2018年11月3日更新

映画「コードブルー」が90億越えの大ヒットとなった理由を徹底考察【続編の可能性は?】

フジテレビの人気ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズを映画化した本作は、公開初日から3週間連続で劇場動員数1位、そして興行収入90億円突破を記録しました。本作のヒットが今の日本でどれだけ凄いことなのか、そしてヒットの秘密に迫ります。

映画「コードブルー」はなぜ90億のスマッシュヒットを記録したの!?

フジテレビの人気『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd deason』の放送終了から1年。その続編を描いた映画「コードブルー」が興行収入90億円を突破しました。 このニュースを、TVやネットの記事などで目にした方も多いのではないでしょうか。しかし、「興行収入90億円」ってどれくらい凄い記録なのかイマイチ ピンと来る人も少ないはず。 そこで!興行収入90億円がどれくらいすごいことなのかや、どのようにして記録することができたのかを考察! 映画「コード・ブルー」の功績に迫ります!

邦画の興行収入90億円って一体どれくらい凄いの?

興行収入が90億円を突破したことが話題になっている『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』ですが、「興行収入90億円」って一体どれほど凄い記録なのでしょうか。

興行収入ランキングから読み解く「90億円」の凄さ

歴代邦画興行ランキング
©ciatr

『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』は、2018年10月時点で公開された映画の中では、『名探偵コナン ゼロの執行人』を抜き、興行収入1位を記録している作品。 さらに、洋画・邦画すべての作品の歴代興行収入ランキングでは、名作『ジョーズ』(1975)と並ぶ、48位を記録しています。 邦画のドラマ部門だけを抽出したランキングでは、『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』は15年ぶりに5位以内を更新する快挙を成し遂げており、これは邦画ドラマ作品ではとても凄いことです。

邦画ヒットの基準から読み解く「90億円の凄さ」

邦画映画のヒットの基準は「一般的に」10億円からという説があります。 その理由は、総興行収入が10億円を突破した映画だけが、翌年1月に日本映画製作者連盟(松竹・東宝・東映・KADOKAWAの大手映画製作配給会社で構成された団体)から発表されるリストに掲載されるため。 そのため、『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』が基準となる10億円を突破し、9倍の90億円という数字を叩き出したのは、とても大きな功績であることがわかります。

1990~2000年代はフジテレビのドラマ映画黄金期だった!

大ヒット作・映画「コード・ブルー」は、言わずとしれたフジテレビの人気連続ドラマから誕生した作品です。 本作同様、フジテレビではドラマで人気を得た作品の続編を、映画として公開する手法を多く取り入れてきました。その中でも、1990〜2000年代は多くのヒット作に恵まれた年でもあります。 例えば、上のランキングで1位と3位に輝いている『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』と『踊る大捜査線 THE MOVIE』は、フジテレビの人気刑事ドラマ「踊る大捜査線」シリーズから派生した作品。 そして、『南極物語』と『子猫物語』はドラマ作品から派生したものではないものの、本作もフジテレビ製作の作品です。 実写邦画の興行収入ランキングの上位作品のほとんどをフジテレビ製作の映画が占めており、このことからも1990〜2000年を中心に、フジテレビ製作の映画作品が多くの人々に愛されていたことがわかります。

「劇場版 コード・ブルー」がスマッシュヒットを記録した理由とは?

7年の時を経て新キャストを迎え連ドラ化、そして映画化へ

『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 1st season』の放送から10年。 当時、新米フェロー(研修医)だった山下智久演じる藍沢耕作たちは、10年の時を経て立派なフライトドクターへと成長していました。また、劇中のキャラクターたちが成長するように、それぞれの役を演じたキャストも、人気俳優として成長を遂げています。 人気俳優陣の共演と、若い世代にも人気の新キャストを加えたことで、映画「コードブルー」は幅広い年齢層の視聴者を獲得し、さらなる人気を得たと考えられます。 これも、短いスパンではなく7年という長い期間を空けてからの新ドラマ放送、そして映画化だったからこその成功です。 また、「コード・ブルー」シリーズに流れている「10年間」という時間は、人を成長させただけでなく、キャラクター同士と作品と視聴者の関係性も強めました。 「お互い語らずとも、相手が考えていることがわかる」キャラクター同士の関係性や、それを感じることができる視聴者と作品の関係性。これらの要素も、スマッシュヒットを記録した要因の一つとも考えられます。

映画「コードブルー」の続編制作はありえる?

「コードブルー」シリーズと同じく、フジテレビ制作の人気テレビドラマ「踊る大捜査線シリーズ」。こちらも、ドラマの続編が映画化されました。 映画第1作目『踊る大捜査線 THE MOVIE』が興行収入100億円を突破し、それを受けて同シリーズの劇場版作品は3作も制作されました。 この前例から、映画「コードブルー」も続編が制作される可能性は大いに考えられます。 一方で、問題視されているのはキャストのスケジュール問題。 主演の山下智久に加え、主役を張ることも可能な人気女優・新垣結衣と戸田恵梨香を抱える本作は、各キャストのスケジュールを合わせることに困難を極めます。そのため、制作側の問題ではなくタレント事務所の意思により続編制作が左右されると考えられるでしょう。

映画「コードブルー」の躍進劇はまだまだ止まらない!!

90億円の興行収入記録を突破した『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』。しかし、映画「コードブルー」の躍進劇はまだまだ止まりません。 本作は、公開から4ヶ月が経とうとしている2018年10月23日現在も、355の映画館で公開をされています。 この調子で行けば、興行収入100億円を突破し、続編公開も夢ではなくなりそうです。