北と南の「家族」に挑んだ韓国の話題作。『レッド・ファミリー』

2017年7月6日更新
2013年に第26回東京国際映画祭で上映されるや、圧倒的な支持を得て、見事「観客賞」を受賞した話題の韓国映画がいよいよ10月4日より公開!厳しい現実にダークな笑いを盛り込んだ感動コメディ作の見どころをまとめてみました。

命を懸けた切ない家族芝居

ある日、隣に引っ越してきた4人の家族。一見どこにでもいる家族のようだが実は家族だというのは真っ赤なウソで、彼らは北朝鮮から送り込まれた4人のスパイだった。

北朝鮮からのスパイである4人は、隣に住む韓国人の家族たちを『資本主義の限界』と呼んでバカにしていたが、素直な感情をぶつけ合う様子を見るうちに次第に影響を受けていく。

そしてある時、母国に残されているそれぞれの家族たちを守りたければ「隣の家族を暗殺」しなければならないという過酷な条件が4人につきつけられる...。

『嘆きのピエタ』などの鬼才キム・ギドクが手掛ける異色作

レッド・ファミリー

家族を装い、韓国に潜入する北朝鮮の工作員。次第に、奇妙な絆で結ばれていくさまを追う。 本作は、『アリラン』『嘆きのピエタ』などの鬼才キム・ギドクが、脚本、編集、エグゼクティブプロデューサーを務めた。キム氏は、南北統一を心から願ってこの脚本の書いたということです。

覚悟をもって挑んだ俳優陣

レッド・ファミリー

主人公の一人、妻で、班長役には、韓国で大ヒットした『ボイス』(02)で、知られるキム・ユミ。他にも、『人形霊』(04)、『愛の傷』(05・未)、『リターン』(07・未)などの作品があります。

キム・ユミさんは現場に入ってきた時から歯を食いしばるような表情で、監督はこのメンバーなら間違いないと確信していたそう。

東京国際映画祭でも観客賞を受賞

レッド・ファミリー

今作は今年の東京国際映画祭にも出展され、観客賞を受賞しました。上映終了後の観客は赤く目を腫らしている人も多かったそう。

北と南という難しい問題を見事に描き切ったことで観客からも高い評価を得られたのでしょう。