『ダンボ』の都市伝説【実はシュールな映画だった!?】

2017年7月6日更新

子供と一緒に楽しめる子供向けの映画として定番のダンボ。子供の頃に鑑賞されたことのある方も多いのではないでしょうか。しかし、大人になってからよく見直してみると、実は単なる子供向けの娯楽映画以上のものが含まれていることが分かるのです。今回は、そんな『ダンボ』にまつわる都市伝説の1つを分析します。

『ダンボ』とはどんな映画?

誰もがタイトルは聞いたことのある映画ですが、映画の内容を簡単に説明します。『ダンボ』とは1941年、第二次世界大戦最中に制作・公開されたアメリカ映画です。耳が大きすぎることからいじめを受け、「ダンボ」というあだ名をつけられてしまったゾウが逆境に立ち向かって行く映画です。

ダンボ

ディズニーランドのダンボのアトラクションはピンクだった?

東京ディズニーランドに「空飛ぶダンボ」というアトラクションがあります。写真のように、ダンボの色と同じ灰色のダンボのアトラクションなのですが、実はこのアトラクションの色は企画段階ではピンクだった…という都市伝説があるのです。

ディズニーランド・ダンボアトラクション

なぜアトラクションの色はピンクでは駄目だったのか?

では、なぜディズニーランドのピンク色のダンボのアトラクションの設置は反対されたのでしょうか。これは、映画『ダンボ』の中で、ダンボが飲酒をして見た幻覚の中に出てくるのが、ピンクのゾウであったからだと考えられています。

シュールレアリズムな作品で有名なサルバドール・ダリとウォルト・ディズニーは友好関係にあったと言われており、このシーンはダリの影響が垣間見えるとも言われています。

ダンボ

映画の中でそれを描くということには問題がなかったにも関わらず、ディズニーはそのような不健康なイメージを持つピンクのゾウを、子供たちが乗るアトラクションとして作ることはできない、と判断したようです。

ピンクのゾウの意味

この映画の中のシーンだけでなく、「ピンクのゾウ」そのものが、英語ではアルコールや薬物を摂取した際に見る幻覚のことを表しているようです。最初にピンクのゾウをこのような意味合いで用いたのは、アメリカの作家のジャック・ロンドンの作品であると言われています。

こうしたピンクのゾウが本来持つ意味と、映画の中での表現方法を合わせて、ディズニーはピンクのゾウのアトラクションは駄目だと判断したのでしょう。こういった内容は子供にはあまり言うべきではないものかもしれませんが、私たち大人にとっては面白い発見となりうるのではないでしょうか。 74e5c8615747a7a212009b5a224c0807

『ダンボ』が制作から70年以上経った現在でも愛され続けているのは、子供たちに夢を与える映画と同時に、大人も楽しめる内容も含み、近代アートとも密接に関連しているからかもしれません。