『バケモノの子』感想・評価まとめ【ネタバレあり】

2017年7月6日更新

『時をかける少女』や『サマーウォーズ』など人気アニメーション映画を手がけた細田守監督の『バケモノの子』。2015年夏に公開された本作がどのような評価や感想を集めているのかをネタバレも含めてまとめました!

『バケモノの子』の感想・評価をネタバレつきでご紹介!

細田守監督作品『バケモノの子』は2015年7月11日に公開されました。本作は渋谷の街とバケモノたちが住む渋天街という二つの世界を舞台にバケモノと少年の師弟関係や親子の絆を描いたアニメーションとなっています。

本作は興行収入58.5億円という記録を残しており、商業的には文句なしの大きな成功を収めています。果たして実際に見た人たちの評価や感想はどうでしょうか?

『バケモノの子』は人間の心の闇を丁寧に描いた感動作!

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niida これは、、、なんなんだこれは!! はっきり言って星5以上をつけたい。 細田守監督の作品はどれも大好きで、待ちに待った新作、そしてようやく初めて映画館で観れた。 観てる間は鳥肌たちっぱなしで、終わった後も興奮冷めやらない状態だった。 少年が青年になるまで、かつ人間の世界とバケモノの世界があるということで、中だるみして途中で飽きてしまうことはないだろうと予想はしてて、むしろ全部やりきれますか?って思ってた。 正直多少の詰め込み感があるのは否めないし説明が足りない点は少しあるが、ちゃんとやりきるし、ツッコミよりも興奮が上回ったので良し。 細田守監督が全くぶれてない!!(もう少し細かく言えば細田守の"夏"感はぶれてない)というのが今作にも表れてて熱かったし、嬉しかった。
yuki12241 生意気な現代っ子は母の死によって自らの居場所を見失い、街をさまよい歩くうちにバケモノ達が棲む世界に来てしまう。そこでは、時期の頭首となる者を決める争いが行われようとしていた。 ↑ここだけ読むと、『金色のガッシュベル』+『千と千尋の神隠し』なのですが、いざ物語が始まるとオリジナリティ溢れる展開と見事な映像美に魅了され、二番煎じを疑った自分を恥ずかしく思いました。 アニメ映画が公開し始め、いかにも夏が来たって感じがしますねぇ。細田作品に共通しますが、美しい青が本作でも輝いていて、これぞ青春といった清涼感あふれる気持ちになります。もちろん子供も楽しめるものになっていますが、シンプルながら深いメッセージと、それを表現する術が恐ろしく映画的であり、大人でもじっくり考えながら映画体験がすることができるハズです。 人は誰しも闇を抱えており、居場所を探し続けている弱い存在。しかし、互いの弱さを知り支え合うことによって「強さ」を得るのだと思いました。師匠・熊徹と弟子・九太の関係性は、単なる師弟関係を超え、擬似的な親子関係、ライバル関係へとどんどん遷移していき、その絆はとても微笑ましいです。 弱い弱い人間は、果たして自らの中の鯨をどのように飼い慣らせばいいのでしょうか。人間とバケモノの対比関係から、人種・国家・未知への恐怖等の様々なメッセージを感じました。アニメ、侮るなかれ。

キャラクターの人間性を丁寧に描くことでも定評のある細田守監督らしく、人の弱い部分の描写に関して高い評価をしている人が多数います。

『千と千尋の神隠し』に雰囲気が似てる?

『千と千尋の神隠し』

igagurichan 夏に観るのはやっぱり冒険活劇! 「おおかみこども~」での母子関係も涙が止まらなかったのですが 今回は父と子の物語。やはり目から鼻からと色々大変でした。 主人公の少年が異世界に迷い込む所が千と千尋~っぽくて胸がドキドキし、あっという間に物語に引き込まれました。両親がいない孤独な少年と、力はあるのに粗暴で厄介者扱いされているバケモノとの交流。師弟、親子、ライバルと、ものすごく良い関係になって行きます。 青年になってからは実世界と往き来するのですが、うーん…詰め込みすぎ感が否めず。正直ヒロイン必要あったのかなぁ…と思いました^^; 音楽も良いのにエンド曲がミスチル…何か商業ベース化してるなぁ。 声優もやはり有名役者ばかり使っていますが、違和感はあまり感じませんでした。役所広司とリリーフランキーが良い!

