岩井俊二監督映画おすすめトップ12!

2017年10月30日更新

監督はもちろん脚本、編集、時には音楽まで手掛ける才能あふれる映画監督岩井俊二の監督作品の中からおすすめ映画をランキング形式でご紹介いたします。

圧倒的な映像美!岩井俊二監督作品

映画を始めテレビドラマやミュージックビデオなども手がける岩井俊二。彼の監督作品を始めて観ると、ほとんどの人がその独特な色彩と情景美に圧倒されてしまうでしょう。 春の桜も、冬の雪も多くの人の監督作品で用いられたものですが、岩井マジックにかかると美しさがより一層踊りだします。まるで岩井監督の繊細な心情がスクリーンを通して伝わってくるほどです。 まさに日本人ならではのきめ細やかさが生んだ芸術と言えるでしょう。やはりそんな情景美には『花とアリス』に代表される青春ストーリーがものすごく合います。 岩井監督作品にハマったら、岩井監督がプロデュースをしている『虹の女神』も岩井テイストが凄く反映されているので是非。

12位:岩井俊二が、監督・原作・脚本・音楽・編集・プロデュース・デザイン・ストーリーボードを務めた意欲作【2012年】

thee_greco 怪奇的な吸血鬼ホラーではなく、自殺志願の女の子を地を抜くという形で幇助していく殺人鬼の話。淡々と静かに蒼白く進む中でのクライマックスへの繋ぎは秀逸だと思いました。美しく悲しい、でも見たあとは不思議と心がすっとする映画です。
EllyMimy 待ってました。 岩井俊二監督の久々の作品。

ある高校教師がネットで見つけた 自殺志願者を殺し、 その血を飲むというとんでもなくダークな話ですが、 相変わらずの岩井俊二ワールドを堪能させていただきました。 若干グロテスクな場面もあるので、 それ系が苦手な方はご注意を。

日本では2012年に公開された『ヴァンパイア』は、米・カナダとの合作も話題となった作品です。女性から抜き取った血を欲するという、これまでにないヴァンパイア像を描いた、岩井俊二監督作の中でも異色の作品です。 サイモンは生物教師をしており、家では認知症の母親の面倒をみています。孤独な生活を送る彼には誰にも言えない秘密がありました。彼は自殺サイトで知りあった女性と会っては、その血を抜き飲み干すことで己の欲望を満たしていたのです。

11位:塀の上をたどって世界の終わりまで【1996年】

momoka_0131_ すきな映画だな〜。 岩井俊二の映像の撮り方が好きだ。 世間一般のふつう、じゃない目線で 描いているから生きるも死ぬも 愛してるもぜんぶ食べる、寝るくらい 身近で軽くて滑稽に感じられる。 それなのにすごく残酷さもあって、 ふしぎな感じがする。 じぶんの生まれた年の映画って いうのもまたすきだなって思う理由の ひとつなのかもしれない。
Shearer 観た後完全に無になる映画 ボーッとエンドロールを眺めざるを得ない

Charaの独特な声と喋り方が 岩井監督の美の世界観とマッチしていて セリフが美しい音楽の一つとして耳に残る

途中出てくる牧師さんは まったく私の理想像の牧師 あのシーンは温かくて涙が出た

塀の外では生きられず 窮屈な塀の中に閉じ込められた 居場所がない彼らの唯一の生きられる場所

きっと彼も世界を終わらせただろう

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ヒロインを務めるCHARAと浅野忠信の出会いのきっかけともなった『Picnic』。幻想的で繊細な映像美を堪能できる、岩井俊二監督作の魅力がいっぱい詰まった作品です。 精神病院を舞台に描かれる今作でヒロインを務めるのはCHARA。心に病を抱えながらも病院の外の世界にあこがれを募らせる女性・ココを演じています。ココは、同じ病院で暮らしているサトル(橋爪浩一)とツムジ(浅野忠信)と出会い、3人で塀の上の探検を始めます。 ある日、教会にたどり着いた3人は神父から聖書をもらいます。聖書に没頭したツムジは、世界の終わりを悟りました。ツムジの言葉を信じたココは、世界の終わりを見届けるために、3人で旅に出ないかとツムジとサトルを誘うのでした。

10位:世界一愛おしくなる殺し屋を浅野忠信が熱演!

melancholix666 岩井俊二さんの見やすめの映画かもしれない。優しいけど彼の異様な雰囲気がわかりやすい。導入にどうぞ!と言いたいかんじ( ´^o^` )
sciatr こんなに素敵な殺し屋がいるなんて!純粋に面白いストーリー!

