2018年12月22日更新

映画『オーシャンズ8』をやっぱり見るべき7つの理由

スティーブン・ソダーバーグの「オーシャンズ」シリーズの最新作『オーシャンズ8』。2018年に公開された本作は、監督に『ハンガー・ゲーム』のゲイリー・ロスを迎え、女性だけの犯罪チームを結成したカムバック作になります。今回はその魅力について紹介します。

「オーシャンズ」シリーズ最新作が装いを新たに帰ってきた

ジョージ・クルーニーやジョニー・デップなど豪快キャストによる「オーシャンズ」シリーズ。 2002年に『オーシャンズ11』、2005年に『オーシャンズ12』、2007年に『オーシャンズ13』が公開されてきましたが、2018年に最新作が装いを新たに帰ってきました。 今度は女性だけの犯罪チーム!ターゲットもトリックもスケールアップした本作の魅力を紹介していきます。

まずは『オーシャンズ8』のあらすじを紹介

本作『オーシャンズ8』は、これまでの「オーシャンズ」シリーズの主人公、ジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンに、なんと妹が存在していることが明らかになるところから始まります。彼女の名はデビー・オーシャン。兄顔負けのその頭脳で綿密な犯罪計画を企てます。 今回のターゲットは、なんと世界的に知られたファッションイベント・メットガラ!毎年5月の第一月曜日にニューヨークのメトロポリタン美術館で開催され、各界の名だたるセレブが集い、その装いに全世界が注目するファッションイベントです。 そこに招待されたアン・ハサウェイ演じるダフネ・クルーガーという女優が身に着ける宝石の「トゥーサン」がターゲット。なんと1億5000万ドルもするカルティエの至宝です。 ダニーはケイト・ブランシェット演じるルー・ミラーを仲間に引き入れ、次々とパートナーとなる優秀な人材をスカウトしていくことに。一癖も二癖もある美女犯罪集団が、今世紀最大の華麗なる犯罪に挑むというお話です。 監督は、強い女性を主人公にした『ハンガー・ゲーム』のゲイリー・ロス。女優陣の美しさを引き出しつつ見事な演技力を巧みに演出し、華やかなエンターテインメント作品に仕上げています。

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理由1:スター級の女性キャストが揃い踏み!

これまでの「オーシャンズ」シリーズというと、ジョージ・クルーニーにブラッド・ピット、アンディ・ガルシアなどの豪華な俳優陣が肩を並べて出演していることでも話題となりました。そして今回の『オーシャンズ8』も、負けず劣らずな豪華キャストが集結。 主人公デビー・オーシャン役にサンドラ・ブロック、そして彼女の右腕となるルー・ミラー役にケイト・ブランシェットというベテラン名女優2名を筆頭に、ハリウッドで今最もホットな女優の一人ダフネ・クルーガーや、お騒がせ女優?のアン・ハサウェイなど豪華顔ぶれが並びます。

サンドラ・ブロック

サンドラ・ブロック
JOHN ANGELILLO/UPI/Newscom/Zeta Image KeywordsNews Motion Picture, Universal Studios, New York City

ケイト・ブランシェット

ケイト・ブランシェット
WENN.COM

アン・ハサウェイ

アン・ハサウェイ
WENN.com

そのほか天才ハッカーのナインボール役を歌手のリアーナ、天才宝飾デザイナーのアミータ役をコメディアンとしてキャリアをスタートさせたミンディ・カリングが演じます。さらにさらに、盗品売買のエキスパートのタミーにサラ・ポールソン、スゴ腕のスリ師・コンスタンス役にラッパーのオークワフィナ(本作で映画ファンにも注目を集めましたね!)、有名ファッションデザイナーのローズ役にハリー・ポッターシリーズで有名なヘレナ・ボナム=カーターが起用されました。

リアーナ

リアーナ
©︎Lia Toby/WENN.com

ミンディ・カリング

サラ・ポールソン

ヘレナ・ボナム=カーター

ヘレナ・ボナム=カーター
Daniel Deme/WENN.com

理由2:バラエティに富んだキャラクター個々の設定がハマってる!

