2021年8月31日更新

【1Screen調べ】ジブリの隠れた名作といえば?『紅の豚』『平成狸合戦ぽんぽこ』は大人の胸にジーンと響く

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紅の豚

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ジブリファン300人に聞いた!ジブリの隠れた名作といえば?

2021年8月27日に、ジブリ最新作『アーヤと魔女』が劇場公開されました。宮崎吾朗監督が挑む、スタジオ初の3DCG作品です。 そこで今回は新作公開を記念して、ジブリファン300人を対象に、「ジブリの隠れた名作といえば?」のアンケート調査を実施!その結果を、コメントとともに紹介していきます。

結果はこちら

ジブリの隠れた名作
©︎1Screen

1位:『耳をすませば』……70票

耳をすませば

回答理由: 「ジブリにはあまりないタイプの学生の甘酸っぱい恋愛物語で、さわやかに観ることができるからです。」(20代) 「ジブリの中で胸キュン1番だと思います!天沢誠司の声優が、高橋一生の声変わり前だということを知っている人が少ないのが残念です。」(30代) 「学生時代のことを思い出せる作品です。雫と聖司の初々しい恋愛模様にキュンとしたり、お互いを高めあいながら目標に進んでいく姿も好きです。おじいちゃんたちとの演奏のシーンが印象的です。」(30代)

2位:『紅の豚』……50票

回答理由: 「子どもの頃に観た時は正直内容を半分くらいしか理解していなかったが、大人になってから観てみると、複雑な人生観や世界観が描かれており、とても面白かったからです。」(20代) 「どちらかというと大人向けの「男のロマン」「男たちの世界」の話になるので、あまり観られていないかとは思いますが、戦闘シーンや飛行シーンは迫力があり、世界観やグラフィックもとても良いと思います。」(30代) 「音楽が特徴的で、豚をカッコいいと思わせるのがすごいと思ったので。」(50代)

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2位:『平成狸合戦ぽんぽこ』……50票

平成狸合戦ぽんぽこ
© Studio Ghibli/Buena Vista Home Video

回答理由: 「狸の可愛い映画かと思いきや、実際は人間のせいで住むところがなくなっている動物たちを描いていて大人になってから観るととても考えさせられる映画だから。」(20代) 「大人になって改めて観た時、作品の後半に色濃く描かれた環境破壊という社会問題が、公開から30年以上経った今でも通じてしまうところに恐ろしさを感じてしまい、今一度見るべき作品だと思ったため。」(30代) 「人間の手によって山や自然が削られ減っていくのを、動物目線で『住処を奪わないで』と人間に訴えかけていく映画。昔の作品ですけど、環境破壊が当たり前になっている今だからこそもっと多くの人に観てもらうべき作品だと思う。」(30代)

4位:『猫の恩返し』……31票

猫の恩返し

回答理由: 「猫の国の世界観は現実にはあり得ないような夢のある世界でとても素敵だが、あまり人気なイメージはないから。」(20代) 「バロンが猫なのにすごくかっこいい。不思議な世界観はジブリならではなんですが、主人公が現代の学生なので感情移入もしやすく、自分も一緒になってハラハラドキドキが味わえる作品です。」(30代) 「この作品、私はとても大好きで、何度も見返している作品なので、マイナーな作品になってしまっているのが残念です。バロンのカッコ良さやルーンとユキの恋の行方、猫王の悪役さ加減などに目が行きがちですが、私が個人的にツボなのがムタさんです。」(40代)

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5位:『おもひでぽろぽろ』……28票

おもひでぽろぽろ

回答理由: 「あまりテレビで放送されていない作品なので、観ていない人のほうが多いかもしれないけど私は面白い作品だと思うからです。主人公の女性・タエ子さんが小学生時代の様々な出来事を思い出すのですが、その回想の1つ1つが面白い内容で夢中になって観ることができる作品だと思います。」(20代) 「少し大人向けだと思うが、人の心の動きが実にリアルに描かれていて、いいハッピーエンドを迎える作品だと思うので。」(40代) 「大きな事件が起きたりということはないものの、観たあとに良かったなと思うことができます。子供の頃に観るのと、大人になって観るのと感じ方が違いました。」(40代)

6位以降はこちら

6位:『風立ちぬ』……16票 7位:『かぐや姫の物語』……14票 7位:『ゲド戦記』……14票 9位:『思い出のマーニー』……12票 10位:『ホーホケキョ となりの山田くん』……7票

ジブリの隠れた名作は、大人になってから観るほどジーンと沁みる!

1位の『耳をすませば』や4位の『猫の恩返し』は、“隠れた”名作かというと微妙なラインかもしれません。地上波やDVDで観たことがあるという人も、沢山いるでしょう。 これらの作品は、子どもの頃に観ればわくわくする、大人になってから観れば懐かしく思う、そんな甘酸っぱい青春映画になっています。 一方で2位の『紅の豚』『平成狸合戦ぽんぽこ』、5位の『おもひでぽろぽろ』などの作品は、地上波で放送されることが少ないために知名度はあまり高くありません。 地上波で取り上げられない一因としては、「ザ・子ども向け映画」とはいえないからかもしれません。主人公が大人であったり、大きな事件が起こらなかったりと、ほかの作品に比べると物語にのめり込みにくいのです。 しかし大人になってから観てみると、そんな単調なストーリーのなかにも、予想以上に強いメッセージ性があることに気付きます。自分と重ね合わせて観たり、時代背景を理解したりすることで、胸にジーンと沁みる映画になっているのです。 今回のアンケートで上がった作品を手に取ったことがないという人も、この機会に観てみると、まさに「隠れた名作」といえる素晴らしさに感動するはずです!ぜひまだ観ぬジブリ映画を、楽しんでみてくださいね。