映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』あらすじ・キャスト【大量猟奇殺人の真相を暴く】

2017年7月6日更新

ミステリーファンなら絶対に見逃さない「このミステリーがすごい!」において2009年版海外編第1位に輝いたのが「チャイルド44」でした。世界的ベストセラーとなった同作を名匠リドリー・スコットが製作を務め、ダニエル・エスピノーサを監督迎え映画化へ。今回は誰もふれてはいけない物語のあらすじ、キャストをご紹介します。

1950年代、犯罪なき理想国家のはずが子どもたちが次々と殺された【あらすじ】

1953年、犯罪なき理想国家を目指すスターリン政権下のソ連で9歳から14歳の子どもたちの変死体が次々と発見されました。

発見現場は山間の線路沿いで全裸で胃は摘出され、死因は溺死。しかし、これらは国家が掲げる思想に反するとして、事故として処理されるのでした。

秘密警察の捜査官レオは親友の息子の死をきっかけに、危険な事件解明に乗り出すのですが、真相に近づくにつれて周りの様子に変化出てきて、愛する妻ライーサにも不当な容疑がかけられることに。

暴くべき真実を歪ませる国家の矛盾に迫るサスペンスです。

原作者、トム・ロブ・スミスがモデルにした人物とは?

原作「チャイルド44」を執筆にあたり、作者トム・ロブ・スミスがモデルにした人物がおり、それが実在の人物だというので驚愕しました。その人物とは、連続殺人犯アンドレイ・チカチーロ。彼は、子どもや女性ばかりを猟奇的な手口で弄び、殺害するという彼の行動は常軌を逸したもので世間を恐怖に陥れました。

この猟奇的大量殺人の背景には、1930年代にもたらされた飢餓や、彼の母親の虐待が原因しているのでがないかともいわれていました。

原作の良さを存分に活かした映像化に成功

本作の映画化にあたって、もっとも評価されるべき点として挙げられるのは、善となる人物と悪となる人物の対決や、猟奇殺人を繰り返す犯人をただの恐ろしい殺人鬼として扱うのではなく、その人物や人となりにきちんとフォーカスし浮き彫りにしている点かもしれません。そのように人間を生々しくリアルに表現することで、迫りくる恐怖がより一層増幅する効果を与えることに成功しています。

もちろんその演出も、それらの人物を熱演したキャストの演技力があってのものです。

豪華キャストが顔を揃え渾身の仕上がりに

作品の完成度の高さに加え、注目を集めているのは豪華キャストの面々。

主演のトムを務めるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で熱演を見せたトム・ハーディをはじめ、不当な容疑をかけられる彼の妻には『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』のノオミ・パラス。また、トムに協力をする謎の警察官ネステロフ将軍にはゲイリー・オールドマンが好演しています。

ほか、ジョエル・キナマン、バンサン・カッセルも出演し、ベテラン俳優陣が集結し今作をしっかりと支えています。