2017年7月6日更新
【感動】映画出演がきっかけで施設の犬250匹の里親が見つかる

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犬達が反乱を起こすという映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』。ストーリーも斬新ですが、作品に登場する犬達は実際に施設で保護されている犬だということで注目を集めています。
人間に虐待された犬たちが主役の映画
人間から虐待され、保護施設に入れられた犬が反乱を描いたハンガリーの映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』が世界的に話題を集めています。
格差社会という世界的に大きな問題を、犬という社会的マイノリティとして見事に描いていることで海外で高い評価を受けています。そして何より、この作品の主役である犬達は、実際に保護施設に入っていた犬だというのが大きなポイントです。
出演しているのは実際に施設にいた250匹以上の犬たち!
この映画には250匹以上もの犬たちが出演しています。ハンガリーの首都ブタペストを250頭もの犬が駆け抜けるシーンは、CGなしで実際に道路を全面封鎖して撮影されました。
その250頭もの犬は、全て施設で保護されていた犬たちなのです。彼らは1か月以上にわたる指導を受けて撮影にのぞみました。そしてこの映画は海外で高く評価され、第67回カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門のグランプリにまで選ばれたのです。
話題が広まり250匹の犬すべての里親が見つかる!
撮影の終了後、監督たちが出演した犬250匹の里親の募集をしたところ、「映画にでたスター犬を飼える」というニュースがあっという間に広まり、250匹すべての里親が決まりました。
施設にまた戻ることになった犬は1匹もいませんでした。作品を通して動物たちへの理解がさらに広まり、不幸な動物たちが少しでも減るといいですね。
映画『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』は日本では2015年11月21日より劇場公開予定です。