『フライド ドラゴン フィッシュ』は、1996年に公開された映画で、同じく岩井俊二監督作品である『PiCNiC』と同時上映されました。 探偵事務所で働くプー(芳本美代子)は、データバンクから期間限定で派遣されてきたオペレーターです。ある日、生物学者のトーマスから、ドラゴンフィッシュが盗まれ、その犯人と思わしき人物トビヤマを探して欲しいという依頼があります。 一方、少年・ナツロウ(浅野忠信)は、部屋に閉じ込もり、もらった1匹の魚を日がな一日眺めて暮らしています。

9位:松たか子初主演映画【1998年】

kirakira_no_uta 松たか子の初主演映画かな?? 岩井俊二監督ではこれが1番好きです。北海道から武蔵野大学に憧れの先輩を求め、上京してきた少女の話で、とてもピュアで好きです。桜や音楽、またまた謎の、制服を着た子供たち、言葉。全てが好きで、4回みました。途中出てくる映画「生きていた信長」にも注目。
sakura_ddb こころがほっこりする。 ドキドキだけど期待に満ちた四月。 初めての一人暮らしの様子、わかる!って感じだった。 きっとこの映画のあとに物語が続いていくんだろうなぁ。

松たか子の初主演作である『四月物語』は、大学入学を機に上京してきたヒロイン卯月の日常を美しく繊細に描いています。どこにでもありそうな日常の何気ない出来事を,、岩井俊二監督ならではの感性と映像美で鮮やかに切り取っています。 進学のために上京し、一人暮らしを始めた卯月(松たか子)。東京での暮らしも大学生活も彼女にとっては新鮮な驚きと発見の連続でした。日々新しい出会いがあり、彼女の世界はどんどん広がっていきます。卯月が通う大学は武蔵野大学。ゼミでの自己紹介の時、この大学を選んだのか聞かれても、卯月は答えようとしません。彼女はなぜ、旭川から遠く離れた東京の武蔵野大学を選んだのでしょうか。

8位:心をつなぎ止めるためにすべてのものを縛る女性を山口智子が熱演!(1994年)

仕事ばかりで家庭を顧みない夫に寂しさを募らせ、徐々に心のバランスを崩していくヒロイン・萌美の姿を切なく美しく描いた『undo』。1994年に公開されたこの作品は、ヒロインの萌美を山口智子。夫の由紀夫を豊川悦司が演じました。 自宅マンションで夫の帰りを待つだけの寂しい日々を過ごしている妻の萌美(山口智子)は、気分転換のために編み物を始めました。彼女の心はすでに蝕まれており、家じゅうのものを編み物の毛糸で縛っていくことを止められませんでした。

7位:黒木華をイメージして作られたストーリーに注目!(2016年)

ヒロインを務める黒木華に宛書されたという『リップバンウインクルの花嫁』は、2016年に公開されました。シンガーソングライターのCoccoが出演していることでも話題となった作品です。 教師の皆川七海(黒木華)はSNSで知り合った男性・鶴岡哲也(綾野剛)と結婚することになり、式の準備に追われます。友人の多い哲也とは違い、式に招待する人にも苦労する状態の七海。哲也にはかっこが悪いから招待人数を何とか増やすように言われてしまいます。 現代の東京でひとりの「普通の」女性がどのように生きていくのかを、お金や格差といった現実テーマをまじえ描き出した作品です。

6位:青春時代の淡い感じを岩井俊二監督独特の色彩で表現!1度ならずとも2度、3度と1年に1回は観たくなる名作【2001年】

a__ryn 岩井俊二監督作品。

ずっと観たくて、スクリーンで観る機会があったので迷わず鑑賞。

残酷で脆くて危うい思春期。 少年たちの深くて暗いところと現代社会の深くて暗いところ。 触れたら壊れてしまいそうなくらい繊細な青春時代に流れ込むリリィとドビュッシー。

14〜15歳のときに聴く音楽がその人に与える影響が1番大きいっていうけど、まさにそれ。 現実から逃げ込める世界。彼らにとってそれがリリィ。リリィの世界のなかにいるときだけ本当のじぶんになれる。

