2017年7月6日更新

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の秘話・裏話13選!

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『グッド・ウィル・ハンティング』アルバム

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あの名言も!超感動のおすすめ映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』

Yukari__Nakao 最高の映画でした。 名言もたくさんあり 愛していたなら、癖させも愛おしかった。 とか。 ランボー教授の苦悩、チャッキーたちの 本当の友情。 ショーンの寂しさ。 本当によく描かれていて、 素晴らしかったです。 なにかにぶつかった時に また見たい映画です。
ytk0213 監督:ガス・ヴァン・サント、音楽:ダニー・エルフマン、脚本・出演:マット・デイモン&ベン・アフレックの友情タッグ。こんなにも自分の好きなスタッフで構成され、こんなにもグッとくる作品を、これまで観ていなかったことに後悔。主人公は青年ながら、その強さや弱さは大人にも通ずるものがあるという対比的な描写が、共感を得た。ウィルの博学的なシーンや、スカイラーとの二人の意外な一面の描写、そしてショーンとチャッキーとの友情。心熱くなりました。アルゴで作品賞を受賞したベン・アフレックは、この頃から才能があったのだと改めて実感しました。
天才的な数学の才能を持った青年と才能を見出した数学教授、さらに自らも心に傷を負った心理学者らとの心の交流を描く物語。 ロビン・ウイリアムズ演じる心理学者の
It’s not your fault.(君は悪くない)
という名言に心救われた人も多いのではないでしょうか。

1.当初のストーリーは"数学の天才とその相棒が政府を出し抜く"というものだった?

当初、
とベン・アフレックは、2人で主演を務めようと考えていました。 しかし、キャッスル・ロック・エンターテイメント(アメリカの映画・テレビ製作会社)がその台本を購入した際、リーダーのロブ・ライナーは「この台本から2つの映画が作れる」と言いました。 1つは、CIAに入りたくない天才少年を題材としたアクション・コメディで、もう1つは、天才と精神分析医を題材としたヒューマン・ドラマです。プロデューサーはマットとアフレックに、どちらのストーリーを選ぶか決めさせました。

2.ボストンに実在する場所と、トロントに建てられたセットが混在している?

マサチューセッツ工科大学内のシーンは全て、カナダの防音スタジオで撮影されましたが、「L Street Tavern」という名前のアイリッシュ・パブは実在しています。 ボストンのバンカーヒル・コミュニティー・カレッジでの屋外シーンは、実際の場所で撮影されました。しかし、大学内にあるマグワイア教授のオフィスはセットです。そのため、ボストンとトロントの交互で撮影が行われていたことになります。

3.ロビン・ウィリアムズの死後、撮影で使われた公園のベンチは、ウィリアムズの記念碑になっている?

マグワイア教授とウィルが象徴的なシーンを撮影したボストン・パブリック・ガーデンにあるベンチは、映画の公開時より、『グッド・ウィル・ハンティング』において重要な場所となっています。 2014年にウィリアムズが亡くなった後、ファンはここでウィリアムズの死を偲びました。

4.台本には少しの間、ゲイのセックスシーンがあった!?

キャッスル・ロック・エンターテイメントは、マットとベンに何度も何度も台本の書き直しをさせており、2人は会社が新しい台本を読んでいないように感じていました。そのため、セックスシーンを加えて会社を試したのですが、誰も何も言わなかったようです。

5.ケヴィン・スミスによる手助け

マットとベンは、自分達で映画を作りたかったのですが、キャッスル・ロック・エンターテイメントは、それを馬鹿げていると感じていました。 このままでは、キャッスル・ロック・エンターテイメントが自分達の意見を取り入れずに映画を作ってしまうと思い、他のスタジオに台本を売ろうとします。台本の買い手を探してしたベンは、『モール・ラッツ』や『チェイシング・エイミー』の監督である、ケヴィン・スミスに話を持ちかけました。 スミスは、「私は監督する勇気が無いが、この映画は美しい」と語ったそうです。スミスは、ミラマックス社(アメリカの映画製作会社)のハーヴェイ・ワインスタインにその台本を読ませ、そうしてこの映画は、ミラマックス社で動き出したのです。

6.メル・ギブソンが、ほとんど全ての監督を行った?

キャッスル・ロック・エンターテイメントから台本を買った後、ワインスタインは、当時『ブレイブハート』の撮影中だったメル・ギブソンを含む、多くの才能ある監督達とミーティングをしました。 ギブソンは興味を持ち、数か月間『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』に関わりましたが、結局完成させることは出来ませんでした。

7.ガス・ヴァン・サントが監督した15作品の中で、1番の大ヒットとなった!

ガス・ヴァン・サントは、B級映画に関わることが多かったため、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』は彼にとって初めての大作でした。 『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』の2億2,590万ドルという興行収入は、ヴァン・サントの他の14作品の興行収入を足した額とほぼ同等だということです。

8.「L Street Tavern」はロビン・ウィリアムズのお気に入り?

マットとベンは、ウィリアムズを「L Street Tavern」というバーに連れて行きました。ウィリアムズはそのバーをとても気に入り、その場所をロケ地として使うべきだとワインスタインに提案したのです。

9.監督であるガス・ヴァン・サントは、チャッキー(ベン・アフレック)を事故死させようとしていた?

ヴァン・サントが監督になった後、台本の書き直しの途中で彼は、「チャッキーを工事現場で事故死させよう」と言いました。ヴァン・サントはこのシーンを、映画の第二幕のクライマックスにしようと提案したのです。 マットとベンに反対されたこともあり、その通り台本を書き直しました。ちなみに、後になってガス・ヴァン・サントは「ひどいアイディアだった」と考えを改めています。

10.ウィル(マット・デイモン)も、最終的には死んでしまう予定だった?

マットとベンが心に描いていたエンディングの一つは、ウィルに殺意を持っていたカーマインが、息子と共に野球バットを持ってウィルを殺害しに来る、というものでした。

11.マット・デイモンの作中での髪型

2012年のインタビューで、マットは、「あの髪形は失敗だった。ガスもベンも"本気?"と驚いていたけど、当時の僕はその髪型が好きだったんだ。」と語っています。

12.エンディングを考えたのは、映画監督のテレンス・マリック?

『地獄の逃避行』や『天国の日々』の監督であるテレンス・マリックは、偶然にもアフレック家の家族ぐるみの友人だったので、マットとベンは、映画のことをテレンスに相談しました。夕食を取りながら、マットとベンは、ウィルとスカイラ―が共に街を出るというエンディングをステレンスに話しました。 マットはその時のことを思い出し、「夕食の途中でステレンスは、"スカイラ―が街を去った後に、ウィルが彼女を追いかける方がいいように思うよ"と言ったんだ。」と言っています。

13.1995年の映画『誘う女』で、ヴァン・サントは、マット・デイモンとエリオット・スミス(『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で楽曲を提供した)の音楽を起用しようとしていた?

デイモンは『誘う女』で、最終的にはホアキン・フェニックスが演じたジミー・エメット役のオーディションを受けていました。後にヴァン・サントは、「マットは運動選手のように見えすぎた。私は、もっと華奢な青年を起用したかったんだ。」と語っています。 『誘う女』の撮影中に、ヴァン・サントは、エリオットのCDアルバムを受け取っています。しかし、もっとヘビーメタルな音楽を考えていたヴァン・サントは結局、エリオットの音楽は使用しませんでした。