2017年7月6日更新

映画でよくある科学的に絶対に間違っている14のシーン

映画に当たり前のように登場する場面や描写が現実では絶対にあり得なかったり、不可能なことがよくあるようです。今回は映画でよくある科学的に絶対に不可能な14のシーンを紹介します。

1.ひっかけ鉤!?

高層ビル、砦、崖などでスーパーヒーローがよく使うひっかけ鉤。ストッパーをひっかけ、一気に高所からジャンプ、もしも現実世界でそんなことをしたら大変な事態になります。

人間が約150mの高さから落下した場合、最終速度は約200キロ。ロープで車のバンパーに手首を縛りつけ、時速200キロで引っ張ると考えれば容易に想像出来るはず、手首がちぎれて無惨な姿となってしまうでしょう。

このシーンが登場する作品

2.弾丸を体から取り出す!?

アクション映画でよくある場面!

A“あいつ撃ちやがった、早く弾を取り除いたほうがいい” B“こんな場所で出来るの!?” A“他に方法がない、俺が弾を取り出している間、この布を噛むんだ。”

もし、極限状態の中で誰かに撃たれて弾が体に残った場合、そのままにしていく方が得策。どっかの出しゃばりが弾を取り除こうとしていたら、すぐに止めるべきです。

撃たれた弾丸は高温になり、身体に入り込む頃には無菌状態になっています。つまり、何の知識もない人物が体をほじくり回す方が細菌が体に入りこみ、よっぽど害があります。

このシーンが登場する作品

『ボーン・アイデンティティ』『イングロリアス・バスターズ』など。

3.小惑星群!?

SF作品によく出てくる場面!

A“キャプテンスティーブ、無数の小惑星がこちらに向かって来ます。迂回するのが得策かと。” B“キャプテンの椅子に座っているのは誰だ!?中尉?” A“キャプテンスティーブです。サー!” B“では惑星群を今すぐ破壊せよ!”

SF映画でよく出くわす、宇宙船が小惑星に遭遇するシーン。映画監督は細かいことを気にし過ぎて、宇宙がとんでもなく大きいという当たり前のことを忘れているのかもしれません。

惑星と惑星の間の平均距離は約10万キロ、映画のように惑星が密集していることはあり得ません。実際は、進行方向に惑星があったとしても、避けるまでに十分な時間があるはずです。

このシーンが登場する作品

『スター・トレック』『スター・ウォーズ』など。

4.脳を100%使う!?

普段は10%ほどしか使えていないと言われる脳の潜在能力を秘密結社などが作った薬で100%引き出し、超人的な能力を手にする....ことは出来ません。

よく言われる、人間は脳の10%しか使っていないというのは、他の部分が全く使われていないという意味ではありませんし、脳全体が一度に覚醒したとしても超能力は使うことが出来ません。

このシーンが登場する作品

『ルーシー』『リミットレス』など。

5.ロボットの反乱!?

SFによくあるストーリー!

人間のために作ったはずのロボットや人工知能が人間の能力を遥かに超越し、逆に人間を支配しようと一斉に立ち上がる。人間はロボットの奴隷となり、立場は逆転、過酷な労働を強いられるように。

現実的に考えて、ロボットが自己防衛本能や世界を支配したいという野望、力を失うことへの恐れなどを抱く必然性がありません。

このシーンが登場する作品

『ターミネーター』『アイ・ロボット』など。

6.『マトリックス』の問題点!?

マトリックスのおかしなプロット!?

A“我々は人間を生かし、やつらの体熱をロボット帝国のエネルギー源とするのだ。” B“なぜ、人間を生かすために使っているエネルギーを単にロボット帝国のために使わないのですか?” A“それもそうだ。なんと私が1年もかけてプログラムしたこの複雑なバーチャル世界は必要なかったということか!?”

コンピュータがエネルギーを得るために人間を培養するという『マトリックス』のプロットは非効率なだけです。つまり、人間の体を通してエネルギーを生み出すなら、人間を生かすために使用しているエネルギーをそのまま使う方がよっぽど効率的です。

このシーンが登場する作品

7.氷河が溶けて人類が滅亡!?

ディザスター映画によく出てくる場面!

A“地球温暖化の影響で世界中の氷河が溶けだしています。” B“このままだとほとんどの陸地が海に沈んでしまうぞ。“

もしも、世界中の全ての氷河が溶けたとしても、ほとんどの陸地は沈みません。よって人類が滅亡する心配もないでしょう。

このシーンが登場する作品

『2012』『デイ・アフター・トゥモロー』など。

8.『アルマゲドン』の解決策!?

