2018年9月25日更新

【ネタバレあり】映画製作進行中!「メタルギア」シリーズの基本情報をまとめてみた!

ハリウッドによる実写映画化プロジェクトが進行中のゲーム「メタルギア」シリーズ。今回はシリーズ作品を一通りプレイしたファンの一人が本シリーズの基本情報をまとめました!

映画への期待も高まるあの大ヒットタイトル「メタルギア」シリーズを大解剖!

ゲームユーザー以外の認知度も高い人気アクションゲーム「メタルギア」シリーズの映画化企画が進行しています。2018年からは新規情報の露出も増え、映画ファン・ゲームファン問わず俄然注目度が上がりました。 今回はゲームをあまりプレイしない方向けに、本シリーズのファンが基本情報をまとめた記事をお送りします。本シリーズの魅力と雰囲気を知れば、映画をより楽しめることうけあいです。

敵に隠れて任務遂行!「メタルギア」シリーズとは?

「メタルギア」シリーズはコナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)が1987年に発売したゲーム『メタルギア』から始まったシリーズ。主人公が単独、あるいは極めて少数で敵地に潜入、厳重な見張りの目をかわして目的を達成するゲームです。 主人公は極秘のうちに任務を達成するため、敵に見つからないように進んでいきます。本シリーズはこのゲーム性が発売当初からコアな人気を得ました。 対してボス戦は特異な能力を使う相手とのスリリングな戦いが繰り広げられ、核搭載歩行戦車、すなわち巨大ロボットである「メタルギア」との対決がクライマックスとなります。静かな潜入からド派手なボス戦まで、メリハリの聞いた展開もプレイヤーを引きつけました。 本シリーズのもう一つの魅力が、重厚なストーリーです。特に『メタルギアソリッド』以降は黒幕として「世界には支配者がいる」という陰謀論に基づいた「愛国者達」という組織が登場、作品世界を広げると共にシリーズ全体に繋がりを産んでいます。 『メタルギア』の時点で「味方との無線通信」を用いることで真相がドラマチックに語られ、『メタルギアソリッド』はアメリカのビジネス誌・フォーチューンから「20世紀最高のシナリオ」と評されるほどの高いドラマ性を誇ります。その文芸的な面白さにも注目です。

シリーズから離れても存在感を発揮!「小島監督」とは?

「メタルギア」シリーズを語る上で外せない人物が小島秀夫、通称「小島監督」です。シリーズ第1作『メタルギア』から『メタルギアソリッドV』までメイン作品を中心にディレクターを務め、関連作品にも監修などで参加しました。 小島の特徴は、作家性の高さです。小島監督と呼ばれる理由も、単にディレクター(意味はそのまま「監督」)であることだけではなく、映画の監督のように演出やストーリーを責任持って采配・コントロールしている点にあります。 その作家性は、一言で言えば「映画的」です。「メタルギア」シリーズを始めとして、小島の作品は映画のような映像演出と、テーマ性の豊かなヘビーなシナリオが採用され、プレイヤーを惹きつけています。 小島は「メタルギア」シリーズを開発・販売するコナミデジタルエンタテインメント社内で役員を務めましたが、2015年に退社。直接シリーズと関わることはなくなりましたが、実写版『メタルギアソリッド』の監督とミーティングを行うなど、未だシリーズの生みの親として存在感を発揮しています。

【ネタバレ】全部で5人!シリーズの顔「スネーク」まとめて解説

「メタルギア」シリーズの顔と言えば、ほとんどの作品で主人公を務めた「スネーク」を超える存在はいません。ここではシリーズに登場した5人の「スネーク」を、シリーズのネタバレも交えながら解説して行きたいと思います。

ソリッド・スネーク

『メタルギア』の主人公として登場し、以降『メタルギア2』『メタルギアソリッド』『メタルギアソリッド4』の主人公、『メタルギアソリッド2』の副主人公を務めたスネークです。コラボレーション企画等で登用されることも多い、まさにシリーズを代表するキャラクターといえます。 ウィットの効いた言動と冷静な軍人らしい振る舞いの中に見せる優しさが特徴的なキャラクターです。本名はデイビッドで、戦場で女性を口説く女好きな一面をのぞかせたこともあります。 彼は後述するネイキッド・スネークの遺伝子を元に作られたクローンで、短命になるよう遺伝子操作を受けていました。『メタルギアソリッド4』では40代でありながら大きく老化し、潜入用スーツの筋力補助を受けて最後の戦いに挑む「オールド・スネーク」として登場しています。

