2018年8月23日更新

2019年に映画化決定!小説『いちごの唄』を楽曲も含め紹介!【岡田惠和×峯田和伸】

2018年5月に発売された小説『いちごの唄』。原作は異色のコラボ、岡田惠和と峯田和伸の二人です。この作品は、銀杏BOYZとして峯田が発表した楽曲に岡田がインスパイアされ、7編から成る小説に仕上げました。2019年には映画化も決定!そんな『いちごの唄』を紹介します!

岡田惠和と峯田和伸が原作の小説『いちごの唄』が映画化決定!

2018年5月に発売された小説『いちごの唄』は、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』などの脚本家・岡田惠和と銀杏BOYZの峯田和伸のコラボで生まれた作品。銀杏BOYZの楽曲をもとに岡田がオリジナル小説として書き下ろしました。 作品中には峯田の書き下ろしイラストが収録され、タイトルの『いちごの唄』も峯田がGOING SKEADYというバンド時代にリリースしたアルバムの名からきていて、まさに峯田色いっぱいの作品です。2018年現在、映画化も決定しており2019年には公開される予定。 今回は銀杏BOYZの楽曲とともに小説『いちごの唄』を紹介していきますね。

『いちごの唄』各章のあらすじ

小説『いちごの唄』は銀杏BOYZの7つの楽曲にインスパイアされた7編からなるお話が、ひとつのストーリーになっています。まずは各章ごとにあらすじを紹介していきます!

1 漂流教室

北のほうの国のどこにでもあるような小さな田舎町で生まれ育った笹沢コウタの日課は、中学からの帰り道、親友の伸二と住宅街の坂道を自転車で一気に下っていくこと。二人にはクラスメイトの「あーちゃん」こと天野千日という「女神」がいて、彼女の話で盛り上がる毎日でした。 そんなある日、事件が起こるのですが……。

2 東京

コウタは高校を卒業してすぐ東京に出て、冷凍食品の会社の倉庫で働いていました。上京した理由は、伸二といつか一緒に東京に出ようと約束したからです。 4年後の7月7日、コウタは高円寺で偶然にもあーちゃんに再会します。そして、一緒にラーメンを食べ、来年の同じ日に同じ場所で会おうと約束するのでした。

3 愛してるってゆってよね

翌年の7月7日。1年が経過しあーちゃんとの約束の日。 彼女は普通に約束の場所にやって来ます。前の年と同じようにラーメンを食べ、あーちゃんの住む野方まで二人で話しながら歩き、別れ際また来年会おうと約束して彼女は去っていくのでした。

4 ぽあだむ

また1年が経過し7月7日がやって来ます。この年、あーちゃんは10分程遅れてやって来ます。 またいつものラーメンを食べ、コウタの話を聞きながらあーちゃんは悲しい顔をしていました。その顔に今日で最後だと予感したコウタは音楽を聴きながら涙を流し、彼女が去っていった方角の夕焼けを見つめるのでした。

5 銀河鉄道の夜

次の年、30分経ってもあーちゃんは来ません。もう来ないだろうと思っていた矢先、彼女は現れます。 コウタの話を聞いている途中急に怒り出し、自分のことや伸二とのことをコウタに初めて聞かせます。そして、今日で最後にすると告げ走って去っていくのでした。

6 もしも君が泣くならば

また7月7日がやって来ました。あーちゃんが来ないこの年、もぬけの殻をなったコウタ。 そんなある日、仕事の途中であーちゃんが彼氏と一緒にいるところを見かけます。彼女に冷たく接している彼の姿に怒りを覚え、彼氏が一人になったところを見計らって殴りかかるのですが……。

7 恋は永遠

また次の年の7月7日。コウタは24歳になっていました。 しばらくして中学のクラス会のお知らせが来ます。もしかしたらあーちゃんに会えるかもと淡い期待をしつつクラス会に向かうコウタでしたが……。

銀杏BOYZ・峯田和伸とは?

