アメコミ映画の削除されたシーン13選【ネタバレ注意】

2017年12月26日更新

世界中で大人気のアメコミを原作とした実写映画、製作には莫大な予算と時間がかけられています。どんなに苦労して撮影したカットも全てを公開することは不可能、上映時間や様々な事情で止むなくカットしたシーンがたくさんあります。今回はアメコミ映画の削除されたシーン13選を紹介します。

1.もはやただのファン!?『スパイダーマン2』

2004年公開サム・ライミ監督『スパイダーマン2』は世界中で高い評価を得ている作品、ピーター・パーカー(スパイダ―マン)を演じるトビー・マグワイヤ以外にも素晴らしい俳優が出演している事でも有名です。中でもピーター・パーカーの上司、J・ジョナ・ジェイムソンを演じたJ・K・シモンズ(『セッション』などで有名)は観客に強い印象を残しました。

そんなシモンズが普段は見せないであろうシーンがカットされています。

スパイダーマンになることを止めたピーター・パーカーがスーツをゴミ箱に捨てます。それを清掃員が拾い、ジェイムソンの下へ、特ダネを手に入れたジェイムソンが大喜びする。ここまでが劇場で公開されたシーン。

この後に幻のシーンが存在します。葉巻を咥えながらジェイムソンはスパイダーマンスーツに袖を通し、スパイダーマンのようにオフィスを飛び回ります。その姿は新しいおもちゃを手に入れた子供の様、スパイダーマンを嫌っている男には全く見えません。ただのファンです。

2.ブルズアイ、空港ゲートで止められる!?『デアデビル』

2003年公開『デアデビル』はマーべルコミック原作映画の中でも特に評判の悪い作品。もしカットされていたシーンが使用されていたらほんの少し評判が上がっていたかもしれません。

特にコリン・ファレル演じるブルズアイ出演シーンは一見の価値があります。製作サイドが意図したか分かりませんが、とても笑えるシーンに仕上がっています。

空港に着いたブルズアイが手荷物検査のゲートへ、もちろん金属探知機の警報音が鳴ってしまいます。職員とのやり取りは公開されたシーンを含め最も笑える場面かもしれません。

もしこのシーンが公開されていたら、後にブルズアイがバーを襲撃するシーンの伏線になっていました。ブルズアイが武器として使用するあるものが空港のゲートで出てきたものと同じです。なぜこのシーンがカットされたのか理解に苦しみます。

3.ネピュラ&ガモーラの口論シーン!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』

一般的にあまり知られていなかったマーベルコミックをジェームズ・ガン監督が映画化。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』は世界中で大ヒット、続編計画が現在進行中です。

とてもクオリティが高い作品として知られる今作ですが、時間の関係で仕方なくカットされたシーンがいくつか存在します。その中でも特に、ゾーイ・サルダナ演じるガモーラとカレン・ギラン演じるネピュラのシーンは一度は見ておいて損のないシーンです。

姉妹のように育てられた二人の間には複雑な感情があります。この場面で2人は今まで溜めこんでいた感情を爆発させます。自分はガモーラの影と感じるネピュラ、ネピュラが殺しを楽しんでいる事を責めるガモーラ。

もしこのシーンがカットされていなかったら、2人の戦闘シーンにより深みが増していたかもしれません。

4.マリア・ヒル&シットウェルの口論!『キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー』

2014年公開、キャプテン・アメリカシリーズ第2作『キャプテン・アメリカ/ウインター・ソルジャー』にもカットされたシーンが存在します。

コビー・スマルダーズ演じるS.H.I.E.L.Dのエージェント、マリア・ヒルは今作で重要な役割を担っています。そんな彼女がもう一人のキーパーソン、エージェント、ジャスパー・シットウェル(ヒドラのメンバーであることが明らかになる)と口論しているシーンがカットされています。

男女の口論シーンはキャプテン・アメリカとブラック・ウィドウに任せ、このシーンはいらないと判断したのかもしれません。

5.カットするにしてはスケールデカ過ぎ!?『アイアンマン』

2008年公開、ロバート・ダウニー・Jr主演『アイアンマン』にも多くのカットシーンが存在します。その中でも重要なシーンが映画のクライマックス、アイアンマンとアイアンモンガーのバトルシーンにあります。

アイアンモンガーがアイアンマンにトドメを刺そうとしたまさにその瞬間、テレンス・ハワーズ演じるトニーの親友ローディ・ローズが車でアイアンモンガーに突撃します。まさに救世主、しかしトニーは感謝するどころか車を大破したことに文句。車が衝突した衝撃でバスが大爆発します。