ネイキッド・スネーク

『メタルギアソリッド3』『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』『メタルギアソリッド ピースウォーカー』の主人公。『メタルギアソリッド4』や『メタルギアソリッドV』では非常に重要な役回りで登場しました。 本名はジョンで、ジャックという愛称で呼ばれることもあります。ダンボールと葉巻を愛し、吸血鬼を恐れる人間味あふれる人物像が描かれました。 独立武装国家を建国するという野望を持っており、『メタルギア2』でソリッド・スネークの前に立ちはだかります。『メタルギア2』での戦いで瀕死状態となった彼は『メタルギアソリッド4』で復活し、敵としてではなく親としてソリッド・スネークに接しました。

ヴェノム・スネーク

『メタルギアソリッドV』の主人公で、その正体はネイキッド・スネークが70年代に運営していた国家に所属しない傭兵組織「国境なき軍隊」の衛生兵です。愛国者達に追われるネイキッド・スネークの影武者として新たな傭兵組織「ダイヤモンドドッグズ」の長となりました。 『メタルギア』ではアメリカ特殊部隊「FOXHOUND」の司令官・ビッグボスとして登場します。正体を隠して独立武装国家を興し、FOXHOUNDから調査名目で送り込んだ隊員を利用して情報の撹乱を狙いますが、目論見を看破したソリッド・スネークに破れ死亡しました。

リキッド・スネーク

『メタルギアソリッド』のボスキャラとして登場したのがリキッド・スネークです。『メタルギアソリッドV』で幼少期の姿で登場した他、『メタルギアソリッド2』や『メタルギアソリッド4』でもその存在が色濃く影響しています。 ソリッド・スネークと同様ネイキッド・スネークのクローンとして作られました。ですが、ソリッド・スネークとは違う遺伝的形質が発現するように遺伝子調整されており、ネイキッド・スネークを倒したソリッド・スネークとの発現の違いを劣等性の証明だと思いこんでいます。 『メタルギアソリッド』は、彼が愛国者達への反乱を起こすことで始まります。ソリッド・スネークとは出自の因縁があり、ソリッド・スネークとの直接対決ではその胸のうちを語る場面がありました。 『メタルギアソリッド2』『メタルギアソリッド4』では後述のリボルバー・オセロットの第2人格として登場。これはリキッドが憑依したというたぐいのものではなく、純粋にリボルバー・オセロットの中で作られた架空の人格です。

ソリダス・スネーク

『メタルギアソリッド2』のボスキャラクター、ソリダス・スネーク。ソリッド、リキッドとは違い、ネイキッド・スネークの遺伝子をそのままにして生まれた完全なクローンです。 かつてCIAに所属し、その際に子どもたちを誘拐し、兵士として育て上げました。そのうちの一人が『メタルギアソリッド2』の主人公、ライデンです。 アメリカ合衆国大統領まで上り詰め、『メタルギアソリッド』では米国大統領ジョージ・シアーズとして登場しています。愛国者達に支配されている状況を打破するためにアメリカ政府要人を人質にとり海上除染施設を占拠したことが、『メタルギアソリッド2』のストーリーの起点となりました。 愛国者達との戦いには腹心の裏切りもあり破れ、自身も雷電との死闘の末に敗北、死亡します。他のスネークとは違い、その素性がほとんど明らかにされていません。

第2の主役から名脇役まで!主要キャラクター紹介

雷電

中性的な風貌と生真面目な性格が特徴の雷電は、『メタルギアソリッド2』のメイン主人公として登場しました。その特徴からソリッド・スネークに「単純軟弱石頭」と呼ばれたこともある悩み多き青年として描かれています。 ソリダスの下で少年兵として育てられ、人権団体に保護されてアメリカに渡り、陸軍に入隊します。その後はエリート部隊FOXHOUNDの新兵として選挙された海上除染施設に単独潜入、自身の過去や周囲と向き合い、一人の兵士として生きることを決めます。 『メタルギアソリッド4』ではレジスタンスとして活動中に愛国者達に囚われ、人体改造を受けた強化兵士に体を作り変えられた姿で登場。愛国者達から脱出しオールド・スネークの窮地を救い、体の一部も取り戻します。 外伝作品にあたる『メタルギア ライジング リベンジェンス』では高周波ブレードと人体改造による強化された身体能力を武器に、民間警備会社(実在のものとは違い、軍隊的な性質も持つ)に所属する主人公として登場。戦争を意図的に起こそうと企む民間警備会社の大規模テロ事件を阻止します。

