2017年7月6日更新

『ターナー、光に愛を求めて』のあらすじ、キャストまとめ。イギリスの偉大な画家の一生

画家に焦点をあてた映画はこれまでもありましたが、『ターナー、光に愛を求めて』は、英国風景画史に名を残したジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの世界観を彼の人生を映すことで描いたところにあります。監督、俳優、スタッフが一丸となって取り組んだ、この映画はアカデミー賞を受賞し、高い評価を得ました。

不器用奇天烈な画家を『英国王のスピーチ』のティモシー・ポールが熱演

画家に焦点をあてた映画は数多くあります。ですが、『ターナー、光に愛を求めて』の特徴は、英国風景画史に名を残したジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーの日常と見た景色の再現に集中したところです。

絵を描く、風景を見る以外はエキセントリックで野獣的。かといえば自分に関する噂話に目を光らせたりと若く野心的で俗物であるという難しい役を『ハリー・ポッター』シリーズでピーター・ペティグリュー、『英国王のスピーチ』にてウィンストン・チャーチルを演じたティモシー・ポールが丁寧に演じて見せました。

『秘密と嘘』のマイク・リーがJ.M.W.ターナーの一生を形にする

マイク・リーは『秘密と嘘』にてパルム・ドールやアカデミー賞にて受賞した監督です。彼の特徴として脚本を用いずに俳優やスタッフと役のキャラクターを丹念に作り上げ、さながら即興劇として撮影するスタンスです。マイク・リーはこの映画を撮影するにあたって偉大で崇高で過激なターナーの人生に深く入り込みました。

この『ターナー、白光に愛を求めて』は史実を描くということもあり、膨大な資料を集め、ティモシー・ポールは2年に渡って絵の勉強をしました。それによって作品世界とターナーの絵の世界を重ねることに見事成功しています。

あのモネにも多大な影響

『色彩のはじまり』など光と風景を描き、モネなどにも多大な影響を与えたターナー。精神障害を抱えた母との関係で心に傷を負った彼の嘲りと批判に晒されても自分のスタイルとより良い作品を探し続けた姿勢は大変に魅力的です。

英国絵画史に残る偉大な画家の作品における世界観と人生を再現したこの映画、注目です。