今回の『オーシャンズ8』には、豪華なキャスト陣が登場することももちろんですが、彼女たちのキャラクター設定もまた個性に富んでいて飽きさせません。 国籍もアメリカ、イギリス、オーストラリア、インドなど様々で、ハリウッド受けを狙った白人主体の作品にならず非常に現代的と言えます。また、本職の女優だけでなく音楽業界を主戦場に置くキャストが複数起用されましたことも、本作のバラエティに富んだキャラクターたちの魅力を引き立たせる上で、一役買ったと言えるでしょう。

理由3:実在するファッションイベント「メットガラ」の完全再現

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Cheers! ???? #Oceans8

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毎年5月になると、日本のメディアでも大きく取り上げられているメットガラ。「メット」はメトロポリタン美術館のこと、「ガラ」はお祭りという意味で、メトロポリタン美術館の服飾部門による資金集めイベントとして開催されるファッションショーのことです。 メットガラは、VOGUE編集長のアナ・ウィンターが運営の責任者を務めています。本作では、なんとこの実在するファッションイベントを完全再現しているのです。 そして本編中には、アナ・ウィンターが本人役としてカメオ出演も果たしています!まるでセレブになった気分でメットガラを鑑賞することができるのも、本作の魅力のひとつといえるでしょう。

理由4:ハイブランドの豪華すぎる衣装

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Always walk with confidence. #Oceans8

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世界的ファッションイベントであるメットガラの再現もさることながら、そこに登場するキャストの衣装に自体も注目を集めた本作。劇中でメットガラに出演する女優役を演じるのは、アン・ハサウェイです。 身に着ける宝石に見合うだけの豪華な衣装をまとったアン。1950年代のクラシック映画に出演する女優のイメージを元に、ヴァレンティノがデザインしました。 さらに他のキャスト衣装も豪華そのもので、サンドラ・ブロック演じるデビーの衣装は、アルベルタ・フェレッティのデザイン。「オーシャン」という名前から海のイメージでヒトデや貝殻をあしらった衣装になっています。 ケイト・ブランシェット演じるルーの衣装もロックスターのようなジャンプスーツで、キース・リチャーズやデボラ・ハリーをイメージしているようです。皆が憧れるようなルーのキャラクター性も、演じるケイト自身はもちろんのこと、こういった衣装も合わせてイメージが形作られているのかもしれませんね。

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理由5:カメオ出演のセレブ達を探すのが楽しい!

豪華なメットガラの再現の際には、多くの有名人が本人役で登場しています。そんなところも本作の見どころのひとつ。 運営の全責任者であるVOGUE編集長のアナ・ウィンターを筆頭に、テレビ番組の司会者として知られるキム・カーダシアン、ファッションモデルとしても活躍するテニスプレイヤーのマリア・シャラポワ、『バッドマン ビギンズ』に出演し、トム・クルーズの元妻としても知られるケイティ・ホームズなど、さまざまな分野で活躍するセレブが集結しています。

理由6:ポップカルチャーの導入

本作で注目したい部分にポップカルチャーの導入というものがあります。特に今回、各メディアでも取り上げられているアン・ハサウェイのことに触れておきたいと思います。 『レ・ミゼラブル』のフォンテーヌや『プラダを着た悪魔』などで知られる彼女ですが、ある時期、激しいバッシングにあっていました。そして、本作の役どころがバッシング時の彼女自身に酷似しているということで話題に。 しかしながら、今回はアンの演技が、そう言った負のイメージそのものを払拭するかのごとく躍動的で素晴らしかったということで、各メディアはこぞって称賛ムードです。 リアルなハリウッドのゴシップを物語にうまく取り込むところなど、なかなか憎い演出がなされた作品になっています。

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理由7:華麗なる犯罪描写

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Spotted. Two of the baddest in the game. #Oceans8

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これまでのシリーズのようなハラハラ、ドキドキする展開とは違い、本作はあくまでスマートな展開の犯罪モノに仕上がりました。シリーズ最初の『オーシャンズ11』のようにまずは主人公が犯罪計画を立て、相棒的存在の人物に相談し、仲間を増やしていくという流れ。 また、「主人公の元パートナーの存在が絡んでいく」というストーリーも「オーシャンズ」シリーズを踏襲していますが、本作ではそこに加えて最後のどんでん返しが待っています!! 本筋かと思われたダイヤモンド・ネックレスを奪うこととは別のストーリープロットも潜んでいて、新しい「オーシャンズ」シリーズの幕開けと言っていい優秀な脚本です。

『オーシャンズ8』はみどころ満載すぎるので観ないのは損!

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That’s what a $150M smile looks like. #Oceans8

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「オーシャンズ」シリーズにみられる犯罪モノの面白さを失うことなく、女性ならではの華やかさや煌びやかさも加えて一段とパワーアップした『オーシャンズ8』。 また、女優陣のバディ感を出しつつも、彼女たちの演技に取り組むプロ意識の高さが共鳴し、珠玉のエンターテインメント作品に仕上がっています。 そして話は変わりますが、日本では、2011年に宝塚歌劇団にて世界初となる『オーシャンズ11』のミュージカル化が実現しました。その後も再演を繰り返し、2019年新たに再演が決定しています。 こちらの再演も映画とは違った女性だけの「オーシャンズ」シリーズとして上演される様子。ぜひ見比べてみたいものです。