こんなNINJA…めっちゃアリ!映画オタクが次世代スパイアクションドラマ『GAME OF SPY』の魅力を本音レビュー
スパイアクションといえば、まずどんな作品を思い浮かべますか?古くは『スパイ大作戦』や「007」シリーズ、新しいところでは「キングスマン」シリーズといった数々の名作を生み出しているジャンルですが、ここに新風を巻き起こす作品が日本から登場! それが、Amazon Prime Videoで2022年6月24日(金)から独占配信されるオリジナルドラマ『GAME OF SPY』(ゲーム・オブ・スパイ)。東山紀之が極秘スパイ組織「GOS」のリーダーとして活躍するスパイアクションです。 世界中の犯罪者から狙われる日本を舞台に、軍隊格闘カリ・シラットや殺陣、日本古来の忍具を融合させた超絶アクションが展開!往年のスパイ映画へのオマージュもあちこちに感じられる「スパイアクション愛」も必見です。 本記事では、映画鑑賞に費やす時間は月間150時間以上!仕事は映画館勤務!人生の大半を映画に捧げてきた映画オタクライターが『GAME OF SPY』を本音でレビュー!世界にも通用する本格アクションと人間ドラマ、そして時折はさまれる笑いとのバランスが絶妙な本作の魅力を語っていきます。
テロを阻止して国を守れ!極秘スパイ機関「GOS」が日本の闇を駆ける【あらすじ】
かつては「世界一安全な国」といわれた日本。表面上は平和に見えても、今やテロ計画や各国の諜報戦、サイバー攻撃など裏では様々な策略がうごめいています。そのような国家危機を秘密裏に回避するための組織が、法務省外局・公安調査庁に属する極秘スパイ機関「GOS(Global Operation Service)」です。彼らは捨て駒的な存在で、将来の保障は何もありません。 2022年、東京万博を3日後に控える中で、総理官邸に国際テロ組織・ムンドからテロ予告が届きます。その内容は「3月1日正午、東京で大規模テロを行う」というもの。「デウスゲートが開かれる」という謎の言葉を残したまま、その目的は明らかになっていませんでした。 海崎総理から指令を受け、公安調査庁の高原は別の任務を終えたばかりのGOSのメンバーを再び招集します。リーダーの羽柴猛をはじめ、メンバーはクセの強い優秀な人材ばかり。 高原は彼らに、わずか72時間のうちにテロを阻止するミッションを託します。GOSの諜報活動によって、ムンドが計画する史上最悪の大規模テロの全貌が明らかに!果たしてGOSチームは東京を、日本を守ることができるのでしょうか?
カリ・シラット×殺陣×ハイテク忍具!新感覚アクションシーンの数々
東山紀之演じるGOSのリーダー・羽柴猛が使っているのが、軍隊格闘カリ・シラットと殺陣、そしてハイテクな忍者道具。この3つの要素が融合したアクションシーンの数々が本当に新感覚なんです!! カリ・シラットは、フィリピンの国技であるカリと、東南アジアの伝統的武術シラットを掛け合わせたもので、それを軍隊で実戦用に発展させたのが軍隊格闘カリ・シラット。殺陣は時代劇の格闘シーンでお馴染みですね。
今作で東山紀之が見せるアクションは、いまだかつてない本格的なもの。こんなに傷だらけでボロボロになった姿は見たことがありません!羽柴とバディを組む香月政晴を演じる小澤征悦や、GOSの紅一点・檜山レイ役のローレン・サイのアクションシーンも見応え十分。 まず本作のアクションシーンが堪能できるのが、羽柴・小澤・檜山の三人と敵との戦いが繰り広げられる1話。多勢相手に、カリ・シラット、殺陣、そしてハイテク忍具を駆使しながら、バッタバッタと薙ぎ倒していくシーンは爽快! さらに、続く2話でも羽柴と香月が、大勢相手に大乱闘。狭い路地を最大限に活用した、迫力ある肉弾戦はアクション作品ファン必見。また、この戦闘シーンはずっと長回しで撮影されていて、疾走感&臨場感も抜群です。
手裏剣、吹き矢など!誰でも知ってるあの忍者道具がハイテクになって大活躍
羽柴や香月が使っているハイテク忍具を作っているのは、「武器製造おじさん」こと貸衣装屋の店主・久我山繁信。表向きは浅草にある観光客向けの貸衣装屋ですが、GOSのアジトとつながっています。 久我山は自称・忍者の末裔ですが、ハイテク忍具作りにかけては正真正銘、超一流!相手の動きを封じるほか乗り物も爆破する「高速マルチ手裏剣」、弾丸も防御できる「シールド風呂敷」や「薄型軽量鎖帷子(くさりかたびら)」、標的を一瞬で倒す「オートマチック吹き矢」、戦闘中に重宝する「鉤縄ピストル」などなど、劇中にはこれでもか!というくらい多くのハイテク忍具が登場。
