ファン必見の007のトリビア16選!007の数字に込められ意味とは?

1962年ショーン・コネリー主演『007 ドクターノオ』公開から50年以上経った現在も、007は多くのファンを抱える人気シリーズです。そんな歴史あるシリーズだけあって知られていないトリビアが数多く存在します。今回はwww.rantlifestyle.comより007のトリビア16選を紹介します。
目次
- 1.最も退屈で印象に残らない名前!?
- 2.ゴールデンアイは実在する場所だった!?
- 3.ほとんど知られていないジェームズ・ボンド!?
- 4.実はマティーニにこだわりがなかった!?
- 5.ボンドガールの名前がカクテルに!?
- 6.ボンドガールがボンドを拒んだ意外な理由とは!?
- 7.あの有名な曲の権利を巡って一悶着!
- 8.ボンドは当初女性用の銃を愛用していた!?
- 9.007の由来は世界第一次大戦だった!?
- 10.最も酒呑みのボンド!?
- 11.コレクター魂!?
- 12.ボンド星が存在する?
- 13.ボンドの特徴と原作者の特徴が一致する!?
- 14.新たなボンドを受け入れる心得!?
- 15.ボンドが決して一夜を共にしない女性!?
- 16.海上でのアクションが多い理由とは!?
1.最も退屈で印象に残らない名前!?
今では世界中でお馴染みのジェームズ・ボンドという名前ですが、その由来がとても意外です。
原作者イアン・フレミングは007シリーズの主役には平凡で印象に残らない名前がふさわしいと考えていました。そんな時、フレミングはカリブ地方の鳥専門の鳥類学者ジェームズ・ボンドという名前を知りました。
鳥類学者の名前を聞いたフレミングは今までの人生で最も印象が薄く、つまらない名前だと感じ、007にピッタリだと思ったそうです。
たとえ、自身の名前が007の名前の由来であったとしても、その鳥類学者は複雑な感情を抱いたことでしょう。
2.ゴールデンアイは実在する場所だった!?
ピアーズ・ブロスナンが初めてジェームズ・ボンドを演じた映画シリーズ第17作目のタイトルは『007 ゴールデンアイ』ですが、このタイトルは原作者イアン・フレミングに対する敬意が込められています。
ゴールデンアイとはジャマイカにあるリゾート地で、イアン・フレミングが全ての007シリーズ小説を書き上げた場所です。
3.ほとんど知られていないジェームズ・ボンド!?
007と言えば映画シリーズとしてすっかり定着しているため、映画化される前にテレビドラマが製作されていた事実を知っている人はあまり多くありません。
1954年アメリカのテレビ局CBSが小説『カジノロワイヤル』の映像化権利取得、1時間のテレビドラマを製作していました。つまり、ショーン・コネリーよりも前にジェームズ・ボンドを演じた人物が存在していたわけです。
『シャイニング』などに出演しているバリー・ネルソンがジェームズ・ボンドを演じましたが、ドラマ版のボンドはアメリカ人の設定に変更されるなどかなり改変が加えられていました。
4.実はマティーニにこだわりがなかった!?
超有名なボンドのセリフ『ウォッカ・マティーニ。ステアではなく、シェイクしてくれ』、007ファンなら一度はバーで試してみたくなるフレーズではないでしょうか?
しかし、007長編小説第1作目『カジノロワイヤル』のボンドはマティーニの作り方にこだわりがあるように描かれていませんでした。
ポーカーに負けたボンドはマティー二を初めて注文、その時映画版で有名なキャッチフレーズではなく、意外なセリフをボンドは言い放っています。
バーテンダーが『シェイクになさいますか。それともステアになさいますか』と尋ねます。そしてボンドが『私がそんなこと気にするようにみえるか?』とマティーニに全くこだわりがないようなセリフを吐きます。
2006年公開ダニエル・クレイグ版『カジノロワイヤル』でこのシーンが再現されました。
5.ボンドガールの名前がカクテルに!?
『カジノロワイヤル』でボンドはヴェスパーというカクテルを注文します。このカクテルはボンドガール、ヴェスパー・リンドが名前の由来で、現在では一般的なカクテルになっています。
ヴェスパーのレシピ
ゴードン3、ウォッカ1、キナ・リレ1/2をシェイカーに加え、冷たくなるまでシェイク。大き目のレモンスライスを添えて完成。
6.ボンドガールがボンドを拒んだ意外な理由とは!?
映画シリーズ第3作目『007 ゴールデンフィンガー』に登場するプッシー・ガロアはシリーズの中でも異彩を放ち、特に人気のあるボンドガールの一人です。
プッシー・ガロア(淫乱セール?)という強烈な名前を持つ彼女ですが、007の誘いを断る唯一のボンドガールでもあります。(ボンドに結局押し倒されてしまいます。)
そんなプッシーがボンドを拒んだのにはある理由があります。それは原作で彼女はレズビアンの設定だったからです。映画であからさまにセリフで説明はされませんが、全体を通してレズビアンであることを仄めかされていました。
7.あの有名な曲の権利を巡って一悶着!
流れると同時に007の世界が一気に広がるジェームズ・ボンドのテーマ曲ですが、この曲の権利を巡って一悶着起きていました。
ジェームズ・ボンドのテーマ曲は007シリーズ第一作目『007 ドクターノオ』のためにモンティ・ノーマンが作曲、ジョン・バリーがアレンジを担当しました。曲にアレンジを加えたバリーはノーマンに対してこの曲の権利を主張、2つの訴訟を起こしていました。
結局バリーの主張は認められず、作曲したモンティ・ノーマンが曲の著作権を獲得しています。
8.ボンドは当初女性用の銃を愛用していた!?
