2023年7月5日更新

漫画「文スト」全巻ネタバレあらすじ解説!美麗文豪キャラたちのバトルに興奮がとまらん【文豪ストレイドッグス】

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「文スト」こと『文豪ストレイドッグス』は、誰もが知る文豪の名前を持つ美麗キャラたちが戦う、原作・朝霧カフカ、作画・春河35による異能バトル漫画です。魅力的なキャラと緻密なストーリーが人気を博し、2023年にはアニメ5期も放送決定。 本記事ではそんな「文スト」の全巻ネタバレあらすじや感想を紹介していきます!

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『文豪ストレイドッグス』のあらすじ【ネタバレ注意】

文豪ストレイドッグス わん!
© 朝霧カフカ・かないねこ・春河35/KADOKAWA/文豪ストレイドッグス わん!製作委員会

ヨコハマにある武装探偵社は、異能を駆使して依頼をこなす組織。そんな武装探偵社の太宰治と、自身の異能に気づいていない中島敦とが出会うことから物語は始まります。紆余曲折あり敦は武装探偵社に入社することに。 実は彼の異能は特殊なものでした。ポートマフィアや組合(ギルド)など、それぞれの思惑を持つ異能者組織たちが敦を確保しようと動き始め、世界を巻き込む異能バトルへと展開していきます。

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主要登場人物解説

中島敦(なかじまあつし)

中島敦は孤児院育ちの心優しい気弱な青年です。18歳。異能は大きな白虎へと変身する「月下獣(げっかじゅう)」。 孤児院では虐待され、挙句の果てに追放されてヨコハマを飢餓状態で放浪していたところを太宰治と出会います。この出会いをきっかけに自身に異能があると知ることに。アニメ版の声優は上村祐翔。

太宰治(だざいおさむ)

文豪ストレイドッグス 太宰治
©朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA

太宰治は武装探偵社に所属する、包帯がトレードマークのひょうひょうとした人物。22歳。異能は触れた相手の異能を無効化する「人間失格」です。 自殺マニアな死にたがりで、かなりのマイペース人間。謎めいていますが実はかなりの実力者で、元ポートマフィア最年少幹部という過去を持っています。アニメ版声優は宮野真守。

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国木田独歩(くにきだどっぽ)

文豪ストレイドッグス 国木田独歩
©朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA

国木田独歩は武装探偵社の頼れるまとめ役。予定外な出来事を嫌う、冗談の通じたいお硬いタイプです。異能は手帳に書き込んだものを具現化する「独歩吟客(どっぽぎんかく)」。 いつも「理想」と書かれた手帳を持ち歩いており、そこには人生の先々の予定が書き込まれています。自由すぎる太宰が頭痛のタネ。アニメ版声優は細谷佳正。

江戸川乱歩(えどがわらんぽ)

文豪ストレイドッグス 江戸川乱歩
©朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA

江戸川乱歩はハンチング帽が印象的な小柄な人物。無駄が嫌いで合理的な思考を好みます。異能は「超推理」。 その推理能力で武装探偵社でも一目置かれる存在。ひと目見ただけで、事件の真相から相手の過去まで見抜く人並み外れた推理力を有しています。一方で一般常識に疎いところも。アニメ版声優は神谷浩史。

1・2巻ネタバレ感想

自分が異能者だと知った中島敦は、試験に合格して武装探偵社への入社を果たします。敦に居場所ができてよかった……とホッとしたのもつかの間、今度はポートマフィアが動き出すことに。 なんと敦の首には懸賞金70億が掛かっていたのです。ポートマフィアの芥川龍之介は部下の泉鏡花を使った非道な作戦を実行します。芥川に殺人を強要されてきた鏡花の心の内を聞いた敦は、機転を効かせて敵であるはずの鏡花を助けるのでした。 外套を「黒獣」に変身させる芥川の異能「羅生門」が厨二心に刺さりまくってしまいました。