地球に衝突する直前までテキサスほどの大きさの小惑星に気が付かなかったことは置いておくとしましょう。

しかし、人類の存亡をかけたミッションが、石油採掘のスペシャリストを宇宙へ送り出し、核爆弾で惑星軌道を変えるというやり方は見逃せません。

もし、あれが人類の英知を結集したアイデアだったら、人類滅亡も仕方ないかもしれません。

このシーンが登場する作品

『アルマゲドン』

9.スパイダーマンが生まれた瞬間!?

あるスーパーヒーローのオリジンストーリーの裏でこんな会話がされていたかも!?

A“ついに遺伝子組み換えスパイダーの実験が成功だ。どこに保管すべきかね?” B“セキュリティが厳しくない部屋の中にある、簡単に開いてしまう容器で保管するのはどうですか?” A“素晴らしいアイデアだ。だから我々は君に高い給料を払っているんだよ。”

現実では、最重要機密であるはずの危険生物がセキュリティの甘い研究所で保管されていることはないでしょう。

実際にピーター・パーカーがスパイダーマンになるためには厳戒なセキュリティを何度も突破しなければならなかったはずです。

このシーンが登場する作品

スパイダーマン』、スーパーヒーローのオリジンストーリーなど。

10.発砲して車が爆発炎上!?

アクション映画などのクライマックスによく登場するシーン

男が車に向けて発砲、車が大爆発、振り向かずに立ち去る男。

映画ならかっこよく去ることが出来ますが、現実ではこう上手く行きません。

実際は男が車に向けて発砲、(よーしこれで車が爆発するから振り返らないで、かっこよく立ち去ろう。)、後ろを向いた瞬間、車から銃声、倒れる男。こうなるはずです。

なぜなら、車に向けて発砲したからといって車が必ず爆発する訳ではありません。爆発する可能性はごくわずかです。

このシーンが登場する作品

『007』シリーズ、『ミッション:インポッシブル』など。

11.風邪がエイリアンの弱点!?

『宇宙戦争』に登場したプロット

人類の力を遥かにしのぐエイリアンたちにはある弱点があった。それは地球に存在するバクテリア、つまり風邪を引き起こすような一般的なもの、エイリアンは地球に存在するバクテリアの免疫を持っていなかったのだ。

おそらく、地球の風邪菌など異星の免疫システムで代替可能、地球のウイルスでエイリアンが弱ってしまうというプロットは全く現実的ではありません。

このシーンが登場する作品

『宇宙戦争』

12.エイリアンにはコンピュータウィルスが有効!?

『インデペンデンス・デイ』のプロット

侵略してきたエイリアンに総力を結集して立ち向かうアメリカ軍、敵のバリアがやぶれず絶体絶命。考え出されたアイデアはコンピュータウイルスでエイリアンのマザーシップのバリアを無効にすることだった。

映画を観る限り、エイリアンたちは地球人より遥かに優れたテクノロジーを有していました。たかが1時間で開発されたコンピュータウイルスが有効だったことに何の説得力もありません。

このシーンが登場する作品

『インデペンデンス・デイ』

13.ガソリンに火のついたタバコを投げ捨てる!?

アクション映画のクライマックスでよくある場面!

一仕事を終えた主人公が火のついたタバコを漏れたガソリンの上に投げ、その場を立ち去る。仲間が主人公の後を追いかけてきてハッピーエンド。

火のついたタバコを漏れたガソリンの上に投げ捨てる、現実では決して真似してはいけません。

現実でもしそんなことをしたら、ハッピーエンドは待っていません。辺り一面火の海に、バッドエンドになること間違いありません。

このシーンが登場する作品

『ダイ・ハード』『ブレイキング・バッド』など。

14.迫力のない恐竜なら可能!?

『ジュラシック・パーク』のプロット!

琥珀の中に閉じ込められた蚊の血液から恐竜のDNAを採取、恐竜を現代に蘇らせた。

たとえこのような奇跡が起きたとしても、現代に蘇った恐竜はきっと期待はずれだったはずです。

恐竜があそこまで巨大だった要因のひとつが、古代の酸素濃度の高さだと言われています。

現在の地球の酸素濃度は恐竜が繁栄していた頃のわずか半分。つまり、恐竜を生み出すことに成功したとしても、巨大に成長する訳ではなく、馬よりも大きくならないと推測されています。

このシーンが登場する作品