風俗街のど真ん中。映画ファン向け映画館、新文芸座のラインナップが異常

2017年7月6日更新

オールナイトが実施されている数少ない名画座でもある新文芸坐。名画座らしいラインナップは映画ファン注目の的。一度は行っておきたい新文芸坐の魅力についてまとめました。

かつての名館の名残を引き連れて・・

昔、池袋に映画好きが多く集まる伝説的な映画館がありました。その名も「文芸坐」。

映画を志す若者たちがあつまり、名物であるオールナイト上映に通い続けたものです。昭和30年に作られてから平成8年まで活動した人気のある名館も老朽化のための閉館。

最後の日には「必ず帰ってきます」の言葉を残して幕を下ろしました。

風俗街のど真ん中に帰ってきた!名画座「新文芸坐」

4年のブランクを経て、そんな名画座が眠らない風俗街のど真ん中に復活。マスコミも映画人も喜びで迎えました。

ちなみに名画座というのは、ロードショーなどで上演を終えた作品、過去に上映されたものをメインに放映する映画館のことなのです。

池袋東口から徒歩3分。新しくなった映画館には、昔ながらのファンも新しいファンも増えています。ただし、周辺は風俗店ひしめく歓楽街。夜に女性一人で行くにはちょっと勇気がいる場所ですが、館内はきれいですし、女性でもゆったりと楽しめます。

場内は広々としていて、266席。緩やかなスロープになっているので、どの席に座っても映画が見やすくなっています。しかも、音響環境はドルビーEXと高水準。近代的なおしゃれさはないにしても、名画座らしい雰囲気がイイですね。

昔ながらの二本立て映画

オープン当初は、新作の1本立てやリバイバル公開など、行っていましたが、現在は、新旧作を2本立てで低価格で上映しています。

しかし、最近では、2本立ての映画は珍しく、見方がわからず問い合わせを受けることがあり、支配人の矢田庸一郎さんはカルチャーショックをうけたそうです。

多くの新しいシステムもあり、上映開始から30分すぎたときには、次回上映まで待ってもらうこと。たとえ場内がすいていても、最初から全部見て楽しんでもらいたいという想いがあるそうです。

超攻めたラインナップ

過去にもいろんな企画を立ち上げていますが、新文芸坐は特集の組み方も面白く、思わぬ掘り出し物にあえたりするので映画好きは要チェックですね。

オールナイト上映も充実

文芸坐といえば、オールナイト上映。深夜の独特の客層、謎めいた雰囲気もオールナイトの魅力ですよね。

オールナイトは、新文芸坐になった現在も実施していて、土曜の夜には、ゲストを招いてトークショーをしたり、ゲストが選んだ作品を上映しています。夜通し大きなスクリーンで映画を見るというのはなかなかないもの。

映画ファンに愛される映画ファンが集う名画座。映画好きなら一度は訪れたいですね。