これほど大掛かりなシーンがカットされるなんて、さすがハリウッド、スケールが違います。

6.オリジナルよりも良い出来のオープニング!?『アイアンマン2』

2010年公開、アイアンマンシリーズ第2作『アイアンマン2』にもカットされたシーンがあります。ロバート・ダウニーJrは多くのシーンでアドリブを入れるらしいので、カットするシーンが増えているのかもしれません。今作では重要なオープニングシークエンスが丸ごとカットされています。オープニングは公開されたものと、もう一パターン存在します。それがとても評判が良いから驚きです。

トニーがヴォイスオーバーで“もうできない”と嘆く場面から映画が始まります。マーヴェルのロゴが消えると、そこには便器に顔を埋めるトニーの姿が。ただの二日酔いのようです。トニーの前に立っていたのは、呆れ顔のグウィネス・パルトロー演じるヴァージニア・ペッパー・ポッツ。上空からヴァージニアがアイアンマンマスクを投げ、マスクを取りに空へと消えるトニー・スターク。

この映像を見る限り、オリジナルよりも良いように思えます。

7.マリア・ヒルは嫌な奴!?『アベンジャーズ』

映画とコミックではマリア・ヒルの印象が異なります。コミックではより冷たい人物として描かれています。2012年公開、マーベルヒーローが大集結した超大作『アベンジャーズ』でカットされたシーンのマリアはどちらかと言うとコミック版に近い人物として描かれています。

未公開映像を見るとマリア・ヒルはニック・フューリーに対して批判的、しかし公開されたバージョンの彼女は少しフレンドリーでフューリーに対してそこまで批判的ではありません。

8.ロキの魔力!?『マイティー・ソー/ダークワールド』

マイティ・ソーシリーズ第2作『マイティー・ソー/ダークワールド』でもカットされたシーンが存在します。それもロキの秘密に迫る重要なものです。

フリッガが地下牢に閉じ込められていた息子ロキの下を訪れます。ロキが養母である彼女に触れようと手を伸ばす。しかし、触れることはできません。場面が変わり、フリッガともう一人の息子ソーのシーンに。彼らはどのようにフリッガがロキに魔力を与えたのかを話しているようです。

映像を見る限り、アスガートロイヤルファミリーの謎に迫る重要な場面、カットするには勿体ない素晴らしいシーンです。

9.ロキの過去が語られるシーン『マイティ・ソー』

2011年公開第一作『マイティ・ソー』でもカットされたシーンが。ソーシリーズは重大なシーンが撮影されるものの、公開版ではなぜかカットされることが多いようです。

オーディンが眠る横で、フリッガとロキがなぜ養子だったことを伝えなかったのか?など過去について話しています。さらにロキが正式な王位後継者だったことが明らかに。

この映像を見るとロキに感情移入してしまうかも。正当な王位継承者であるロキが喜んでその権利を手放すはずがないし、必要がありません。ロキは偉大なリーダーではないかもしれませんが、どちらかと言えばソーがオーディンとフリッガの意に反しています。

10.クリプトン星にて、5分を超えるシ―クエンス!『スーパーマン・リターンズ』

これがリストで唯一DCコミックを原作とする作品です。DC作品はマーベルよりも未公開シーンが少ないことで有名です。特に『ダークナイト』3部作などで知られるクリストファー・ノーラン監督は無駄なカットをほとんど撮りません。

2006年公開、ブライアン・ジンガー監督『スーパーマン・リターンズ』にカットされたシーンが存在します。それも5分以上にも及ぶクリプトン星のオープニングシークエンスです。これに勝るスリリングなシーンは本編に存在しないかもしれません。

11.ピーター・パーカー父との再会シーン!『アメージング・スパイダーマン2』

2014年公開、マーク・ウェブ監督『アメージング・スパイダーマン2』にもカットされたシーンが存在します。もし公開されていたら作品の印象がかなり変わっていたかもしれません。

今作のエンディングはグリーン・ゴブリンとの戦いによって、グウェンを失ったピーター・パーカー、スパイダーマンであることに疑問を持ち中断、叔母メイの言葉で復活、新たな敵ライノに立ち向かうシーンで終わりを迎えます。

今作にはもう一つのエンディングが。未公開のエンディングはよりエモーショナルな展開です。

ピーターがグウェンの墓参りをしていると、ある初老の男が姿を現します。そこにいたのは飛行機事故で命を落としたはずの父、リチャード・パーカーでした。

ピーターを演じるアンドリュー・ガーフィールドの演技が少しオーバー過ぎたためカットされたのかもしれません。

12.ローグ救出シーン!『X-men:フューチャー&パスト』

X-menシリーズと言えば、未公開シーンが多くあることで有名な作品です。2014年公開、シリーズの中でも評価の高い『X-men:フューチャー&パスト』にも、もちろんカットされたシーンが存在します。

キティが負傷したことで、X-menはアンナ・パキン演じるローグに代役を務めてもらうことに。アイスマンとマグニートがセンチネルに追われながらローグを救出するシーンです。

ローグは劇場公開バージョンでは出演していないため貴重な映像になります。