オタコン

『メタルギアソリッド1』『メタルギアソリッド2』『メタルギアソリッド4』に登場。ソリッド・スネークの相棒として彼の戦いを支えました。 本名はハル・エメリッヒ。オタコンとはオタク・コンベンション(アメリカのアニメファン向け大規模イベント)の通称でもあり、このイベントの常連だったことが愛称の由来です。 『メタルギアソリッド2』では反メタルギア団体フィランソロピーを設立し、表に出ないソリッド・スネークに代わって対外的な活動を担いました。小説版『メタルギアソリッド4』ではソリッド・スネークの最期を看取ったことが語られています。 本シリーズの恋愛要素を担当することも多いですが、悲恋で終わってしまいました。シリーズ外伝『メタルギアソリッド ライジング リベンジェンス』ではモテるようになったものの、悲恋の経験から告白を断っていることが明かされています。

ロイ・キャンベル

『メタルギア2』でビッグボスに代わる新たなFOXHOUNDの司令官としてソリッド・スネークの指揮官を担当したのがロイ・キャンベルです。『メタルギアソリッド1』でも指揮官を務めました。 『メタルギアソリッド2』では雷電の指揮官を務めたかと思いきや、実はキャンベルを再現したAIだったという展開が描かれます。『メタルギアソリッド4』では直接指揮官ではなくサポート役として登場、軍事情報網を介した情報提供をソリッドスネークに送りました。 『メタルギアソリッド ポータブル・オプス』では兵士として前線で戦っていた頃の姿が描かれています。部隊壊滅を生き残るしぶとさを見せ、負傷を負いながらもネイキッド・スネークのサポート役として活躍しました。

カズヒラ・ミラー

『メタルギアソリッド』にてソリッド・スネークの元教官として登場。しかしすでにリキッド・スネークによって殺害されており、終盤その正体が明かされる展開は味方だと思っていたプレイヤーの度肝を抜きました。 生前の姿は『メタルギアソリッド ピースウォーカー』にて描かれています。ネイキッド・スネークの右腕として活躍し、後方支援役として優秀なサポートを行い、国境なき軍隊の統率に特に力を発揮しました。 『メタルギアソリッドV』では新たな傭兵組織「ダイヤモンド・ドッグズ」の指揮官として登場。国境なき軍隊を壊滅させられた事から復讐心を顕にし、なりふり構わず汚れ仕事を引き受ける一面を見せるようになって行きました。

映画の監督は『キングコング:髑髏島の巨神』のジョーダン・ヴォート=ロバーツが担当!

本シリーズの実写映画監督を務めるのは、ジョーダン・ヴォート=ロバーツです。2017年に『キングコング:髑髏島の巨神』で監督を務めた新進気鋭の映画人です。 同作は多くの日本サブカルチャーへのオマージュが盛り込まれていることが知られていますが、その中の一つが『メタルギアソリッド』でした。監督抜擢も妥当な人選と言えます。 彼の「メタルギア」シリーズ愛は本物で、シリーズ30週年を記念したファンアートをSNSに投稿しました。また、シリーズらしさを出すためにシリーズから離れていた小島秀夫と直接ミーティングを行った事もファンを驚かせました。 ゲーム業界では、オリジナルスタッフが無視されたままシリーズが展開されることが多いのです。彼の日本サブカルチャーや『メタルギアソリッド』への尊敬の念を知っていれば、業界の慣例を無視した理由も自ずと見えてきますね。 以上、駆け足となりましたが本シリーズの基本情報をまとめました。ゲームらしからぬと評されるほどのドラマ性や、登場人物の魅力が少しでも伝われば幸いです。