「文スト」猟犬部隊メンバー一覧と異能力を紹介！5人目はスパイだった……！？

実在する文豪をキャラクター化し、漫画でもアニメでも人気を博している『文豪ストレイドッグス』。 この記事では本作のなかでも人気のキャラたちが集まる「猟犬部隊」について解説！各メンバーの能力や魅力、さらにはスパイの正体まで徹底紹介していきます。 ※この記事は「文豪ストレイドッグス」の重要なネタバレを含みます。

猟犬部隊とは強者が揃う軍警のなかでも最強と言われる特殊部隊で、正式名称は「特殊制圧作戦群・甲分隊」。作中では15巻60話で武装探偵社と激突しており、ここから彼らの活躍が本格化していくことになります。 メンバーは5人となっており、全員が異能力者。そのうえ異能技師による手術を受け、一般的な人間の数十倍とも言われる身体能力を有するなど規格外の戦闘力を誇ります。 しかしながらその高すぎる戦闘力を保持するために1ヵ月に1度「維持手術」を受ける必要があり、それを受けないと全身が腐って死んでしまうという大きなデメリットも抱える存在です。

猟犬部隊の隊長である福地桜痴。豪快かつ陽気な性格に見えますが、敵と認識したものには一切容赦しない冷徹さも持ち合わせています。 異能力「鏡獅子」は手にした武器の性能を100倍にするという、単純ながら戦闘に特化した非常に強力なもの。この能力の対象には小石や他者の異能力なども含まれており、非常に多彩な使い道が存在します。 また彼の愛刀「神刀・雨御前」は、空間や時間に干渉できる能力を持った恐ろしい武器です。

国を脅かす存在に対しては容赦なく刀を振るう福地。 その反面、自身の知る人間に対しては優しさを見せる場面も存在します。作中ではテロリストとして捕まった福沢諭吉の取り調べをおこなうなかで、古くからの知り合いである彼に対して「自白すれば貴様を護ってやれる」と男気に満ちた言葉をかけるシーンが描かれました。

猟犬部隊の副隊長を務める大倉燁子。普段は子どものような見た目をしていますが、実は周囲から「血荊の女王」と呼ばれ、恐れられている存在です。 異能力の「魂の喘ぎ」は自身やふれたものの年齢を操作することが可能で、相手にふれた瞬間に勝負がついてしまうほどの非常に強力な効果を持っています。またこの能力を使い、戦闘時には大人の姿になることもあるなど実年齢がまったく予測できない人物です。

サディスティックで高慢に見える大倉ですが、軍警としての自覚と品格は隊のなかでもトップクラス。 作中では「何があろうと市民を傷つけぬ」と強く断言する場面も登場しており、その熱い気持ちを見せつけています。また傷付きながら「秩序がなくば暴力が得意な人間が民の上位に立ってしまう」と語るシーンも存在し、命懸けで秩序を守ろうとするその姿に胸を打たれた読者も多かったようです。

猟犬部隊の隊員で尋問などを得意とする条野採菊。普段は丁寧な言葉遣いや柔らかな物腰をしていますが、その実サディスティックな嗜好を持っている危険な存在でもあります。 異能力の「千金の涙」は自分自身を非常に小さな微粒子に変化させ操る能力です。また盲目である代わりに他の感覚が異常に発達しており、相手が出す物音などから様々な情報を知覚することができます。

条野は異常に発達した嗅覚や聴覚を使った尋問を得意としています。その能力を活かし、モンゴメリという少女の行方を探すため彼女が働いていた喫茶店「うずまき」に出向いた条野。 そこでマスターに対し尋問を進める様子がとにかく恐ろしいんです！じわじわと相手を追い込みながら焦る様子を楽しむ様は、まさしくドSそのもの。彼の性格と能力の恐ろしさが、ひしひしと伝わってくるシーンになっています。

「隕石斬り」の異名を持つ猟犬部隊屈指の強さを誇る剣士、末広鐵腸。メンバーのなかでも特に正義感が強く真面目な人物で、同僚の条野採菊とはあまりウマが合わないようです。 異能力の「雪中梅」は刀の形状を自在に変化させる能力。非常にシンプルな能力ですが、凄腕の剣士である彼が使うことで強力な効果を発揮します。

