実は実在する人をもとに作られたキャラクターたち

2017年7月6日更新

映画やアニメのキャラクターのなかには、製作スタッフの身内や友達をベースに作られたキャラクターがいるんです。今回はそんな珍しい?キャラクターをcracked.comよりご紹介します。

1.リアン・カートマン from『サウス・パーク』

リアン・カートマン from『サウス・パーク』

1997年から米ケーブルテレビで放送されているアニメ『サウス・パーク』は、親が子供に見させたくないアニメのひとつで、子供向けに描かれていますが、パンツ一丁の子鬼やゲイの犬といった多次元の生物が登場しています。そして、主人公のひとりであるエリック・カートマンの母、リアン・カートマンも多次元から来た生物のひとりです。

リアン・カートマンは、過去に町中の男性や女性達と性的な関係を持ち、今でもイブニング・ドレスを着て出かけて男を誘惑しているアバズレ的キャラクターです。そのリアンの基になったのが、共同クリエーターであるトレイ・パーカーの学生時代の婚約者だそうで、その婚約者は彼に内緒で浮気をしていたんだとか。

トレイは激しく動揺し、彼女をバカにする目的で、自身監督作『カンニバル!ザ・ミュージカル』にこの経験を取り入れ、元カノを馬に見立てました。その理由は、”馬乗り(遠回しにアバズレを意味している)”を表現したかったからなのと、映画業界で活躍する自分を捨てたことを後悔させる思いも込めて製作したそうです。

2.監督の苦い経験を描いた『チェイシング・エイミー』

チェイシング・エイミー

『チェイシング・エイミー』は、1997年に製作されたケヴィン・スミス脚本・監督によるアメリカ映画です。ストーリーは、ベン・アフレック扮する主人公ホールデンがアリッサという女性に一目ぼれするのですが、アリッサがレズビアンであることが発覚。それでもホールデンは恋心を抱き続け、アリッサに想いを告げるというものです。

アリッサをジョーイ・ローレン・アダムスが演じているのですが、このストーリーは、ケヴィン・スミスがジョーイ本人と付き合っている時の実体験がベースになっているんです!実際のジョーイはレズではありませんが、当時2人の恋は順調だったものの、彼女が暇を見つけては旅行に出かけたり、パーティに頻繁に参加したりすることに彼はついていけなかったそうです。

また、ケヴィンはジョーイの経験人数を尋ねた際には、映画で描写されているような、怒りと悲しみが入り混じったやり取りが繰り広げられたことを明かしています。

3.セクシー少女、ベティ・ブープ

ベティ・ブープ_ヘレン・ケイン

日本でもなじみのあるベティ・ブープは、性的魅力で人気を博し、今日でもセックスシンボルとして根強い人気を保ってるアニメキャラクターです。そんなベティ・ブープも、アメリカの人気歌手ヘレン・ケインがモデルになっています。

「Boop Boop Bee Doop! 」という文句が入っている歌「I Wanna Be Loved By You」は、ヘレン・ケインが出演した1928年のブロードウエイ・ミュージカル『Good Boy』で歌われた曲で、コミカルに幼女の声色で歌うヘレンは一躍大人気になりました。

1930年代になって、ニューヨークのアニメーション制作会社Fleischer Studiosが、ヘレンの髪型や声を基にベティちゃんを制作。カールした髪、イヤリング、左脚のガーターベルトもヘレンそっくりに作られました。

4.シャーロック・ホームズも歴史的人物がモデルになっている

ジョセフ・ベル_シャーロック・ホームズ

世界的に有名な名探偵といえば、シャーロック・ホームズですよね!アーサー・コナン・ドイルの推理小説『シャーロック・ホームズシリーズ』の主人公であくまで架空の人物ですが、ホームズのモデルは、作者の医学部時代の恩師で外科医であるジョセフ・ベルとされています。

鋭い観察力で多くの患者の命を救っただけでなく、スコットランドで警察の捜査に何回も関与するなど、その偉大なる才能を大いに発揮していました。

リリー・ラングドリー_シャーロック・ホームズ

また、知性によってホームズを翻弄した数少ない人物のひとり、アイリーン・アドラーは、最初に登場する作品で外国の王と関係を持ってしまうのですが、シャーロック・ホームズを研究する学者曰く、アイリーンのモデルは、エドワード7世の愛人だったリリー・ラングトリーではないかということです。

当時2人の関係は世間でも大きく知られており、3年間エドワード7世と共に過ごし、正式な愛人として有名となりました。それだけでなく、アイリーンとリリーの出身地はともにニュージャージー州で、偶然の一致とは考えにくいと思われます。

5.アースラ from『リトル・マーメイド』

デヴァイン_アースラ

本作のヴィラン(悪役)で海の魔女でもあるアースラ。紫の肌色をした、いかにも゙悪者゙感が漂う見た目が強烈ですが、なんとアースラも、ある実在する人物がベースになっているんです。それは、デヴァインという名のアメリカ人俳優・歌手で、体重100kgを超える巨体のドラァグ・クイーンです。デヴァインは、主にジョン・ウォーターズ監督作品に出演し、強烈な印象を与えました。

特に1972年に公開された『ピンク・フラミンゴ』では、「世界一下品なのは誰か」を競い合うというストーリーで、ディヴァインが犬の糞を食べるシーンは有名です。しかし、次第にこのようなキャラクターから抜け出したいと思うようになり、『ヘアスプレー』などではドラァグ・クイーンでない役で出演しています。