映画好きはみんな好き?『ショーシャンクの空に』は本当に名作なのか【ネタバレ含む】

2017年7月6日更新

『ショーシャンクの空に』は、おすすめされる映画でも常に上位にいますよね。なのに、反対派の意見もネット上ではかなり聞こえてくるこの作品について、解析したいと思います。

映画の名作の基準って何?

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名作映画は基本的に、「優れた作品」という意味があります。ですが、現在では「有名な作品」という意味のほうが強いですね。

すぐれた作品という意味ではほかにも「傑作」などの言葉が使われていますが、広く広告するための文句としてもよく使われるために、どちらの言葉も必ずしもいい作品だとは限りません。

カンヌ国際映画祭

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引用: openers.jp

多くの人が体感的に感じる名作。その基準は、「もう一度映画を観たいと思った」「時間の割りにあっという間に観ることができた」「脚本・演出・演技・撮影・音楽などの分野でも評価されたもの」「年齢問わず誰もが楽しめる」「時間がたっても印象に残っている」などがあげられます。

『ショーシャンクの空に』は名作?

『ショーシャンクの空に』が名作といわれる最大のポイントは、やっぱりラストシーン。価値観の違いはあるにしても、多くの人が観ていて嫌な気持ちにならずに映画を観終わることができます。

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作品は、勧善懲悪のように、悪いことをした人たちには裁きが受けるようになっています。ハッピーとまでは言わないけれど、すっきりと見れる終わりが日本人好みでもありますね。

原作のスティーブン・キング作品の中で、多くのものが駄作といわれる映画になるのに対し、きちんと題材を消化し、人物の感情の流れに説得力があるのも魅力。

Tim Robbins And Morgan Freeman In ‘The Shawshank Redemption’クエンティン・タランティーノのような、演出だけが突飛しているものを名作というよりましだという意見もあります。

ラストシーンのエピソードの中には、監督のダラボンが、モーガン・フリーマン演じるレッドとティム・ロビンス演じるアンディの再会シーンカットしようと考えてたところが、試写会で予想以上に好評だったために、付け足したままの公開になりました。

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映画ファンの心情を満足させるように丁寧に説明してくれているため、誰にも見やすい名作というわけです。

『ショーシャンクの空に』は名作ではない?

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一方で、駄作とまでは言えないものの、その丁寧に説明されるラストシーンを「やりすぎている」と感じる映画ファンも多くいます。たとえば、「テーマ」や「伝えたい思い」などがはっきり表現されていない映画を好むいわゆる通の映画ファン。

映画の中に、自分なりのテーマや映画の意図をくみ取りたいと考えてる方にとっては、「右向け右」に誘導されるようなラストのストーリー展開をつまらなく感じるのかもしれません。そういう人には、「簡単すぎる」映画だともいえます。

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また、細かな部分に注目していくと、意外に語られずに流されているものも多く、気になってしまうと映画に集中できない人もいますよね。

刑務所に罪を犯して入っている囚人に対しての扱い方がウェットすぎるし、穴にポスターが貼ってあるシーン、穴の中からではできないことが後から判明して、監督も認めているミスもありました。

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名作であるかどうか、やはり個人の価値観や映画に求めているものの違いによるものですが、少なくとも駄作とは呼ばれていない作品。自身でチェックしてみてはいかがですか?