ハリウッドに関する驚くべき話10

2017年7月6日更新

ハリウッドと言えば、映画の中心。数えきれない程の映画がこの地で製作され、様々なストーリーが生まれてきました。しかし事実は小説より奇なり、時に映画の物語よりも驚くような出来事がハリウッドでは起きています。今回はwhatculture.comよりハリウッドに関する驚くべき話10を紹介します。

1.デミ・ムーアがあの過激ポスターに!?

デミ・ムーア

これは公式には認められていませんが、かなり信憑性の高い話です。『メタルストーム』などで知られるチャールズ・バンドがデミ・ムーアのエピソードを明かしています。

『ゴースト/ニューヨークの幻』『素顔のままで』などで有名なハリウッド女優デミ・ムーアが駆け出しの頃のことです。

チャールズとデミ・ムーアは『悪魔の寄生虫パラサイト』(デミ・ムーア初の主要キャスト)の撮影現場で顔を合わせていました。オフィスで話している時、壁には過激な作品として知られる『発情アニマル』(1978)のポスターが貼ってありました。

すると、デミ・ムーアがこう言ったそうです。“誰にも言わないでよ、でもあのポスターに映ってるのは私なの。”

しかし、デミ・ムーアはこの作品に出演していません。どういうことなのでしょう?

当時、18才の彼女はどんな作品か知らずにモデルとして写真撮影、その後『発情アニマル』が公開、町中に自身が映ったポスターが貼られていたことに驚いたそうです。

主演女優カミール・キートンはポスターに映っているのは自分だと主張しています。

2.マリファナの危険性を訴えるプロパガンダ映画のバックについていた男とは!?

市民ケーン

オーソン・ウェルズ監督『市民ケーン』のモデル、新聞の購読者数を増やすために数多くのメディア操作を仕掛けたことでも知られるウィリアム・ランドルフ・ハースト。ウィリアム・ハーストは大麻産業が自社の不利益になることが分かると、大麻の危険性を訴える記事などを積極的に自社新聞に載せるなど大麻ネガティブキャンペーンを徹底的に行うようになります。

1930年代にハリー・アンスリンガーが初代連邦麻薬局長官に任命されると、大麻への規制が一層強化、ウィリアム・ハーストの思惑通りに事は進んでいきます。

その後、追い打ちをかけるように『リファー・マッドネス』『マリファナ 悪魔の草』などプロパガンダ映画がウィリアム・ハーストの後ろ盾により続々と製作、大麻の危険性は全米に拡散されていきました。

特に『リファー・マッドネス』は証明されている以上に大麻が過激なものとして描かれ、その内容は議論を呼びました。公開当初はあまり観客が入っていませんでしたが、深夜上映などで徐々に火が付き、70年代には麻薬常習者の間でヒットするという異常な現象がアメリカで起きていました。

3.ジェイソン・ベイトマンの父親はスプラッター映画監督!?

『JUNO/ジュノ』『モンスター上司』などに出演しているジェイソン・ベイトマン、彼の父親が映画監督だということはあまり知られていません。

1971年製作『The Headless Eyes』という作品で、ジェイソンの父ケント・ベイトマンがメガホンを取っています。ウィリアム・ラスティグ監督『マニアック』(1980)のようなスプラッター映画で、かなり過激な内容です。

【あらすじ】

生活に困り、強盗に入ったアーティストが、逆に目玉をくり抜かれる。それをきっかけに人々をハンマーで叩き殺し、目玉をえぐり取る猟奇的殺人鬼へと変貌してしまう。

低予算で製作された『The Headless Eyes』はコアなホラーファンにだけ知られた作品となっています。

4.カルト集団の指導者が指名した俳優とは!?

チャールズマンソン

アメリカンニューシネマの傑作、デニス・ホッパー監督『イージーライダー』が公開された一月後、ある陰惨な事件がアメリカで起こりました。

カルト宗教の指導者チャールズ・マンソンの信奉者が『ローズマリーの赤ちゃん』などに出演、ロマン・ポランスキー監督の妻としても知られる妊娠中のシャロン・テイトを殺害、ハリウッドを震撼させました。

当時、スティーブ・マックインやエリザベス・テイラーなどのスターが殺害リストに入っているという噂がありました。マンソンの名前は全米に知れ渡り、彼をテーマにした映画化の計画が続出。

チャールズ・マンソン本人は、自伝映画が製作されるならデニス・ホッパーに自身の役をやってほしいと語っていたそうです。しかし、デニス・ホッパーがチャールズを演じることはありませんでした。友人の一人がカルト集団の犠牲になっていたからだと言います。

結局、『ヘルター・スケルター』(1976)でチャールズ・マンソンを演じたのは『スペース・ヴァンパイア』などで知られるスティーブ・レイルズバックでした。

5.ポルノがビデオレコーダーの救世主!?