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3・4巻ネタバレ感想

鏡花を匿うも、1枚上手な芥川によって敦と鏡花が捕らえられることに。敦と芥川の死闘の末、ひとまず敦は仲間によって救出されます。 一方で太宰は、70億の裏を探るため古巣のポートマフィアに潜入していました。かつての相棒でいまは犬猿の仲の中原中也が登場。2人のこじらせ感情は多くの読者の主食となったことでしょう。 太宰により、懸賞金にギルドのフィッツジェラルドが関わっていることが判明。ポートマフィアの敦捕獲失敗を受けて、彼自らが武装探偵社に接触してきます。さらにポートマフィアの首領が森鴎外だと判明しました。

5・6巻ネタバレ感想

ギルドがヨコハマに乗り込んできたことで、武装探偵社・ポートマフィア・ギルドの3組織による異能力戦争へと発展していきます。ギルド構成員も次々登場して一気に登場人物が増えるので、このあたりから脳の整理をしながら読むのがおすすめ。 バトル多めで読み応えありの5・6巻。ギルドのホーソーンvsボロボロの芥川、ギルド勢vs国木田独歩&谷崎潤一郎タッグなど、各所でバトルが進んでいきます。 森鴎外の切れ者っぷりも存分に発揮されていて、武装探偵社とギルドを翻弄したり、太宰に組織に戻るよう勧誘したりしていました。

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7・8巻ネタバレ感想

ポートマフィアは精神操作系の異能を持つQこと夢野久作を投入、さらにヨコハマは混沌としていきます。フィッツジェラルドは願いを叶える「本」の入手が目的で、それを探すカギとなるのが敦の異能だったのです。 フィッツジェラルドの作戦はヨコハマを焼き払うというものでした。敦はヨコハマを守るため、ポートマフィアと武装探偵社との共闘を提案。敵の敵は味方展開、ベタですが最高です。 「双黒」である太宰と中也のによる共闘、乱歩とエドガー・アラン・ポオの推理対決と、まだまだ熱い戦いが続いていきます。

9・10巻ネタバレ感想

元相棒の中也と太宰の激重感情に浸ったあとは、ついに因縁ある敦と芥川の共闘が描かれていきます。空中要塞白鯨で、2人は口喧嘩しながらもフィッツジェラルドを倒そうと共闘。2人はヨコハマ焼却計画を止めることに成功しますが、肝心のフィッツジェラルドは行方不明となってしまいます。 9巻で3社戦争は集結。久々に穏やかな回が続き、芥川の妹・銀や彼女に恋する元探偵社の田山花袋(たやまかたい)ら新キャラが登場。 その頃ポートマフィアの地下牢では危険すぎる男フョードル・ドストエフスキーが静かに動き始めていました。

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11・12巻ネタバレ感想

行方不明だったフィッツジェラルドはたくましくも新生ギルドを設立します。 水面下ではドストエフスキーの策略が動き出していました。彼の目的は「本」を使って異能者のいない世界をつくること。 彼はポートマフィアの首領・鴎外と、探偵者社長・福沢諭吉にウィルス型異能を埋め込み、両組織のつぶしあいを画策します。恐ろしい男です。 抗争が激化するなか、鴎外と諭吉はどちらかが死ぬまで戦おうと対峙しますが、そこに現れたのは2人が「先生」と呼ぶ夏目漱石でした。異能「吾輩は猫である」が猫に変身する能力でかわいすぎる。

13・14巻ネタバレ感想

漱石により、抗争の黒幕ドストエフスキーが頭目を務める「死の家の鼠」のアジトが判明。敦と芥川が共同潜入作戦を遂行することになりますが、2人は相変わらず喧嘩ばっかりですね。そこがいいのですが。 ドストエフスキーはなぜか素直に異能特務課に連行されていき、抗争は集結。14巻からは新たに殺人結社「天人五衰(てんにんのごすい)」が暗躍しはじめます。 ドストエフスキーの懐刀・小栗虫太郎と乱歩の推理対決、太宰の逮捕と続き、14巻ラストでは「天人五衰」の正体が探偵社だという偽の事実を「頁」によって作られてしまうことに……。