脆弱さを隠すための虚勢と虚偽。 辛い。甚い。苦しい。 そんな世界から逃げだす。

残酷すぎる世界を描いているにも関わらず綺麗だとすら思わせてしまう岩井俊二監督ならではの映像がとってもすきです。 スクリーンで観れてよかったなあ。

観てるときは苦しいくせに余韻が残る不思議な作品です。

pumi 思春期の痛々しいリアル。 日常に疲れた時にふと思い出して観たくなる。

岩井俊二監督が遺作に選びたいと述べている渾身の作品『リリイ・シュシュのすべて』は、監督が手掛けたインターネット小説を原作としています。 いじめられっ子の主人公・星野修介は、大好きなリリィ・シュシュの曲を聴くことでどうしょうもない毎日になんとか折り合いをつけていました。生活の中心がリリィになってしまっている修介は、ファンサイトを開設し、そこでたくさんの人と出会います。ファンサイトに集う人の中に青猫というハンドルネームの人物がおり、修介は青猫と急速に親しくなっていくのでした。

5位:岩井俊二監督の独特な視点がよく表れている名作!【1995年】

yyuukkii0125 だいすき!きゅんきゅん! 岩井俊二が好きになったきっかけの作品。夏が近づくと毎年DVD観てます。
wtr1119 常識に捉われない子供の発想を、打ち上げ花火で上手く表現してる!

2017年に公開されたアニメ映画『打ち上げ花火、下からみるか?横から見るか?』の原作となっているのが、こちらの1995年公開の映画です。元はテレビドラマとして作成されたこの作品は、岩井俊二が映画監督として知名度を上げるきっかけとなった記念すべき作品です。 両親の離婚がきっかけで転校することになった、なずな(奥菜恵)。彼女に想いを寄せる二人の少年・祐介(反田孝幸)、典道(山崎裕太)は彼女の事情を知りません。なずながみんなと過ごせるのも1学期の終わりまで。寂しくなったなずなは、祐介と典道に賭けをさせ、それに勝った方と駆け落ちをしてしまおうと決意します。

4位:名作『花とアリス』の前日譚をアニメ映画化!【2015年】

yuki12241 岩井俊二はアニメも撮れるんですね~!この人の映画は、特に派手なストーリーがあるわけでも、奇抜な演出があるわけでも無いのに作家性が染み出ていて大好きです。大好きな本家の『花とアリス』の世界をそのままアニメで描きだしたらこうなるだろうなぁ、と凄く納得のクオリティ。もともと清涼感溢れる画と主演の2人の美しいイメージがアニメーション的とも取れる作品だったので、オープニングのバレエを踊るシーンですぐに良作であることを確信しました。本家の花とプリクエルのアリスが重なる粋な演出で、ファンの心を一気に鷲掴みにしたのではないでしょうか。主演二人の声の演技もちゃんとハマっていて、確かに『花とアリス』でしたよ。

アリスの母親のキャラクターがなかなか強烈で、登場時間がさほど長くない割にかなり印象に残っています。色気づいていて幼いかと思えば凄く頼りがいのある一面も持っていて、別居・離婚という重たいテーマが裏に潜んでいるのにも関わらず言及せず、淡くて切ない空気が漂いながらも涙を見せない、粋だなぁ。黒板に字を書きかけて消すシーンだったり、仄めかす程度に留める勇気!!電車のシーンやらなんやら、オリジナルを後から補足するようにキャラクター像が深まっていくため、フラッシュバックしながら楽しめました。花とアリスの友情の始まりの物語です。

物語としては意外にぶっ飛んでいて、オカルト要素が入っているのが面白い所。中学校とカルト宗教的という相容れない二つの要素が合体したような見たことのない画が面白かったです。予想通りオチではなくその過程が重要視されていて、彼女たちの共通点や惹かれあう理由が良く分かる優秀な補足となっています。いびつだけど、それがいい!決まりきった目的に最短距離で向かう事は無く、敢えて遠回りする事によって不思議な面白さが出ているのでは。本来なら人生に踏み込む事の無いような人間との関わりが深く描かれるのも面白いなぁ。エンドロールのラスト一瞬まで注目です!!

southpumpkin 岩井俊二は中学生特有のあの甘酸っぱさを描くのがなんと得意なのでしょうか。いわゆる中二病のような中学生の描き方がとてもしっくり来ます。二人でユダという人間を探して旅をするのは『スタンド・バイ・ミー』的ですが、『花とアリス』があるおかげで『スタンド・バイ・ミー』のように事切れる物悲しさはありません。僕達の中で花とアリスは生き続けるのです。本作と『花とアリス』とが密接に関係し、花とアリスの人格形成を感じることができます。花は昔から一途でかわいいなあ。 女子中学生とおじさんとが二人で歩くという今では事案になってしまいがちですが、岩井俊二がやるとみずみずしいアニメーションになるのですね。素敵です。 前作では鈴木杏の天才的な演技力に唖然とした記憶がありますが、本作では蒼井優の声優の上手さにびっくりします。

