エンディングが大きな論争を引き起こした映画20

2017年5月1日更新 13896view

いくら面白い映画でも最後のオチが悪ければすべてが台無しになってしまうほど、映画のエンディングはその作品の出来を大きく左右する重要なパートです。今回はエンディングが大きな議論を巻き起こした作品20選をwhatculture.comよりご紹介します。極力エンディングの詳細は伏せているので気になる方は実際に見てチェックしてくださいね!

「キル・リスト」に隠された真実とは!?

最後の標的である議員のもとへ向かう時に、主人公のジェイはこの依頼の背後にカルト集団が潜んでいることを突き止めます。そしてカルト集団に捕まってしまったジェイは真相を目の当たりにすることに...。

無職の主人公が金の話で妻に責められるという所帯じみた冒頭シーンから、徐々にストーリーは緊迫していき、おかしな方向へと進んでいきます。本作はオカルト映画なのですが、ストーリーの背景が説明されないまま驚愕のオチへと向かうので、好き嫌いに分かれる作品だと思います。

よくある話でしょと思いきや...意外なオチへと展開していく

「所詮ノーテンキな若者たちが人里離れた場所で襲われる話でしょ?」と思う人もいるかもしれません。しかしオチは私たちの想像の範疇を超えており、観終わった後には「異色のホラー」だと感じるはず...。

彼らを襲撃する謎の正体や主人公らを監視している人物は何者なのか...気になる人にはぜひ観てほしい作品です。

深い霧に潜む謎の生物から生き残れるか!?

本作はスティーヴン・キングの中編小説『霧』を原作とした映画で、深い霧に包まれた街で怪物が次々と人を襲う中、不安にかられ徐々に秩序を失う人間心理を上手く描写している作品です。

本作のメガホンをとったフランク・ダラボン監督はこれまでにも、『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』といったスティーヴン・キング小説を映画化していますが、『ミスト』に関しては原作とは別に映画用に新しい結末を考案しました。

その考案したエンディングが本作で描かれているのですが、あまりにショッキングなため批判的な意見が多く、「後味の悪い映画」と評されています。

女6人の冒険旅行。楽しくなるはずだった...

本作のオチは国によって違い、アメリカ版は主人公のハッピーエンドで終わるそうなのですが、このハッピーエンドのオチが問題となっています。ホラー映画なので最後までダークであってほしいと願うホラーファンからすると、置きに入ったこのオチは納得できないというのがホンネだそうです。

また、もう一つのラストについても、エンディング近くのどのシーンまでが真実なのかが謎のため、観客それぞれの解釈が成り立つ最後となっています。

普通の少年が突然スパイに大変身!?

最後の方で描かれている内容が女性差別をも感じさせる内容だったため、この映画を観たフェミニストグループは、結末をジョークと捉えるほど寛容ではなく、マシュー・ヴォーン監督を「女嫌いの人間」と非難しました。

列­車爆破事故の犯人を見つけるという困難なミッションを課せられた主人公の運命は!?

テロを未然に防ぐというミッションのために、主人公の意識が死んだ乗客の記憶に基づく世界へと転送されるのですが、何度も繰り返すことにより、周囲の人々の言動も微妙に変化していきます。この変化する世界が「パラレルワールド(今自分達が住んでいる世界から分岐し、それに並行して存在する別の現実世界)」で、本作の主軸となるものです。

そのためストーリーはとても複雑で、一度で理解できるものではなく、?だらけのエンディングを迎えます。

冒頭からヒントは隠されていた!

ところどころに登場人物の挙動や台詞、視線の動きなどに違和感を感じたり、「なんで?」と疑問を感じたりする箇所がありますが、最後まで観ると、この違和感や疑問を感じた原因が何であったかが理解・納得できます。

結末のポイントは、主人公テディがチャックに漏らす、「どっちがマシなんだろうな。モンスターのまま生きるか、善人として死ぬか」というセリフ。このセリフでエンディングを迎えるわけですが、観客にモヤモヤ感を残すオチとなっています。

完璧な結婚生活のはずだったのに...女の復讐は怖いっ!

鬼才デヴィッド・フィンチャーが監督を務めただけあって、本作は一筋縄ではいきません。あまり多くを語らない夫ニックに世間は次第に妻エイミー殺人疑惑の目を向けはじめ、「ニックが犯人なのでは!?」と思った観客も多いのではないでしょうか。

このスリリング溢れるサスペンス映画の結末に、正義を求める人ならガッカリすると思います。また、結婚生活という普遍的なテーマを基に、女性の怖さを改めて感じさせられる作品でもあります。

セックスで感染する!?アメリカ版『リング』参上!

セックスによって幽霊が伝染するというある意味斬新なストーリーから、2014年のカンヌ映画祭で賞賛されました。じわじわと逃げ道を囲われるようにして襲いくる描写は素晴らしいのですが、エンディングの幽霊退治の仕方に納得がいかない人もいるんだそうです。

監督のデヴィッド・ロバート・ミッチェルは、これについて「それはスクービードゥやギャングが思いつきそうな子供向けのものなんだ。主人公たちはこの恐怖から逃れるためにとにかく必死だったんだよ」と語っています。

ハビエル・バルデムの演技がすごすぎる!

物語はベルが妻に昨夜観た夢の話をしている場面で幕を閉じるのですが、激しい銃撃戦が主に描かれた本作ではあまりスッキリしないオチとなっています。

コーエン兄弟が描きたかったのは、ルウェリンとシガーの銃撃戦(キャット&マウス・ムービー)ではなく、ベルが自分の立場(凶悪な事件が起こるこの土地では一個人の働きで状況が変化するようなものではないこと)を理解しているというものです。言い換えれば、映画のタイトル『No Country for Old Men (原題)』=「老人が住める国はない」をそのまま表現しているのです。

母の愛を求めて僕は旅をする...スピルバーグ監督の感動作

故スタンリー・キューブリックが長年温めてきた企画をスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化したSF人間ドラマなのですが、キューブリックのファンからはお涙頂戴的なオチを作ってしまったスピルバーグ監督を批判しました。

しかし、スピルバーグは、「彼らが批判する部分は、スタンリーの草案したものであり、テディ(熊型のペットロボット)もそのひとつ。最後の20分はスタンリーが描いていたものだった」と説明しています。

ドラッグの恐怖を真摯に描いた衝撃作!

本作は『レスラー』や『ブラック・スワン』のダーレン・アロノフスキー監督が破滅へと落ちていくさまを鋭く描いた衝撃作です。2009年には「落ち込む映画」ランキングで第1位に選ばれており、鑑賞するには覚悟がいる作品だと言えます。

クスリ漬けになり身も心もボロボロになってしまうというダークな内容だけに、ラストも超ショッキングな仕上がりで、非常に後味が悪い作品となっています。