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15・16巻ネタバレ感想

逃走する他ない探偵社の面々を追うのは、警察特殊部隊「猟犬」です。 同僚の無実を信じる敦はフィッツジェラルドに協力を仰ぎ、逮捕された太宰は情報を引きだすために刑務所でドストエフスキーと心理戦を繰り広げます。高次元心理戦すぎて、己の無能さを呪ってしまいました。 探偵社員の逃亡を鴎外が助けてくれますが、代わりに与謝野晶子を差し出せと要求。さらにポートマフィアの立原道造(たちはらみちぞう)が彼女に恨みを持つ猟犬の潜入捜査官だと判明します。 晶子、どうなっちゃうの~!?このあたり超展開が多くてワクワクします!

17・18巻ネタバレ感想

敦は異能「完全犯罪」を持つ虫太郎に接触し、探偵社の再建を目指します。実は裏で太宰と協力関係にあった異能特務課の坂口安吾の指揮のもと、現実を改変する「本」の「頁」の手がかりを求め敦は天空カジノへ。 カジノの総支配人は天人五衰の1人シグマです。さらに猟犬も敦らを追ってカジノへやってきます。「頁」で作られた事実のせいで探偵社の冤罪を晴らせず、モヤモヤが続く展開です。 乱戦の中、敦はシグマの能力で「頁」の在り処や、天人五衰のボス「神威」による探偵社員暗殺計画を知ることに。一方地上では天人五衰が仕組んだ爆発テロが起きていました。

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19・20巻ネタバレ感想

神威の暗殺計画が動き出しますが、その窮地を救ったのは乱歩でした。 次々に社員を救出した乱歩は、諭吉の命を受けて猟犬の隊長・福地桜痴(ふくちおうち)と協力関係を結ぶことに成功。ところが、諭吉が最も信用しているこの福地こそ神威だったのです。 敦のピンチに駆けつけた芥川は、余命が短いことを敦に告げたうえで自分の命と引き換えに福地から敦を逃します。泣かずにいられるか……。 福地は天人五衰の最後の1人、吸血種のブラム・ストーカーを目覚めさせます。福地はブラムを使い、芥川を吸血種にしてしまいます。情緒追いつかん。

21・22巻ネタバレ感想

吸血種を恐れた政府は、部下を思い通りに動かせる異能兵器「大司令(ワンオーダー)」を英雄・福地に託すことを決定。 探偵社は「大司令」が福地の手に渡るのを防ごうと動きますが、失敗。しかしすべてを読んでいた太宰の根回しにより、発動までの猶予を得ます。さすが太宰さん。探偵社は発動のカギであるブラム保護へと動きます。 一方収監中のドストエフスキーと太宰に、天人五衰のゴーゴリが命がけの脱獄レースを持ちかけていました。太宰&シグマvsドストエフスキー&吸血種になった中也という異色すぎるタッグのレース、予想がつきませんね。

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『文豪ストレイドッグス』の感想&レビュー

美男美女の美麗バトルからしか得られない栄養がありますからね。海外文豪勢が増えてくるあたりから、複雑になるけど一気におもしろさが加速します。 異能バトル好きにはもちろん読んでもらいたい!のですが、創作者ならではの苦悩や孤独、変人っぷりがキャラに昇華されているのが個人的に刺さったので、いろんな感情を内包していてこじらせているキャラが好きな人にもおすすめしたいです。 漫画ですが、勉強にもなるので国語の参考書と言い張れます!

『文豪ストレイドッグス』あらすじをネタバレ解説しました

文豪ストレイドッグス 中島敦 芥川龍之介
©朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/2019文豪ストレイドッグス製作委員会

漫画『文豪ストレイドッグス』は文豪がテーマだからこそ、単なるバトル漫画を超えた知識の広がりをも楽しめる作品です。言葉にこだわった作品になっているので、ウィットに富んだ会話はぜひコミックスで楽しんでみてください!