2022年2月7日更新

大スターのセックステープが流出!?90年代最大のスキャンダルを描く『パム&トミー』はただセンセーショナルなだけじゃない!

パム&トミー
©︎2022 Disney and its related entities

ネット社会のプライバシー問題の先がけとなった事件を描くドラマ『パム&トミー』

今や私たちの生活になくてはならない存在となったインターネット。しかしその黎明期には、匿名性を利用した違法な物品の売買や、個人情報の流出などの問題が数多く存在していました。 ドラマ『パム&トミー』は、そんなインターネット黎明期に起こった、当時人気絶頂だったセレブのセックステープ流出事件を題材にしたドラマです。本作は作品としてのセンセーショナルさだけでなく、現代のネット社会やセレブカルチャーに通じる問題、女性にとってのスキャンダルの影響についても描かれています。 ここでは『パム&トミー』のあらすじや主演を務める豪華キャスト、そして第1話を中心としたレビューを紹介していきましょう。

史上最大のセレブスキャンダルはなぜ起きた?ドラマ『パム&トミー』のあらすじ

『パム&トミー』
©︎2022 Disney and its related entities

ドラマ『ベイウォッチ』に出演し、人気テレビスターとなっていたパメラ・アンダーソン。彼女は1995年に、ヘヴィメタルバンド「モトリー・クルー」のドラマー、トミー・リーと出会います。彼の猛烈なアプローチで出会ってから1週間足らずで結婚したふたりは、贅沢でしあわせな生活を送っていました。 そんななか、家の改装工事中に何者かによって金庫が盗まれる事態が。そのなかには、彼らが新婚旅行中に撮影したセックステープも入っており、それがネット上に流出する事件が起きてしまいます。1997年にその映像がインターネットで公開されると、世界中で大きな話題となりました。 ふたりの関係性は赤裸々に明かされ、世界中の人の好奇の目にさらされることになります。果たしてこの事件は誰が犯人なのか、そしてふたりはどうなっていくのでしょうかーー。

セバスチャン・スタン&リリー・ジェームズのW主演!波瀾万丈な結婚生活を送る夫婦を熱演

パム&トミー
©︎2022 Disney and its related entities

『パム&トミー』のモデルとなったパメラ・アンダーソンとトミー・リーとはどのような人物だったのでしょうか? モデルとなったトミー・リーは、1980年代に一世を風靡したヘヴィメタルバンド「モトリー・クルー」のドラマーとして活躍。ドラムセットごと回転するパフォーマンスなどで有名です。同バンドは“スーパー・クレイジー・ロックンロール・バンド”として知られており、かなりワイルドな私生活を送っていたといわれています。 パメラ・アンダーソンは、アメリカを代表する有名雑誌「プレイボーイ」のプレイメイト(女性ヌードモデル)として知名度を上げたのち、当時の人気テレビドラマ『ベイウォッチ』に出演していた女優です。ビーチで働くライフガードたちの活躍を描いた同作は、シーズンごとに新たな美女隊員が登場するのも見どころの人気シリーズ。常に露出度の高い水着姿でドラマに出演していた彼女は、セックスシンボルとして世間の人気を獲得していきました。

『パム&トミー』
©︎2022 Disney and its related entities

そんなセンセーショナルな夫婦を熱演したのは、セバスチャン・スタンとリリー・ジェームズ。 本作でトミー・リーを演じるのはセバスチャン・スタン。彼は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)「キャプテン・アメリカ」シリーズなどで、バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役を演じたことでも知られています。 これまではPTSDを抱えているような寡黙な役が多かったスタンは、今回はロックスターの役ということで、ワイルドで豪快な演技に挑戦。劇中では全身タトゥー&ピアス姿を披露しています。また一部作り物ではありますが、全裸のシーンも。彼のメイクアップには毎朝2時間もかかったそうです。 一方パメラ・アンダーソンを演じるのは、『イエスタデイ』(2019年)などで知られるリリー・ジェームズです。彼女もまたこれまでの清純なイメージから、セックスシンボルであるアンダーソンを演じるという大胆なイメージチェンジを図りました。2人の体当たりの演技は必見!