猟犬部隊のなかで1番真面目な性格と言われる末広。条野とともに喫茶店うずまきを訪れた際は、彼の尋問を止め「彼女の行方を教えるならば彼女は一切の罪に問わぬ」とマスターに提案。 そしてこの約束を守れなければ腹を斬ると約束し、なんと土下座までして頼み込んだのです。どんな相手でも誠実に接する、彼のまっすぐな性格が垣間見える感動的なシーンでした。

猟犬部隊「幻の5人目」である立原道造。当初はどんな人物が5人目のメンバーなのかは明かされていなかったため、彼の存在が明るみに出たときは大きな話題になりました。 異能力の「真冬のかたみ」は様々な金属を操作することが可能な能力。しかもこの能力は対象の金属にふれずとも発動可能で、詳細な能力の範囲などはまだ明らかにされていません。

本来であれば猟犬部隊として、テロリストの疑いをかけられる武装探偵社を倒さねばならない立原。 しかしポートマフィア潜入時代にかけられた「あの探偵社がテロリストなど絶対に有り得ない」という言葉を思い出し、「必ず真犯人が居ます！」と力強く断言。自身の考えを曲げない強さはもちろんですが、マフィアたちとの絆を大切に思う心も伝わってくる感動の名シーンです。

作中でも武装探偵社のメンバーらと激しい戦いを展開してきた猟犬部隊。物語の展開を左右する戦いを何度も経て来た彼らですが、2023年5月時点では猟犬部隊のメンバーは誰も死んでいません。 ただし条野採菊は吸血鬼化した芥川龍之介との戦闘により、吸血鬼化してしまっています。この激戦で大きく消耗したものの、条野は死亡だけはまぬがれるかたちに。これからどのようにストーリーに関わってくるのか、他のメンバーはいったいどうなっていくのか。 ファンの多い猟犬部隊なだけに、今もその動向に注目が集まっています。

当初は「幻の5人目」としてその正体が明かされていなかった立原道造。実は彼はそもそもポートマフィアの傘下組織「黒蜥蜴」に属する人物として登場していました。 しかしその後の展開で彼は軍警のスパイとして、ポートマフィアに潜入していたことが判明。そしてその正体が、猟犬の「幻の5人目」であったことが明かされたのです。 当初は異能力も持たない人物だった立原。しかしこれにより異能力を所持していることまで判明し、ファンたちを大きく驚かせることになりました。

立原には兄がおり、彼はかつて軍人として働いていました。しかし兄は戦闘で負傷するたびに異能による治療を受け、何度も何度も戦地へ赴くことに。そしてついには精神的な限界を迎え、自ら命を絶ってしまったのです。 そのとき兄を治療し続けていたのが軍医を務めていた森鴎外と、その下で治癒能力を使用していた与謝野晶子でした。そして現在、森鴎外はポートマフィアの首領となっており、立原はその監視を目的とした潜入捜査官に志願。 彼がポートマフィアに潜入した裏には、兄を追い込んだ者たちへの復讐心が隠れていたのです。

猟犬部隊の隊長として様々な場面で活躍してきた福地桜痴。しかしその正体はテロ組織「天人五衰」の設立者、作中で起きた数多くの事件の黒幕である「神威」と呼ばれる人物だったのです。 彼は軍という「人を殺す」立場から戦争の恐ろしさを知り、戦争を命じるあらゆる国を消滅させようと画策。それをきっかけにテロ組織を設立し、様々な事件を影から操っていくことになります。 現在は「すべての部下が命令通りに動く」という異能兵器「大司令(ワン・オーダー)」の奪取を狙いとしており、彼の正体が少しずつ明かされることで猟犬部隊も大きく混乱していくことになります。

『文豪ストレイドッグス』のなかでも個性派なメンバーが揃い、人気を獲得している猟犬部隊。 隊長の正体も明らかになり、これからの動きが気になるキャラクターたち。これを機に『文豪ストレイドッグス』を読み返し、彼らの活躍に備えてみてはいかがでしょうか！