2021年11月15日更新

ドラマ『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』鎮痛剤が招いた悲劇【ディズニープラス スターで独占配信】

DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機
©2021 20th Television

処方薬が患者の命を奪う!?利益求める製薬会社の罪が暴かれる『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』

怪我や病気で痛みがあるとき、病院で鎮痛剤を処方されたことがある人は多いのではないでしょうか。また日常で頭やお腹が痛いとき、市販の痛み止めを使う人もいるでしょう。鎮痛剤は、日本でも一般的な薬です。しかし実はアメリカでは、医師が処方した鎮痛剤が原因で、患者の命が失われる悲劇がたびたび起きているのです。 そんな鎮痛剤が引き起こした悲劇を描くドラマ『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』が11月12日からディズニープラスのスターで独占配信。 本ドラマの原作は、医師から処方された鎮痛剤により、多くの人が命を落とした事件を追ったノンフィクションです。依存性がほとんどなく、効果も高い「夢の鎮痛剤」として発売された薬が、実際には多くの依存症患者を生み出し、命を奪っていった実話をもとにしています。 マイケル・キートン演じる地元医師がこの事件に巻き込まれていく様子を中心に、製薬会社の罪が少しずつ暴かれる本作。さらに本作を彩る豪華キャストの熱演や、スリリングなストーリー展開などの魅力を紹介していきます。

「オピオイド」ってなに?作品のポイントになる鎮痛剤「オキシコンチン」とは

DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機
©2021 20th Television

『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』の物語の中心となるのは、オピオイド系鎮痛剤「オキシコンチン」。 オピオイドとは、ケシの実から採れる麻薬性鎮痛剤や、それと同じ働きをする合成鎮痛薬の総称。高い鎮痛作用がある一方で、吐き気や呼吸困難などの激しい副作用があります。さらに怖いのはその常習性。痛みがなくても摂取したくなり、過剰摂取によって命を落とす危険があるのです。 これらの鎮痛剤の危険性は、アメリカでは以前から問題になってきました。たとえば歌手のプリンスの死因も、オピオイド系鎮痛剤フェンタニルの過剰投与。そのため、こうした薬を処方することに慎重な医師も多くいます。 しかし本作の鍵となる「オキシコンチン」は、効果の高いオピオイド系鎮痛剤でありながら、“依存症になる可能性は1%以下”と宣伝され、全米で積極的に処方されるようになりました。事実とは違う宣伝を行った「夢の鎮痛剤」は、多くの依存症患者を生み出し、命を奪っていったのです。

「なにが」「どうして」起こったのか?時を超えて紐解かれていくスリリングな展開

DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機
©2021 20th Television

「DOPESICK」では複数の時間軸を行き来しながら、ストーリーが進んでいきます。 2005年、患者に「オキシコンチン」を処方した医師たちが裁判で証言。彼らは口をそろえて、製薬会社から同薬で“依存性になる可能性は1%以下”だと説明を受けたと言います。証人の1人であるサミュエル・フィニックス医師は、良心の呵責にさいなまれながら過去を思い出していました。 1996年、フィニックスは炭鉱町で地域住民の健康を支える町医者。あるとき彼は、製薬会社セールスマンのビリーから「オキシコンチン」のサンプルを渡されます。 時は進んで2002年、「オキシコンチン」に関する捜査を進める連邦検察官たちは、麻薬取締局(DEA)のブリジット・メイヤー捜査官を訪ねました。彼女は1999年ごろ、同薬がドラッグとして流通しているのでは、と調べていたのです。 再び1996年。炭鉱での作業中に背中を強打し、強い痛みを訴えていたベッツィに、フィニックスはもらったばかりの「オキシコンチン」のサンプルを渡します。 このように時間軸を交錯させ、90年代に起こっていた事態と、その裏にあった真実が、捜査や裁判を通して明らかに。そのスリリングな展開は見応え充分です。

マイケル・キートンら豪華キャストが演じる、それぞれのキャラクターの視点

DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機
©2021 20th Television

本作の主演はマイケル・キートンが務めます。彼は2014年には『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で数多くの賞を受賞した、名俳優です。 彼が演じるサミュエル・フィニックスは、炭鉱町で働く人々を見守る町医者。通常の診察だけでなく、思春期の少女の相談にのったり、高齢の患者が薬を飲み忘れていないかチェックしに行ったりする面倒見のいい人物です。知らずに患者の命を奪う薬を処方してしまった彼の戸惑いや罪悪感を、キートンの抑制された演技は必見。 製薬会社のセールスマン、ビリーは出世と同僚のアンバーの気を引くために「オキシコンチン」を売り込みます。演じるのは、『ミッドサマー』などへの出演で知られるウィル・ポールター。彼の繊細な演技は、出世欲と会社への疑い、倫理観の間で揺れるビリーを見事に体現しています。 一方、「オキシコンチン」を開発したリチャード・サクラーは、製薬会社を経営する一族のなかでも少し浮いた存在です。彼を演じるのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』などのマイケル・スタールバーグ。彼が演じるリチャードの薬を世界に広めようとする狂気じみた執念と、不気味な存在感に圧倒されるでしょう。

『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』は11月12日からディズニープラスのスターで配信開始!

DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機
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製薬会社の狡猾な販売戦略によって、アメリカ全土に広がったオピオイド系鎮痛剤「オキシコンチン」。同薬は依存症患者を生み出し、より強いドラッグに手を出すきっかけになるゲートウェイドラッグとなり、そして多くの人の命を奪いました。 この問題は、いったいどうして起こったのか。利益を追求する製薬会社と、彼らにだまされていたという医師と患者。本作では時間軸を交錯させながら、そこに隠されていた真実が明らかになっていきます。 『DOPESICK アメリカを蝕むオピオイド危機』は、11月12日からディズニープラスのスターで配信中です!

提供:ディズニープラス