2018年9月9日更新

お得な気分!?最後に全て繋がる群像劇7選『パルプ・フィクション』他

群像劇は1本にあらゆる視点での物語が盛り込まれており、1本の映画で数本分を観たような気持ちにさせてくれるお得な作品です。様々な価値観がある事を教えてくれるこれらの群像劇を見て、荒んだ気持ちをリフレッシュしませんか?

1本で数本分!群像劇はお得な映画だって知ってた?

駅のターミナル フリー画像

同一の作品内で一見バラバラに見えるエピソードが、全体を見ることで実は繋がっている事に気付く手法を指す群像劇。多くの登場人物がそれぞれの視点で描かれているので、何人分もの人生を覗いたような気分にさせてくれます。 そんなお得な気持ちになる群像劇の映画7作品を集めてみました!「共感できるキャラクターは居るのか」、「こういう価値観があるんだ」など見方は様々ですが、どれもあなたの価値観を広げてくれる映画だということに間違いはありません。次観る映画の参考にどうぞ!

職業・年齢さまざまな男女の恋愛模様を描いた王道ラブストーリー

『ラブ・アクチュアリー』は、総勢19名のキャストが織り成すアンサンブル・ラブストーリーです。キーラ・ナイトレイやヒュー・グラント、エマ・トンプソンなどの豪華な俳優陣と、今作が初監督となる『ブリジット・ジョーンズの日記』の脚本家リチャード・カーティスが恋愛映画の最高傑作を生み出しました。 登場人物は、愛する家族が居るも部下から誘惑されてしまう会社社長や、恋に臆病なOL、秘書へ密かに恋心を抱く英国首相などさまざま。終盤にかけての点と点が線となっていく様は実に見事で、見終わった後にはかなりの充実感があります。これ以降、この年代に恋愛群像劇が多く作られたきっかけの一つと言える作品です。

前向きな気分に!バレンタインデーのカップルたちを描いたラブコメディ

15名の恋愛群像劇を描いた2010年公開の映画『バレンタインデー』。『プリティー・ウーマン』の監督であるゲイリー・マーシャルの新作映画に、ジェシカ・アルバやジュリア・ロバーツ、キャシー・ベイツにテイラー・スウィフトなど豪華キャストが集結しました。 数組のカップルの日常を覗いたような今作は、バレンタインに浮き足立つカップル、バレンタインが嫌いなカップルなど、バレンタインデーへの様々な想いが交錯する甘く切ない群像劇です。全体的に雰囲気は明るく、コメディータッチで描かれているので鑑賞後に前向きな気持ちになりたい方にオススメ。男性が女性に愛を伝えるアメリカのバレンタインデーは、日本人には少し新鮮に感じるかもしれません。

サクッと見れちゃう!男女の違いを再認識できる女性の為の映画

本作は、2009年公開の9人の恋模様が交錯する群像劇。『セックス・アンド・ザ・シティ』の脚本スタッフが、同名のベストセラーの映画化に挑戦した作品です。ベン・アフレック、ジェニファー・アニストン、スカーレット・ヨハンソンなどの豪華な出演者が、恋愛と結婚という全世界共通の恋の悩みを等身大に演じています。 男女の恋愛観の違いが分かる、恋に行き詰まった人向けの作品。恋愛上級者には少し物足りなく感じるかもしれませんが、何かにつまずいた時やサクッと前向きになりたい時などにオススメです。とにかく登場する女性全員が魅力的に描かれており、女性による、女性が元気になる為の映画だと言っても過言ではありません。

1980年代のレトロな雰囲気を感じられる青春ラブストーリー

『200本のたばこ』は、1981年大晦日のニューヨークを舞台に、男女数人の恋愛模様を描いた青春ラブストーリーです。出演者はベンとケイシーのアフラック兄弟やケイト・ハドソン、コートニー・ラヴなど。『ピースメーカー』などのキャスティングディレクター、リサ・ブラモン・ガルシアが初監督を務めた作品です。 パートナーを求めてカウントダウンパーティーへと向かう人々が描かれており、多くのキャストがそれぞれ主人公となり様々な物語が展開していきます。1980年代ならではのラフで情熱的な時代風景が好きな方にオススメ。尚、年齢制限はありませんが恋愛模様は実に濃厚に描かれているので、親子や友達などと観る際には注意が必要です。

1回では分からない!?単純じゃないようで単純な大ヒット群像劇

1994年公開のクエンティン・タランティーノ監督による大ヒット映画『パルプ・フィクション』。アカデミー賞では7部門にノミネートされ、カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞した有名な作品です。キャストにはジョン・トラボルタ、ユマ・サーマンにブルース・ウィリス、おまけにサミュエル・L・ジャクソンというビッグネームが名を連ねています。 本作はこれまでご紹介した群像劇とは違い、同時進行で進まず時系列がバラバラになっています。さらに着地点が定まっていない作品の為、初見の人、または目標が明確な映画が好きな人は意味が中々分からないかもしれません。ですが何度か視聴すると監督の意思、テーマなるものが見えて来てこれ以上の群像劇はない、と感じるでしょう。しかしあくまでパルプ・フィクション(くだらない話)だという事をお忘れなく。

1本5分、計18本のラブストーリーが詰め込まれているパリの物語

2006年、フランスで公開された短編オムニバス映画。世界中の18人もの巨匠たちが、パリでの愛をテーマに約5分ほどの映像をつくりそれを集結させて作り上げた珠玉のラブストーリーです。パリでの各地区を舞台に、それぞれで生活する者たちの人間ドラマをナタリー・ポートマンやイライジャ・ウッド達が演じています。 1話あたり5分と短いものの、登場人物それぞれの個性がしっかりしており、パリの色々な場面を知ることが出来る楽しい作品です。パリ全体が舞台となっている為、背景が美しいのは勿論、観光地以外に実際に住む人々の等身大の姿が見られるのも魅力的。笑える話から感動するものまで、18本分もの映画を観たような充実感が味わえます。

ラ・ラ・ランドのコンビの原点!ドタバタ感が見事なロマンティック・コメディ

2011年に公開された『ラブ・アゲイン』は、スーティーブ・カレル、ジュリアン・ムーア、エマ・ストーンらが出演するロマンティック・コメディ。何の前触れなく妻から急に離婚を突きつけられた中年男が、あるモテ男の忠告通りに男を磨き、新しい人生を歩もうとしていく物語です。 あらすじだけ見ると王道のラブコメのようですが、中盤から怒涛の急展開が押し寄せます。ラブコメの基本は押さえつつ、群像劇ならではの同時進行がドタバタ発展していく様は実に見事で、これぞまさしく映画だ、という気持ちにさせてくれる逸品。その他ライアン・ゴズリングも出演しており、一躍話題となった映画『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンとのコンビがもう一度見られるのも魅力ですね。

気分によって観る群像劇も変えましょう

『ラブ・アクチュアリー』 (Z)
©T.C.D / VISUAL Press Agency

今回ご紹介した中でも、寝る前にサクッと観れるものから何度か繰り返し観るべきものまで様々あります。 明るく前向きな気持ちになりたい方は『バレンタインデー』や『ラブ・アクチュアリー』を。じっくり現実逃避したい方は『パルプ・フィクション』や『200本のたばこ』。恋愛に悩んでいる方は『そんな彼なら捨てちゃえば?』や『パリ・ジュテーム』、『ラブ・アゲイン』など、ご自分のタイプに合わせて選んで観てください。 新しい価値観を知ることであなたの固定概念が崩れ、新しい価値観を受け入れやすくなる事でしょう!