッシュ!光速の超人にも、最愛の家族や妻がいたのです。今回は、DCが誇る地上最速の男フラッシュの正体に迫ります!

地上最速の男、フラッシュ!

DCコミックスの魅力的なキャラクターを紹介していく連載企画、今回お送りするのはフラッシュです。 テレビシリーズ『THE FLASH/フラッシュ』のヒットなど、DCきっての人気キャラクターなフラッシュ。『ジャスティス・リーグ』(2017)をはじめとするDCEU作品ではエズラ・ミラーが演じていたこともあり、注目したという方もいるのではないでしょうか。 この記事では彼のオリジンや交友関係から、その魅力に迫ります!

フラッシュことバリー・アレン、ただし初代ではない。

よく知られているフラッシュの本名はバリー・アレン。なぜ「よく知られている」と言うのかというと、彼は「2代目」フラッシュだからです。 初代フラッシュだったのはジェイ・ゲーリックという人物で、1940年に出版されたコミックに登場しました。つまり、バリー・アレン版フラッシュはリブートだったわけですね。 2人のフラッシュには、コミックス上で感慨深い結びつきがあります。というのも、幼少期のバリー・アレンが憧れていたヒーローがジェイ・ゲーリックでした。のちに自分自身が「フラッシュ」になるとは知らず、彼の漫画を読んで育ったのです。

母親の死と父親の逮捕

バリー・アレンは、アメリカはアイオワ州のちいさな町で暮らすヘンリー・アレンとその妻ノラのもとに生まれました。 ところがノラは、未来からやってきた宿敵リバース・フラッシュの閃光によって殺害されてしまいます。追い討ちをかけるように、ヘンリーも妻殺害の容疑で逮捕されるのでした。 この事件をきっかけに、バリーは真犯人を捕まえ父の無実を証明しようと誓います。彼の強い正義感は、辛い体験から来るものなのです。

生き別れた兄弟との確執

彼には双子の兄弟がいました。しかし、ノラの出産を担当した医師ギルモアのせいで生き別れになってしまいます。 ギルモアはノラに対して双子の1人が死んだと嘘をつき、その子をソーン家に渡したのでした。そのためバリーの兄弟はマルコム・ソーンとして裕福な家庭で育つことに。疎外感を感じながら決して幸せな子供時代を送ることのできなかったマルコムは、やがてスーパーヴィラン「コバルト・ブルー」となってフラッシュと敵対します。 家族のために正義を誓ったフラッシュは、皮肉にも実の兄弟と戦うことになるのでした。

超人パワーを得たのは事故だった?

彼が超人的なスピードを手に入れたのは、ある日稲妻に打たれたから。稲妻といってもただ雷に打たれたのではありません。実験室にいた彼は、電気が身体を駆け巡る瞬間に様々な化学薬品を浴びてしまいました。つまり、彼がスーパーパワーを得たのはアクシデントだったのです。 瞬間移動したような感覚を味わったり、ダイナーの店員が落とした食器を宙で受け止めたりしているうちに、自分がスーパーパワーを宿したことを自覚しました。

速さを応用した様々な技

フラッシュの能力は「速さ」ですが、スピードフォースから力を引き出すことで様々な技を使うことができます。スピードフォースというのは、運動エネルギーで満ちた次元のこと。 スピードフォースのエネルギーを応用してできることは以下の通り。透明化や分身、物質も通過したり、宙に浮いたり、高熱を発することもできるのです。さらにヒーリングファクターのように回復速度を飛躍的にアップさせることもできます。 さらにスピードフォースを上手く使いこなせば、時空や次元を超えた移動も可能です。

得意分野は化学

青年期のころから彼の得意分野だったのは、化学でした。得意の化学を農業に活かした彼は、地元の大会で優勝した奨学金で大学に進み、有機化学を専攻します。 大学四年の時、彼は警察が銀行強盗を逮捕するのを助けます。悪と戦うことに憧れを抱いていた彼は、警察で科学調査官として働こうと決めます。科学者の立場から正義を行おうとしたのです。 彼がスーパーパワーを得るのは、警察で働き始めてからのこと。だから雷に打たれたとき、実験室にいたのです。

愛する女性との出会い

科学調査官の仕事をするうち、運命の女性と出会います。それは、彼が担当する事件を調べていた「ピクチャー・ニュース」の記者アイリス・ウエスト。惹かれあった2人は深く愛し合い、結婚します。 けれども、ヒーローの恋愛には邪魔がつきもの。フラッシュの場合は、宿敵のヴィラン、プロフェッサーズームことリバース・フラッシュがそうでした。 最愛の妻アイリスを殺されたフラッシュは、失意のうちに30世紀まで時空を飛び越え、そこで幸せな暮らしを得ます。 ちなみに、パラレルワールドでの2人は結婚はしません。プラトニックな関係を続けながら、やはり互いを何より大切に思っています。

フラッシュにもサイドキックがいた。

バットマンにとってのロビンのように、フラッシュにも、「キッド・フラッシュ」と呼ばれるサイドキックがいます。 初代キッド・フラッシュはアイリス・ウェストの親戚ウォーリー・ウェスト。フラッシュにとって甥にあたります。彼もまたアクシデントで超速を手に入れた人物で、キッド・フラッシュ卒業後は3代目フラッシュに襲名しました。 2代目キッド・フラッシュになったのはバート・アレン。未来からやってきたバリー・アレンの子孫です。 時空や血縁を超えて、フラッシュというヒーローが受け継がれてきました。

最速なのにあわてんぼう!?フラッシュの魅力

その能力のごとく軽快で、爽やかなイメージのあるフラッシュ。最速の男でありながら、どこか落ち着かない様子からは、正義に対する強い志が伺えます。愛する人たちを失うことを恐れ、世界が悪に支配されないようにと走るフラッシュは、アメコミ界きってのスピード・スターだといえるでしょう。 エズラ・ミラー主演で制作進行中の単独映画では、彼の半生が描かれるかもしれません!