スキャンダルの影に隠された真相とは?さまざまな視点から描かれる事件の裏側

『パム&トミー』
©︎2022 Disney and its related entities

『パム&トミー』では、プライベートを世間にされされたセレブ夫婦の苦悩や、追い詰められていく本人たちの様子と同時に、この件が史上最大のスキャンダルに至るまでのいきさつも描かれています。 彼らのセックステープを流出させた犯人の目的はなんだったのか?彼の視点から犯行に及ぶまでの経緯、そして、それを引き起こしたセレブ夫婦と彼の関係も明らかに。 テープ流出事件の犯人であるランド・ゴーティエを演じるのは、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007年)や『ロングショット』(2019年)などで知られるセス・ローゲンです。高圧的なトミー・リーにはっきりと意見できない情けなさと同時に、絶対に彼に復讐し、今の生活から抜け出すという強い意思を持った男性を見事に演じています。 現在配信されている3話までの時点では、彼の水面下での動きがメイン。しかし一方で、パメラの女優としてのキャリアに対する不安や「モトリー・クルー」の人気の低迷、お互いのことをなにも知らないまま結婚したふたりの関係のいびつさも目を引きます。 この噛み合わない歯車が、事件の影響で今後どのように変化していくのでしょうか?

センセーショナルなだけじゃない!ネット社会の問題、女性にとってのスキャンダルの重大さにもフォーカス

『パム&トミー』
©︎2022 Disney and its related entities

セックステープ流出事件を描く本作は、もちろん刺激的なシーンも満載です。しかしそれだけではなく、ネット社会や現在のセレブカルチャーに通じるプライバシーの問題もしっかりと描かれています。 現在ではネットは基本的には完全匿名ではなく、一定の手続きを踏めばサイトの運営や書き込みなどを行った個人を特定できることは誰でも知っています。そして、そうした行為を罰する法律も整ってきました。しかし『パム&トミー』で描かれた当時は、こうしたテクノロジーやプライバシー侵害に関する法整備が整っておらず、ふたりにはこの流出事件に対してなす術がなかったのです。 また、本作では女性差別を背景に、こういったスキャンダルが男性に比べて女性に大きな影響を与えることにもフォーカスしています。パメラはセックスシンボルとして人気を博していたこともあり、この事件で同情されるどころか笑い者にされてしまったのです。 最終的にパメラとトミーは販売元を相手取って裁判を起こすことになりますが、その際にもパメラに対して相手側の弁護士から不適切な質問が相次ぎ、彼女を傷つけました。

パム&トミー
©︎2022 Disney and its related entities

一方で、本作では「当時はこうだった」という話だけではなく、現在のネット社会、そしてセレブカルチャーにも通じる問題提起もされています。1度ネットに上がった写真や映像は、削除してもくり返しコピーされつづけ、ほぼ永久に消えることはありません。 パメラのようにセックステープ流出事件に襲われたセレブはほかにもおり、キム・カーダシアンやパリス・ヒルトンなどもそうした被害にあっています。彼女たちはその件でいつまでもバッシングを受ける事態になっているのです。 セレブとして有名になることは、仕事以外の部分まで大衆の注目を集めることになってしまうものですが、彼らのプライバシーを守ることは重要なこと。その点は現在でも改善されていません。 また、近年世界的に人気を博しながらも、視聴者によるネットでの誹謗中傷による自殺などが絶えないリアリティーショー問題にも繋がるところがありそう。 このようにただセンセーショナルなだけでなく、社会派ドラマとしていろいろなことを考えさせされるドラマ作品となっているのです。

ドラマ『パム&トミー』は2月2日からディズニープラスのスターで日本独占初配信中!

『パム&トミー』
©︎2022 Disney and its related entities

『パム&トミー』はセレブの私生活の境界線をギリギリまで追い詰めた最初のスキャンダルともいえる事件を描いています。 この事件はネットの透明性に関するテクノロジーの進化や法整備など、インターネットそのものあり方に変化を与えました。またこうした事件でセレブが、とくに女性がどんな影響を受けるのか、丁寧に描いた本作は、誰もがネットとは無関係でない現在にこそ、観たいドラマです。 メッセージ性だけでなくエンタメとしての面白さも満載の『パム&トミー』は、2月2日からディズニープラスのスターで、日本独占配信中です!

提供:ディズニープラス