2018年7月10日更新

『もののけ姫』の都市伝説まとめ【コダマとトトロの関係】

『もののけ姫』コダマ

ジブリに数多く存在する都市伝説。その中でも、生と死がかなり直接的にかかわってくる『もののけ姫』での都市伝説を集めてみました。

宮崎駿監督の転換期となった『もののけ姫』

もののけ姫

この作品以降、メインキャスターに声優を採用しなくなったり、エンターテイメント性よりも、少し難しいかもしれないけれど「人としての業」などを含めた作品性の高いものに変化しています。

まさにターニングポイントに位置する作品でもあります。

コダマとトトロは同じ?

『もののけ姫』のラストに出てくるコダマ。小さく一人ぼっちのこのコダマは印象的ですよね。実は、トトロに進化する前の姿だというのです。

宮崎駿監督が気にしていたのは、トトロという森の精は何千年も生きているのに、この森にいないということ。そのために、最後に出てきたコダマが数百年の時を得て、トトロになったということを語ったそうです。

タタラ工場がハンセン病をかくまっている施設だった?

エボシという女性が統制しているタタラ工場。独自の文化、そしてルールなどで独立しているようなこの工場は、ハンセン病の患者をかくまう施設だという都市伝説があります。

その理由は、タタラ工場に包帯を巻いている病人のような人たちがいたり、台詞でも「行く当てのない私たちをうけいれてくれた」という言葉あるように、差別されていた存在だったことが一因になっているようです。

昔、日本では、ハンセン病になると、一般社会で生活をしていくことが難しく、差別されていたようです。そんな人たちが自立して自分たちの力で生きていける世界がこのタタラ工場なのです。

本編とは関係ない都市伝説も。

『もののけ姫』を作成したきっかけが、税金対策だったというもの。スタジオジブリが1990年以降、多くの作品を輩出しその作品より得られる印税などで多額の税金を納める必要がありました。

税金で多額を収めるのなら、その費用で映画を作ってしまおうということになり、ジブリ史上で最高額の製作費をかけて作成されました。

宮崎駿に助けられたエボシ

モロとの戦いによって、片腕をもぎ取られるエボシですが、本来構想の段階では、この時に死ぬことになっていました。しかし、宮崎駿監督がエボシを気に入っていたために命を奪うことができないといい、死なないように変更になりました。

さらにこのエボシの都市伝説もあります。

タタラ工場にやってくる前までは、中国にいたといわれています。少女の頃に売られ、買った親分を殺して日本に帰ってきました。あの気の強さ、生きていくための非常な精神はそういった過去から構築されているのでしょう。

アシタカはピーターパン症候群?

アシタカは物語の中で掟(制約)から出ようとしません。アシタカの選択にはどの段階においても迷いが無く、一貫して自分を貫いています。青年という年齢でありながらも、作品を通じて一切の「葛藤」や「迷い」が無いアシタカの存在はある意味で「成長しない」とも取ることができ、つまり所謂ピーターパン症候群であるという考え方があります。

こちらは、宮崎駿が明確にどこかで語っているわけではないので、一つの考え方に過ぎませんが、確かに納得する要素はあると考えられます。

『もののけ姫』以外にもタイトル候補はあった!

『もののけ姫』の映像完成間近に、宮崎駿監督が「アシタカ聶記<せっき>」というタイトルに変更しようと発言したのです。しかし、『もののけ姫』というタイトルを気に入っていた当時の鈴木敏夫プロデューサーが、宮崎駿監督の意見を無視して、TVCMなどを作成。

そしてそれに気づいた宮崎駿監督も、見てみぬフリをしたのだとか。

これらの都市伝説からみると、いろんな作り手たちの思いがこもった作品だということがよくわかりますね。

もののけ姫

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