今となっては007の銃と言えばワルサーPPKですが、当初原作者のイアン・フレミングが007の銃として選んだのはベレッタ418でした。ボンドがワルサーを持つことになった経緯にはある銃専門家が深く関わっていました。
銃器の専門家ジェフリー・ブースロイドはボンドが女性用の銃であるベレッタを使用することに疑問を持ち、ワルサ―にするべきだと述べた手紙をフレミングに出しています。
フレミングは彼のアドバイスに従いワルサ―をボンドの愛銃に、ジェフリーに敬意をこめてブースロイド少佐というキャラクターを生み出したそうです。
9.007の由来は世界第一次大戦だった!?
ジェームズ・ボンドのコードナンバーと言えばもちろん007。このコードナンバーの由来をご存知でしょうか?この数字の羅列は第一次世界大戦で実際に軍事利用されたコード(暗号)に由来します。
ドイツ外交暗号の解読が連合国軍側に第一次世界大戦の勝利をもたらした大きな要因の一つ言われています。
中でも大きく戦況を分けたのがイギリス海軍によるツィンメルマン電報の傍受と解読です。(ドイツがメキシコに送った電報、アメリカが大戦に加わるきっかけの一つとなった)
ツィンメルマン電報にはコード0075という暗号が使用されていたことから、イギリス諜報員ボンドに007というコードネームが与えられたそうです。(0075ではきりが悪いため、007に。)
10.最も酒呑みのボンド!?
ジェームズ・ボンドが渋くお酒を飲むシーンは007映画シリーズの一つのアイコンになっていますが、第6作目『女王陛下の007』でのボンドは特にたくさんのお酒を嗜んでいます。
ワイン7種、シャンパン7種、グラスウィスキー8杯、バーボン1パイント、ウォッカベースのカクテル7杯、ブランデー2杯、シュナップス1杯、ジン1杯、ビール4杯とボンドの酒豪ぶりがよく分かる作品です。
11.コレクター魂!?
007と言えばボンドカーもまた欠かすことが出来ません。中でも映画第3作目『007 ゴールデンフィンガー』で初登場したアストンマーチンDB5がボンドカーして特に人気の車種です。
2006年、映画で実際に使用されたアストンマーチンの1台がオークションに出品され、007のグッズコレクターによって落札されました。なんとその落札額が約2億円でした。
12.ボンド星が存在する?
ジェームズ・ボンドは地球に留まるような男ではありません。宇宙にまで活動範囲を伸ばしています。
1983年、天文学者アントニン・ムルコスが小惑星を発見、登録番号が9007だったため、その小惑星はムルコスによって“9007 ジェームズ・ボンド”と名付けられました。
13.ボンドの特徴と原作者の特徴が一致する!?
作家がキャラクターに自分自身を投影し、作者と同じまたは似た趣味趣向や特徴を与えることはよくあることですが、ジェームズ・ボンドもまた原作者イアン・フレミングと同じ特徴をいくつか持っています。
『007 ゴールデンフィンガー』でボンドがゴールドフィンガーとゴルフをする印象的なシーンが存在します。ボンドは原作者フレミングと同じハンディキャップでプレイしています。
他にも、ボンドがスクランブルエッグを好むなど、フレミングの趣味趣向がボンドには反映されています。
14.新たなボンドを受け入れる心得!?
出演した007映画シリーズがヒットし、人気を獲得したジェームズ・ボンドであっても、ある程度年齢を重ねれば、俳優たちはボンドから引退することを余儀なくされます。
1963年『007 ドクターノオ』でショーン・コネリーが初代ジェームズ・ボンドを演じてから、ダニエル・クレイグで6代目、役者が変わる度にボンドの設定やキャラクターが変化することに多くのファンは複雑な感情を抱いていました。
そんな複雑な感情を和らげるため、007ファンたちはある設定を考え出したそうです。
ファンの設定
ジェームズ・ボンド:007は個人名ではなく、MI-6内のコードネームでしかない。もし007が死んでしまったり、殺された場合には新たなMI-6エージェントが007となり、ジェームズ・ボンドの人格を受け継ぐ。
次にダニエル・クレイグが変わる時は、前のボンドが死んだと考え、新たなボンドは違う人物であると考えればすんなり新たな設定を受け入れることが出来るかもしれません。
15.ボンドが決して一夜を共にしない女性!?
ボンドに好意を持つMの秘書、ミス・マネー・ペニーをいつも軽くあしらうボンドですが、実はボンドは彼女に対してとても敬意を払っています。
たとえば、ボンドは彼女の前で絶対に帽子を脱いだり、決してファーストネームで呼ばなかったりと。数々のボンドガールと一夜を共にしてきたボンドですが、マネー・ペニーとは決して肉体関係を結ぼうとしません。
この行動から推測すると、ボンドの本命はミス・マネー・ペニーなのかもしれません。
16.海上でのアクションが多い理由とは!?
船上での諜報活動や、アクション、船でのチェースシーンが007シリーズには数多く登場します。それは単に偶然ではなく、ちゃんと理由が存在します。
ジェームズ・ボンドはMI-6の諜報員であると同時に、海軍の指令官でもあります。映画でそのことが明白に表現されることはありませんが、作品の端々にその設定が活かされていました。