心の闇は、妬みや恨み。 心の剣は、愛情や絆。 バケモノの熊撤の笑顔を思い出してはまだ涙がブワっと出ます。

Yuka_Ono 『バケモノの子』鑑賞。そこまで期待してなかったのだけどかなり良かったし感動する。「千と千尋の神隠し」的な要素と「ベストキッド」的要素を混ぜた印象。ツッコミどころは多いものの色んな人が感情移入できそう。声優陣のチョイスがかなり良いです。

主人公がいつの間にか異世界に迷い込んでいくというシーンやその際の雰囲気が、スタジオジブリ作品である『千と千尋の神隠し』に似ていると感じた人が数多くいます。

確かに、『千と千尋』でも主人公の千尋が、お父さんとお母さんと一緒に不気味なトンネルを通り、気づくと全くの別世界にいるという一連のシーンは独特な雰囲気がありました。『バケモノの子』でもそれに通じるものがあります。

渋谷がリアルに描かれていてクールジャパンが押し出されてる!

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渋谷にてレイトショー鑑賞。一番の感動は”渋谷”。渋谷の店とか配置とかがリアルすぎること。観終わった後夜の渋谷に出て、いつも見る景色なのにそのリアルさから映画の世界に迷い込んだみたいで、思わず”鯨”を探してしまった。細田守作品の中では動物の容姿の登場人物が多いせいか、以前の3作品より、よりアニメ感、ファンタジー感が強かった。しかし渋谷のリアルさと主人公の事情や人間の闇と光を繊細に身近に描いているところはやはり細田守作品だなと思いました。

toshibakuon 2015/7/7 よみうりホール試写会にて。「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」などの細田守監督作品。母親を交通事故で失い自暴自棄になってしまった久太が渋谷の街からバケモノの住む世界「渋天街」に迷い込み熊鉄の出会い、いがみ合いながらも師弟関係で成長していくストーリー。クスっとくる笑いや感情を掴まれホロリとする場面などメリハリがとても良い。渋谷の街や代々木体育館など馴染みの場所が舞台になっていてロケ班もしっかり反映されていて見事。支えてくれる人のありがたみや誰もが持つ闇の部分に打ち勝つ強いメッセージが織り込まれている。チコの存在は必要なのか疑問だがカワイイので飼ってみたくなる。久太や友達の幼少期と青年期の声を変えたり全体的に声優陣が豪華。

渋谷が舞台ということで、渋谷に来たことがある人ならば「あ、この場所知ってる!」と思わずに入られないほど詳細に渋谷の街が描かれています。見終わった後には渋谷の街を散歩してるだけで、ロケ地巡り気分を味わえそう。

【ネタバレ】ストーリーが残念?感情移入できないとの声もちらほら

バケモノの子

yuuuu 映像や音楽や魅力的なキャラクターは素敵でしたが。ストーリーが残念でした。 全然感情移入が出来ない。主人公のレンが成長するスピードが早くて熊鉄との親子の絆にも気持ちが入らなかったし、九太のバケモノと人間の間の葛藤とか、九太と楓との関係、冒頭に出てきた母親のこと、一郎彦の闇云々の辺りなど諸々要素が多すぎて何処に注目して欲しいのか分からなかった。 #ネタバレ
Raska あまり楽しめなかったのが本音です。 過去作でハードルが上がってたのは確かですが。

特に、バケモノ界とその住人が漠然としていたというか、作り込みが甘いように感じました。 バケモノは人間界をたまに歩き回るようですが、何のためなのか。 モブバケモノたちの造形も種類が少なく、惹きつけられる世界ではなかったです。

本筋は王道で好みだったのですが、見過ごせない類のツッコミ所が随所で気になってしまい、落ち着いて鑑賞出来ませんでした。 映像は流石でした。

主人公の少年時代から青年時代まで長い時間軸で描いているということもあり、スピーディな展開に感情移入出来ないという人も。

また、そもそもバケモノがなぜ人間の世界に出入りしているのかなど、世界観や設定がよくわからないところが多く納得いかないという厳しい意見も見られました。

『バケモノの子』は賛否両論を生み出す話題作

高評価する人もいれば厳しい評価を出す人もちらほらと見られる『バケモノの子』。どちらにせよ、細田守監督の代表作の一つとなりそうです。 本作を観て、色んな意見や感想を交わすと盛り上がること間違いなしですね!