「ファンタビ」と「ハリー・ポッター」の驚くべき関連性を徹底解説!【ファンタビ2公開】

2018年9月26日更新

小説から始まり、世界中で大ヒットしたファンタジー作品、「ハリー・ポッター」シリーズ。そして、そのスピンオフシリーズ「ファンタスティック・ビースト」。この記事では、このウィザーディング・ワールド作品の関連性を徹底解説していきます。

J・K・ローリングの描いた魔法の世界。

J・K・ローリングはロンドンへ向かう車窓から景色を眺めているとき、ふいに「ハリーポッター」の設定を思いついたと言います。 その後、自宅に戻ってからも構想はどんどん広がり、執筆を続けました。その間に母親の死や流産、離婚、貧困などに苦しみ、その体験が作中の“闇”を描くヒントになったと話しています。 そんな彼女が自身の経験を投影して描かれたのが「ハリーポッター」や「ファンタビ」の魔法界でした。この記事では、J・K・ローリングの描いた魔法界の関連について解説していきます。

『ファンタスティック・ビースト』のあらすじ

2016年に公開された『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』、そして2018年11月23日には続編の公開を控えた「ファンタビ」シリーズのあらすじをおさらいしましょう。 魔法動物学者のニュート・スキャマンダーは、研究書の執筆調査を終えて、ニューヨークに短期で滞在する予定でした。しかし1926年のニューヨークは、魔法族の存在が認められていませんでした。ところが、ノーマジ(非魔法族)のジェイコブが、ひょんなことからニュートのスーツケースから魔法動物たちを逃がしてしまい、魔法族と関わってしまうことに……。

「ファンタビ」続編の最新情報【2018年11月23日公開】

「ハリー・ポッター」シリーズとの関連

「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ作品として「ファンタスティック・ビースト」は制作されました。どちらもJ・K・ローリング原作の、同じウィザーディング・ワールド作品になります。 ウィザーディング・ワールドとは、マーベルやスターウォーズなどと同じ、違う作品同士でもどこかでは関連性があり、同じ登場人物が出てくることもあるシリーズの総称のことで、「ハリーポッター」と「ファンタビ」はこのウィザーディング・ワールド作品として括られます。

「ファンタビ」と「ハリーポッター」の世界観の違い

「ファンタスティックビースト」と「ハリーポッター」では、描かれている世界観も全く異なります。 設定されている時代が「ファンタスティックビースト」は1920年代のアメリカ、ニューヨーク。当時のニューヨークは魔術や魔法使いの存在を認めない社会でした。魔法使いたちは自分の身を守るために正体を隠して生活をしています。 一方で「ハリーポッター」の時代設定は1990年代。イギリス、ロンドンと魔法界を舞台にしています。マグル(イギリスでの非魔法族の呼び名)から正体を隠してはいますが、マグルの首相は魔法界の存在を認識しており、魔力から人々を守るために世界を分けているのでした。

「ファンタビ」と「ハリポッター」気になる時系列は?

ファンタスティックビースト2 プレス画像
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映画の公開は『ハリー・ポッターと賢者の石』が2001年。「ファンタビ」シリーズ、第一作目の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は2016年の公開でした。しかし、物語の時間軸は「ファンタスティックビースト」のほうが昔という設定になっています。「ロードオブザリング」三部作と、「ホビット」三部作のように、過去を明らかにしていくスピンオフ作品となっています。 物語や名称などの関連性はあるにしても、どちらから見始めても楽しめるストーリーになっています。

「ファンタビ」の主人公【ニュート・スキャマンダー】

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 エディ・レッドメイン
(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

ニュート・スキャマンダーは、イギリス魔法省所属の魔法使いで、魔法動物学者として調査書を執筆していました。その調査のために世界中を旅し、ケガをした魔法動物たちの治療もしていました。拡張型のスーツケースの中にはそんな動物たちが多く暮らしており、ニュートは肌身離さず持ち歩いていましたが、ジェイコブとの出会いで、その動物たちがニューヨークの街へ逃げ出してしまいます。 動物をこよなく愛し、変わり者に見られがちで内向的な性格です。しかし、魔法使いとしてはとても強く、ジェイコブを始めニューヨークのノーマジたちを守ろうと奮闘します。

ホグワーツ魔法学校きっての有名人【ハリー・ポッター】

魔法界で知らない者はいないというほど有名な少年、ハリー・ポッター。闇の魔法使い、ヴォルデモートの攻撃を受けても、唯一死ななかった少年として知られていました。しかし当のハリーは、自分が魔法使いであることも知らずに、マグルの親戚に虐げられながら成長していきます。 そして11歳の誕生日にその事実を知り、ホグワーツ魔法学校へ入学。そこで自身の生い立ちや運命を知り、立ち向かっていきます。

「ファンタビ」、「ハリーポッター」両シリーズに共通して重要な役どころ!?【アルバス・ダンブルドア】

「ハリーポッター」シリーズではホグワーツの校長として登場した、アルバス・ダンブルドア。「ファンタビ」シリーズ第一作目では登場しませんでしたが、二作目にはその若かりし頃のダンブルドアが登場します。 配役にはジュード・ロウが適用され、かつて親友だったというグリンデルバルドとの関係がどのように描かれるのか、ファンの間では早くも注目が集まっています。

ハリーが信頼し尊敬した、偉大な魔法使い!

