ゲーム・オブ・スローンズの原作『氷と炎の歌』とは?

2017年7月6日更新

王侯貴族たちの政治的な陰謀や確執、嫉妬などを架空の2つの大陸を舞台に描かれた壮大なドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。その原作となった小説が『氷と炎の歌』です。ベストセラー小説として高く評価されている『氷と炎の歌』をご紹介します。

『ゲーム・オブ・スローンズ』とは

スター・チャンネルにて2013年から放送されているダーク・ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。王侯貴族たちの政治的な陰謀や確執、嫉妬などを架空の2つの大陸を舞台に、映画並みの壮大なスケールで描かれたこの作品は現在世界中で大ヒットしています。

ゲーム・オブ・スローンズ

出典: www.hbo.com

1話につき製作費用はなんと600万ドル。さらに2015年8月からはじまる予定の第5シーズンではロケ地を5か国にまで増やしているのだそうです。今回は、そんな話題の『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作『氷と炎の歌』についてご紹介します。

『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作『氷と炎の歌』

中世のイギリスや1455年の薔薇戦争をイメージして、作家ジョージ・R・R・マーティンによって作られました。架空のファンタジーストーリーであり、架空の大陸ウェスタロスとエソックを舞台に、たくさんの登場人物たちの視点を通して描かれた群像劇となっています。

ジョージ・R・R・マーティン

1948年9月20日生まれ。SFやファンタジー小説の作家でありながら、テレビプロデューサーや脚本家、編集者でもあります。1980年代にはCBSのテレビシリーズ『トワイライト・ゾーン』やテレビシリーズ版『美女と野獣』の脚本にも参加しています。

1991年より『氷と炎の歌』の執筆を開始。ファンタジーでありながらも、家同士の対立や親子・兄弟間の対立などを巻き起こす王位継承権の争奪戦は、人間の内面をリアルに描き出し、見るものを夢中にさせました。第4巻ではニューヨーク・タイムズやウォールストリート・ジャーナルのベストセラーランキングの第1位にランクインし、世界中で高い評価を得ます。

3つの主要な筋

次から次へと登場人物が出てきては、だれかを窮地に陥れての繰り返し。読めば読むほど先が読めない展開になっていますが、『氷と炎の歌』には3つの主要な筋があり、それらが絡み合うストーリーとなっています。

ウェスタロスの覇権を巡る争い

ウェスタロスの王座を巡って、複数の名家の間で覇権争いが勃発します。

異形の脅威

ウェスタロスの国境となるのが巨大な壁。そしてその向こう側には異形と呼ばれる脅威が存在しています。増大する異形の脅威も3つの主要な筋のひとつとして描かれます。

殺された王の娘の野望

10数年前の内戦で殺されたウェスタロスのかつての王。その王の娘が、ウェスタロスの王座奪還を求める野望が3つ目の筋として描かれます。

原作にドラマが追い付いている!?

現在シリーズ第6巻を執筆中のジョージ・R・R・マーティン。執筆のペースに比べてドラマの製作ペースが早く、原作に追い付いてしまうという事態が発生しています。

気になるのは、原作の先取りとなるストーリーの展開ですが、そのことに関してショーランナー(ドラマの現場責任者)であるデヴィッド・ベニオフはこのように話しています。

「幸いにも私たちは、事態が見えて以来、ジョージ(・R・R・マーティン)と長い時間をかけて話し合ってきました。ですから、物語の方向性は把握しています」
引用:dramanavi.net/div>
「ジョージが向かおうとしているところと、基本的には同じところにドラマも行き着くことになります。途中であちこち道を変えるところもあるかもしれませんが、結末は同じです」
引用:dramanavi.net

原作をドラマが追い越してしまったとしても、今後発表される原作のストーリー展開から大きく外れてしまうということはなさそうですね。