『千と千尋の神隠し』の謎を考察・解説

2017年7月6日更新

『千と千尋の神隠し』の世界は不思議で、カオナシの存在や、トンネルが入った時と出るときの違いだったりと謎が多いですね。そんな謎を考察・解説しました。

謎1:千尋たちが「不思議の町」に迷い込んでしまった理由

「不思議の町」は生きることに投げやりになった人たちが、「生きる力」を取り戻すために最後のチャンスをもらえる場所。物語の最初に出てくる無気力な千尋、そして無茶な態度が目立つ父親、千尋に対して冷めた態度の母親と、どこか人生に対して投げやりな姿が、不思議の町塀の扉を開けてしまったのかもしれません。

謎2:千尋のお母さんが冷たいのはどうして?

共働きで自立心が強い母親。そのために、子供にも自立心を求めています。また、湯婆婆は息子の坊に溺愛というほどの愛をささげています。その比較対象として扱っているのかもしれません。

謎3:千尋が契約書の時に「荻」の字を間違えたのはなぜ?

千尋が後にハクから「自分の名前を忘れてしまうと帰れなくなる」と忠告されたように、すでにその症状が現れてしまっていて、名前を少しずつ忘れてしまっているためなのです。

また、この時名前を間違えたからこそ千尋は湯婆婆と完璧な契約をしないで済み、帰ってこれたとも言われています。

謎4:カオナシって何者?

人が望む「お金」「食べ物」などの要求が形となった「自分の欲望の固まり」そのもの。

カオナシにはモデルがいるのを知っていましたか?

借りぐらしのアリエッティ』を監督した米林宏昌監督をモデルにしていると、鈴木敏夫プロデユーサーが明かしました。

また宮崎駿監督が作詞したカオナシの唄もあるようです。

謎5:なぜ、千尋は両親たちが豚の中にいないとわかったの?

『千と千尋の神隠し』

油屋の世界は、湯婆婆の魔法により洗脳された世界であり、世の中が曲がって見えてしまう世界。千尋は銭婆からもらった髪ざしの力によって、ラストはその洗脳が溶けていたので、当たり前のことを言ったまでということになります。

謎6:最初赤かったトンネルが帰るときに色が違うのは?

赤いトンネルは魔法がかかった状態だったからなのです。不思議な世界から帰るときには、その魔法が解け本来の姿の石造りのトンネルが見えました。

いかがでしたか? 多くの方が『千と千尋の神隠し』の考察をされていますが、考察・解説を読んでから見直してみると、新たな一面を読み取ることができるかもしれませんね。