2017年7月6日更新

オスカー女優からプリンセスへ♪グレース・ケリーを描く『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』まとめ

先日、公開初日が発表された『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』。伝説的女優グレース・ケリーをニコール・キッドマンが演じ、カンヌ映画祭のオープニングを飾った本作は、監督と配給会社がもめていたり、モナコ公国の王族がプレミアをボイコットしたりと何かと話題になっていました。果たしてどんな映画なんでしょう?一足早くチェックしたスタッフが紹介します♪

オスカー女優からモナコ大公妃へ転身したグレース・ケリー。プリンセスの裏側のドラマを描きます。

【ストーリー】
26歳の若さで引退を発表したオスカー女優グレース・ケリーとモナコのプリンスの結婚は、20世紀のおとぎ話として現在も語り継がれている。だが、そこには知られざる歴史の1ページがあった。

 “世紀の結婚”から6年経った1962年、グレース・ケリーは、いまだにモナコ宮殿のしきたりに馴染めずにいた。社交の場で女性が政治に意見するのは「アメリカ流」だと皮肉られ、夫のレーニエからも控えめでいることを望まれる。そんなある日グレースがヒッチコックからのハリウッド復帰の誘いに心を動かされたとき、レーニエは過去最大の危機に直面する。フランスのド・ゴール大統領が過酷な課税をモナコに強要、承諾しなければ「モナコをフランス領にする」という声明を出したのだ。

愛する家族を守るため、そして宮殿生活で見失っていた自分を取り戻すため覚悟を決めたグレースは、自分にしかできない秘策を考え出す。外交儀礼の特訓を受けて、完璧な公妃の“役作り”に励み、ド・ゴールを含む各国の指導者を招いた“舞台”を用意。果たしてグレースが自ら書いた“脚本”のクライマックスとなる、運命を握るスピーチとは──?

おすすめポイント①
憧れのエレガントな宮殿生活や有名ブランドが協力した華麗な衣装♪

まず映画を観て目に付くのが鮮やかな映像美。美しいモナコ・ヨーロッパの自然や街並、気品を感じさせつつどこかポップでキュートなインテリア、そしてエレガントな宮殿生活。
それに加えて何よりも魅力なのがニコール・キッドマン演じるグレースの華麗な衣装!実は数々の有名ハイブランドが協力しているんです。カルティエは実際にグレースが身につけていたジュエリーを忠実に複製し、グレースが好んだディオールのデザイナーがドレスを作り上げました。他にもシャネル・エルメス・スワロフスキーなど名だたるブランドが衣装協力に名を連ねています。

おすすめポイント②
グレースを見事に演じたニコール・キッドマン

世界的な大女優でありモナコ大公妃グレース・ケリー。誰もが知るゆえに様々なイメージが持たれているであろう彼女という難役を見事なまでに演じきったニコール・キッドマン。その裏にはニコールの真摯な役作りがありました。
本作のダアン監督はグレース役を決める上で、興味を持っていたニコールと2時間スカイプし、3〜4度のミーティングをもちキャスティングが決定されたそう。彼曰く「ニコールは、グレースの人物像を内面から語りたいと思っていた。この物語にはニコール自信に理解できる部分がたくさんあったんだ。つまり、僕らが望むものは、一致していたのさ」
そして彼女は撮影前の五ヶ月間、グレースについての大量の資料を観て、身の振る舞いや訛り、話し方を習得するべくリサーチを重ねていたそうです。まさにニコールこそ本物の女優。見事な演技の裏には真剣な女優魂や努力があったんですね!

おすすめポイント③
プリンセスとしての苦悩。あなたは本当にお姫様になりたい?

女の子なら誰だって夢見たはずの、王子様と結婚してお姫様になる♪というおとぎ話。グレースの結婚は20世紀のおとぎ話と例えられましたが、本当に憧れのおとぎ話だったのでしょうか。「私の人生はおとぎ話という考えこそおとぎ話」とグレースは残しています。
国を越えて嫁いできたため、公用語・文化・儀礼が違い、また夫は大公という身分ゆえ国や政治のことで頭がいっぱい。そして彼女が好きな芝居のためハリウッドに復帰を願うも、宮殿内にスパイがいたり国が大変な状況でそれどころじゃない。そうおとぎ話なんてないのかもしれないけど国のため、そして家族の愛のためそれを演じることはできるんです。彼女が迷う「選択」は現代の女性が共感できるテーマかも。

エレガントでおしゃれ、でもそこに描かれる1人の女性。この秋、是非劇場で観てみませんか??

グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札
10/18(土)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国で公開。
ciatrで「観たい」に追加しておきましょう♪
■監督:オリヴィエ・ダアン『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』 ■脚本・製作:アラッシュ・アメル『陰謀のスプレマシー』 ■音楽:クリストファー・ガニング『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』 ■撮影:エリック・ゴーティエ『オン・ザ・ロード』 ■美術:ダン・ヴェイル『レオン』 ■衣装:ジジ・ルパージュ『いつか、きっと』 ■出演: ニコール・キッドマン『めぐりあう時間たち』 ティム・ロス『海の上のピアニスト』 フランク・ランジェラ『ドラキュラ』 パス・ベガ『カルメン』 ■原題:Grace of Monaco/2013年/フランス/103分/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/字幕翻訳:古田由紀子 配給:ギャガ © 2014 STONE ANGELS SAS