中には、超重要な場面で大活躍する金平糖型の超小型忍具といった、久我山の最高傑作と称するガジェットも。もう、ガジェット大好きアクションオタクとしてはワクワクが止まりません! これらのハイテク忍具を使ったアクションが、日本各地で繰り広げられる本作。海外の日本文化ファンや忍者好きはもちろんのこと、私たち日本人にとっても改めて日本文化の良さを感じさせてくれる、日本愛に溢れた作品になっています。
スパイ作品好きはニヤリとしちゃう!名作スパイ映画へのリスペクト&オマージュ
さらに、『GAME OF SPY』は全編を通して、往年のスパイ作品へのリスペクトが感じられ、あちこちにオマージュが散りばめられています。スパイアクションが大好きな筆者も、思わずニヤリとしてしまうほど! 高原がGOSのメンバーに任務について話した後、「君たちの身に何が起ころうとも、日本国は一切関知しない」と言うセリフは、まさに『スパイ大作戦』や「M:I」シリーズそのもの!また、アジトの壁に陳列してある数多くのハイテク忍具は「キングスマン」シリーズのガジェットを彷彿とさせます。 また、GOSのアジトが貸衣装屋からつながっている点も、『キングスマン』へのオマージュになっていそう。アジトの壁に並んだ武器の中に傘型の武器があるのも、『キングスマン』の武器にちなんだものなのかも!
激しい戦闘からハニートラップまでなんでもこなす女スパイ・レイは、タイトなブラックスーツに身を包み、颯爽とバイクで駆ける姿はさながら峰不二子かボンドガールかといったところ。しかもレイは元MI6という経歴もあり、「007」シリーズへのリスペクトも感じられます。 メインテーマソングも「007」シリーズの雰囲気を感じさせるものになっていて、シリーズ通してこれまでのスパイ作品への愛とオマージュを感じずにはいられない!
全員キャラ濃すぎ!コメディパートとシリアスシーンの絶妙なバランス
アクションシーンに引けを取らない本作の大きな見どころが、キャラクターの濃さ。 何しろ主人公の羽柴からして、スパイなのに外国語が苦手で、右と左もわからない方向音痴という、スパイらしからぬスパイです。だけれども、元陸軍軍人の祖父に育てられ、誰よりも正義を貫くアツい男。あまりにもギャップがありすぎる!本当に大好きです、こういうキャラ! そして、作中で主にコメディパートを担っているのが、国際指名手配中の天才ハッカー・夏目篤彦。演じているのはお笑いコンビ・デニスの植野行雄で、無国籍感ただよう風貌で大阪弁というミスマッチさがクセになる!時々入る武器製造おじさん・久我山との後方支援コンビのギャグのようなやり取りが、場を和ませるのに一役買っています。
そんなコメディ要素もはさみつつ、GOSメンバーの固い絆が徐々にわかっていくのも本作の醍醐味。羽柴と香月の相反する2人のバディ感と、久我山とレイの父娘に似た関係性には思わずホロリとする場面も。 また、GOSを陰で操る3人のキーマンとして、田中泯演じる海崎総理、渡部篤郎演じる白鳥官房長官、松平健演じる高原総務部次長が暗躍。この3人の関係性にも注目すると、物語はより深いものになるはずです。公式ビジュアルで松平健が「暴れないスパイ将軍」と紹介されているのは、ついクスッとしてしまいました笑
これは本当に新感覚!!ドラマ『GAME OF SPY』は6月24日からAmazon Prime Videoで独占配信開始
軍隊格闘カリ・シラット×殺陣×ハイテク忍具を融合させた、新感覚スパイアクション『GAME OF SPY』。本格的なアクションシーンはもちろん、一息つけるコメディパートとグッとくる人間ドラマのシリアスパートが絶妙にブレンドされた、全く新しいエンターテインメント作品でした。 随所にあふれる往年のスパイ作品へのオマージュも必見。スパイ作品を愛する人にも、斬新なアクションを求めている人にも、ぜひ自分の目でその“新感覚さ”を楽しんでほしい1作です! 1話30分×10話と、手軽に観られる時間配分も魅力。Amazon Prime Videoのオリジナルドラマシリーズ『GAME OF SPY』は、2022年6月24日(金)から独占配信スタートです。
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