アニメ映画『花とアリス殺人事件』では、映画『花とアリス』の中学校時代のストーリーが描かれています。主人公の花とアリスの声優を実写作品と同じく鈴木杏と蒼井優が務めました。 両親の離婚がきっかけで転校することになった徹子(アリス)。引越しもして心機一転、苗字も黒柳から有栖川に変わりました。転校先の学校では、クラスの生徒も先生も徹子にはよそよそしい態度で、自分はもしかしたらいじめや仲間はずれにあっているのではないかと思ってしまうほどです。 ある日、徹子は他校の生徒から自分が転校してくる前の話を聞きます。徹子が転校した石ノ森中学には生徒が殺された殺人事件があり、クラスの生徒たちもその事件に関与しているのではないかという疑惑が徹子の胸をよぎり始めます。

3位:岩井俊二監督の代表作と言えばコレ!雪の白さがこんなにも美しく見える映画は他にはない!【1995年】

melancholix666 岩井俊二さんの作品を明暗で分けたとしたら明の方の作品。青春チックなストーリーを可愛らしく綺麗に素敵に切なく描くのも上手なんだなあ花とアリス然り。
____RiN____ 岩井俊二作品て高尚な少女漫画みたいだな、と思いました。 まあトヨエツがいるんだからいいよね!中山美穂かわいい!指が細い!

1995年に公開された映画『Love Letter』は、岩井俊二の記念すべき初監督作品です。韓国でも公開されたこの作品は大ヒットとなり、韓国で大きな社会現象も巻き起こしました。 亡くなった恋人・藤井樹のことが忘れられない渡辺博子(中山美穂)は、彼の中学時代の住所に気まぐれで手紙を送ります。不思議なことに、彼と同じ名前の人物から返事が帰ってきました。まさか死んだ人間から返事がくるはずはないと奇妙に思う博子ですが、その彼と同じ名前の人物としばらく文通が続きます。 藤井樹からの手紙をいつしか心の拠り所にしてしまう博子。しかし、それは彼と同姓同名の女性が書いたものだったのです。彼女は藤井樹と同級生であり、彼宛に送られてきた手紙につい、興味本位で返事をしてしまったのでした。

2位:作品中も効果的に出てくる桜のような薄ピンク色がぴったりハマる青春ストーリー。【2004年】

yuki12241 女子の友情と恋愛を岩井俊二風に描くとこんな感じ、という映画。女子のちょっとした嘘から始まった恋愛をふんわり描いているのですが、よくよく考えるとかなり恐ろしくて、鈴木杏が美人だから何となく許せちゃうだけだと気付きました。もしや、作り手はそれを意識して『ハンニバル』というワードを入れたのかも。花とアリスという二人の登場人物の名前の響きとキャストの整合性の無さが寧ろ良い。一瞬逆かな~?となるのも狙いのうちでしょうか。 出演者が演技が自然で、それに相まってシンプルな演出なので非常にリアルに見えるのですが、実はとんでもなく非日常を描いているというギャップが良い。手持ちカメラが多くセピアな色遣いが特徴的なために、少しドキュメンタリー感が出ているのもそれを手助けしています。台詞回しがとても面白く、笑いを誘うシーンなんかは振り切れた程棒読みだったりして潔いです。台詞途中の変な部分でカットが変わるのはこの監督さん良くやってましたっけ。そこが不自然でしたが、それ以外はとてもよかったです。
Sakurako_Kita 切なさとか、友情とか愛情とか。 凄く絶妙なバランスで。素敵でした。

鈴木杏と蒼井優や対照的な性格の親友同士を演じる『花とアリス』は思春期の少女の自分でもびっくりしてしまうような言動が、切なく美しく、そして少しコミカルに描かれています。 花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)は親友同士。明るく自由奔放なアリスと内気な花は対照的な性格ですが、二人はいつも一緒の仲良しコンビです。 高校の先輩・宮本にひとめぼれをしてしまった花は、なんとか彼と仲良くなりたいと思いずっと後をつけていました。ある日事故にあって意識を失いかけている宮本に駆け寄り、自分はかつて宮本に告白されたと嘘をついてしまいます。嘘をついてまでも、宮本と接近したかった花の想いは届き、二人は交際することになりました。 しばらくして、これまで撮りためてきた宮本の写真を本人に見つかってしまった花。とっさにアリスが送りつけてきたものだとまた嘘をつきます。おまけにアリスを宮本の元彼女だという設定にして。少女の切ない恋心がひとつ、またひとつと嘘を生み、親友まで巻き込んでいく様子が、切なく美しくていねいに描かれていきます。