1977年12月10日生まれの40歳。山形県出身、東京都中野区在中。 1996年にGOING STEADYを結成し、ボーカル・ギター担当のミネタカズノブとしてデビュー。2ndアルバム「さくらの唄」が大ヒットを記録し人気絶頂の中、2003年に解散しました。 しばらくソロ活動した後、2005年銀杏BOYZとして新たにデビュー。ソロ活動中に映画『アイデン&ティティー』に初主演にて俳優としても活動を開始し、その後も音楽のみならず俳優、執筆、イラストなど様々なジャンルで活躍。 2016年、NHKBSのプレミアムドラマ『奇跡の人』で蓮読ドラマの初主演。2017年には、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』に出演し全国区にその名を知らしめました。 2018年現在は、日本テレビ系ドラマ「高嶺の花」に出演中です。

物語の基になった楽曲の紹介

銀杏BOYZはデビュー以来、過激なライブパフォーマンス、強烈なインパクトというイメージが強いバンドですが、唄っている内容は、青春、恋、世界と普遍的なテーマばかり。そんな彼らの曲から今回取り上げられたものを紹介します。

漂流教室

2005年1月15日リリースのファーストアルバム「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」に収録。亡くなった親友と自分のことを歌っています。

東京

漂流教室と同じアルバム「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」に収録。別れた彼女が故郷に帰り、彼女と東京で過ごした日々に想いを馳せる曲です。

愛してるってゆってよね

2014年1月15日リリースのサードアルバム「光のなかに立っていてね」に収録。この曲は自分たち銀杏BOYZのことを歌っています。

ぽあだむ

「光のなかに立っていてね」に収録。好きな女の子の横顔を思い出しながら、泣きたい気持ちを抑えている男の子の曲。PVには長澤まさみも出演しています。

銀河鉄道の夜

2005年1月15日リリースのセカンドアルバム「DOOR」に収録。GOING STEADYの頃から形を変えて歌い続けてきた楽曲。銀杏BOYZでは「新訳 銀河鉄道の夜」というタイトルに。

もしも君が泣くならば

「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」に収録。この曲もGOING STEADYからの楽曲です。ストレートなラブソング。

恋は永遠

2017年9月27日リリースの9枚目のシングル「恋は永遠」から。最新シングルです。永遠の愛を歌った曲。

原作者・岡田惠和とは?

1959年2月11日生まれの59歳。東京都出身。 フリーライターを経て、1990年にTBSドラマ『香港から来た女』で脚本家デビュー。ドラマを中心に、映画、舞台などの脚本をコンスタントに手掛けています。 数々の受賞歴もあり、代表作のひとつNHKBSプレミアムドラマ『奇跡の人』では、第71回文化庁芸術祭賞 テレビ・ドラマ部門大賞、第54回ギャラクシー賞テレビ部門入賞、第33回ATP賞ドラマ部門最優秀賞を受賞しています。 主な代表作はNHK連続テレビ小説『ひよっこ』、フジテレビ系ドラマ『最後から二番目の恋』、日本テレビ系ドラマ『泣くな、はらちゃん』、映画『いま、会いにゆきます』など。

岡田&峯田の出会いが生んだ名作

『いちごの唄』の原作者、岡田惠和と峯田和伸の出会いは今から2年前。2016年に放送されたNHK BSプレミアムドラマ『奇跡の人』です。 この作品は障害を持つ女の子と主人公の交流を描いています。ひたむきで一途な主人公が女の子と心を通わせていく様は、見るものの心を動かす感動作です。 このドラマの脚本を担当したのが岡田惠和、主演を務めたのが峯田和伸。峯田はこの時、銀杏BOYZとしても活動していたので、ドラマのテーマ曲も担当しました。 この出会いから翌年の2017年にNHK 連続テレビ小説『ひよっこ』で再会。脚本に岡田、主人公の叔父の宗男を峯田が演じました。 このドラマの中でも峯田の役割は重要で、ドラマ全体を光の差す方へ導いてくれるようなキャラクターを演じたのです。峯田の魅力を知り尽くした岡田ならではの脚本でした。

『いちごの唄』映画化へ向けて

『いちごの唄』は、2019年に映画が公開されることがすでに決まっています。峯田が出演するかは、2018年8月時点では明かされてはいませんが、もしかしたら出演するかもしれませんね。 2018年現在、峯田はドラマに出演する一方、銀杏BOYZとしては約1年半ぶりとなるツアー 銀杏BOYZツアー2018「GOD SAVE THE わーるど」の開催が決定。岡田も脚本を担当したTBSドラマ『この世界の片隅に』が絶賛放送中です。 活躍中の二人がタッグを組んだ『いちごの唄』。どんな映画になるか今から楽しみですね!