「ハリーポッター」シリーズにて、ハリーと並んで重要な役どころである、アルバス・ダンブルドア。ハリーの両親がヴォルデモートに殺された晩から、ハリーを見守り支えてきたホグワーツ魔法学校の校長です。ヴォルデモートが唯一恐れる魔法使いとしてその偉大さは魔法界きってでした。

ヴォルデモートに次ぐ、最恐の魔法使い【ゲラード・グリンデルバルド】

ヴォルデモートが闇の魔法使いに君臨するより昔に、強力な闇の魔法使いとして名を馳せたグリンデルバルド。彼は、ノーマジから隠れない世界を目指していました。その目的のためにアメリカの魔法議会に潜入し、秘密裏に行動を起こしていたのです。「ファンタビ」シリーズ1作目では、まだ“最恐”と言われるほどの魔力を発揮していないだけに今後の役どころに注目です。

「ハリーポッター」シリーズにて、グリンデルバルドの最期が描かれていた!

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』では、ニワトコの杖を求めるヴォルデモートに問い詰められ、情報を漏らしたために殺害されてしまいます。 ダンブルドアと思想を語り合う親友の関係でしたが、ダンブルドアの妹アリアナの死をきっかけに仲違いし、ついに対立するまでに。その際、ダンブルドアに敗北し、ニワトコの杖はダンブルドアの物に、グリンデルバルドは自らが建てた監獄に収容され、最期を迎えるのでした。

「ファンタビ」、「ハリーポッター」シリーズに登場する魔法生物とは?

「ファンタビ」では、魔法動物たちが主要キャラクターとして数多く登場します。特に印象的なのは、ニュートが「ピケット」と名付けたボウトラックル。緑色の体で枝にそっくりな容姿をしています。また、カモノハシに似た動物、ニフラー。金属や光るものが大好きで、宝石などをお腹の中に抱え込む習性があります。そして、体を自在に大きくしたり小さくできるオカミーは、蛇のような体に美しい翼が生えた生物です。 「ハリーポッター」シリーズにおいても多くの魔法生物が登場しますが、中でも有名なのは、ヒッポグリフではないでしょうか。ハグリッドが初めての授業で生徒たちに紹介する動物で、鳥のような嘴に大きな羽、馬のような胴体をした気品のある生物です。

「ファンタビ」と「ハリーポッター」を繋ぐ【幻の生物とその生息地】とは?

ハリーがホグワーツに入学する際、一年生が揃える必須教科書として登場するのが「幻の生物とその生息地」です。この本の執筆のために世界を旅するニュートの物語を描いたのが「ファンタビ」シリーズというわけです。 これは、J・K・ローリングが架空の著者ニュート・スキャマンダーとして書いた実在する本でもあります。また「ハリーポッター」シリーズで、実際に使った教科書の複製版として、ハリーやロンたちの落書きが書かれたものも出版されています。

つい言ってみたくなる!?シリーズで使われている呪文一覧!

ハリーポッターと不死鳥の騎士団
© Warner Bros. Pictures

「ファンタビ」シリーズでは、呪文を声に出して使うことはほとんどありません。魔法使いたちは、相手に呪文がわからないよう、声に出さずに呪文をかけるのです。しかしホグワーツでは呪文学の授業が行われ、生徒たちは懸命に練習するのです。その呪文の一部をご紹介しましょう。 物を浮かせる浮遊呪文「ウィンガーディアム・レヴィオーサ」。武装解除呪文の「エクスペリアームス」は相手の武器を奪えます。失神呪文は「ステューピファイ」。守護霊を呼び出す「エクスペクト・パトローナム」は大変有名な呪文です。 また、使ってはいない三つの呪文もあります。服従の呪文「インペリオ」、磔の呪文「クルーシオ」、殺しの呪文「アバダ・ケダブラ」。

「ファンタビ2」最新映像と「ハリーポッター」の関係性がすごい!

2018年9月26日に公開された最新映像に「ハリーポッター」に関連するアイテムやキャラクターが多数登場!ファンにとってはたまらない映像ですね。 ヴォルデモートのペットで、分霊箱の1つであったナギニと同名の女性が「ファンタビ」にも登場。なんとナギニと呼ばれた女性はマレディクタス(魔法動物に変身する血の呪い)で、蛇の姿に変身したのです……!J・K・ローリングはこのことを20年も隠していたのですから驚きです。 また、ハリーが両親を映し出した、「みぞの鏡」や時空を移動できる「ポートキー」など、ハリポタファンにはおなじみのアイテムも登場。公開がますます楽しみになりますね!

あなたも魔法界へ入ってみませんか?

「ハリーポッター」シリーズは世界中で大ヒット。そのスピンオフとして制作された「ファンタビ」シリーズですが、その人気ぶりは前シリーズに追いつく勢いです。 同じウィザーディング・ワールド作品ですが、時代背景や登場人物は全くと違うとも言えます。小さな繋がりを発見する楽しみもあり、それぞれのシリーズならではの魅力が満載となっています。 是非、どちらのシリーズも鑑賞してみてはいかがでしょうか。