ビデオ

アメリカでビデオレコーダーが市場に出始めたのは1970年頃のこと。映画業界はビデオが強力なライバルになることを恐れてあまり協力的ではありませんでした。

その結果、ビデオレコーダーの流通に大いに貢献したのがポルノ業界でした。劇場まで行かずに、家でポルノが1人で見られる、男性にとってこんなにありがたいことはありません。

1979年までに売られたアメリカビデオ作品の4分の3がハードコアな内容だったと言われています。ワーナーブラザーズスタジオが位置する数キロ先、サンフランシスコバレー中心はR指定映画産業の拠点となり、地元では“San Pornando”(サンポルナンド)として知られています。

80年代から90年代にかけて合法的に製作されたポルノの90パーセントがこの地区で生産されています。

6.ブルース・ウィリスにも下積み時代があった!?

ブルース ウィリス

ブルース・ウィリスといえば『パルプ・フィクション』『アルマゲドン』などに出演、誰もが知るハリウッドスターですが、そんな彼にも下積み時代がありました。

1988年、『ダイハード』ジョン・マクレーン役で大ブレークをする前、ブルース・ウィリスはアメリカの大人気番組サタデー・ナイト・ライブの裏方として働いていました。

出演者の楽屋のピーナッツを補充するなど雑用の中でもかなりの下っぱ、華やかな世界からはほど遠く、ほとんどの人間から酷い扱いを受けたそうです。

しかし、アメリカの人気コメディアン、グリダ・ワイルダー、『ゴーストバスターズ』『恋はデジャブ』などで有名なビル・マーレイの二人は彼に対してとても優しく接していたと言います。

ブルースは着々とキャリアを積み上げ、2012年、ウェス・アンダーソン監督『ムーン・ライズ・キングダム』でビル・マーレイと念願の共演を果たします。

ブルースとは対照的にビル・マーレイは当時のことをあまり覚えていなかったそうです。

7.ホラー界の巨匠がポルノ女優主演の映画を製作していた!?

ウェス・クレーヴン

ウェス・クレーブン監督と言えば、『エルム街の悪夢』『スクリーム』などホラー映画界の巨匠として世界中から称賛を浴びています。しかし、ブレイクは前は低予算映画を何本も製作、自分が撮りたい映画が撮れるまでは相当苦労を重ねていたようです。

その中の一本は70年代を代表するアメリカのポルノスター、マリリン・チャンバース主演の低予算映画『Together(原題)』でした。

8.究極のドケチ映画!?

トム・グレイフ監督デビュー作、『宇宙からの少年』(1959)は予算を抑えるために様々な工夫が凝らされた作品です。

トムはB級映画や低予算映画を数多くプロデュースしてきたロジャー・コーマンのアシスタントとして働いていました。予算を抑える方法をコーマンから学び、それが結集された作品が『宇宙からの少年』です。

登場するエイリアンの小道具は激安ショップのモデルガン、NGでフィルムを無駄にしないためにセリフを別撮り、俳優全員が口パクで演技をしています。

9.ハリウッドが映画の中心になった皮肉なきっかけとは!?

ハリウッド

1891年、トーマス・エジソンがモーションピクチャーカメラ(撮影機)の特許を申請、1896年、アメリカニュヨークで初めて娯楽映画を上映する映画館がオープン。当初、映画の流行は一過性のものだと考えられていましたが、1910年までにアメリカ全土で約9000の映画館がありました。

当時、映画を製作するためにはエジソンに特許料を支払う必要がありました。しかし、使用料を払うことを拒む違法なスタジオや会社も多く存在したと言います。

エジソンは探偵を雇い、違法に映画を製作する会社を調査、違法な会社は支払いを逃れようと必死に画策していました。

最終的に違法映画会社がとった方法はいたって単純、エジソンから出来るだけ遠ざかることでした。    当時、エジソンが住んでいた場所はニュージャージー、多くの違法映画会社が辿りついたのがカリフォルニア州に位置するハリウッドでした。ハリウッドで続々と映画スタジオを設立。これがハリウッドが映画の中心地となったきっかけの一つです。

10.ロン・ハワードの親孝行!?

『ビューティフル・マインド』『ダヴィンチ・コード』などで有名なロン・ハワード監督の父親ランス・ハワードは俳優として活動しています。1974年のドラマ『ハッピーデイズ』で父ランスと共演しています。

ランス・ハワードの代表作の一つが、1979年、リクー・ブローニング(『大アマゾンの半漁人』半漁人のスタントを務めたことで有名)監督作のB級映画『アメージング Mr.ノーレッグス』下肢がない男ルーがマシンガンを取り付けた車イスで暴れ回るアクション映画です。

戦争で両足を失った格闘家テッド・ヴォラスがルーを演じています。そのルーの相棒を演じたのがランス・ハワード、今作出演時、すでに20年のキャリアがあるベテラン俳優でした。

その後、『スプラッシュ』『コクーン』『アポロ13号』などロン・ハワード監督作にランスは続々と出演しています。