2017年7月6日更新

ミッション:インポッシブルは007より優れている?インポッシブル派が語る8つの理由とは?

M:i:III ミッション:インポッシブル3

スパイ映画の代表作といえば、007とミッション:インポッシブル、どちらも異なる魅力を持ったシリーズです。今回はwhatculture.comよりインポッシブル派が語るミッション:インポッシブルがダニエル・クレイグ版007よりも優れている8つの理由を紹介します。

目次

1.タイトルシークエンスが勝っている!?

『ミッション:インポッシブル』シリーズには素晴らしいタイトルシークエンスがあります。一言でいうならシンプルです。

特に『ミッション:インポッシブル3』導火線のシンプルながらとてもクールなタイトルシークエンス、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』のモンタージュが使用されたタイトルシークエンスは秀逸、流れてくるお馴染みのテーマソングも加わり、胸が高まらずにはいられません。

『ミッション:インポッシブル』のタイトルシークエンスのポイントは、エネルギーをなるべく節約しながら期待感を高めることです。約2分の間に期待感を高め、それが終始持続しています。

一方、007のタイトルシークエンスはスタイリッシュです。アニメーション化されたボンドと共にオリジナルのポップソングが流れるシークエンスがお馴染みになっています。

007のタイトルシークエンスの問題点は3分以上と尺が長いこと。オープニングのアクションシーンの勢いがタイトルシークエンスによって一気にトーンダウンしています。

2.ダニエル・クレイグ版007は『ダークナイト』に影響されすぎている!?

2005年、クリストファー・ノーラン監督『バットマン・ビギンズ』の成功により、その後、多くのリブート作が製作されることになりました。『スター・トレック』『猿の惑星:創世記』『マン・オブ・スティール』などが良い例です。

そして、2006年、007もダニエル・クレイグ主演でリブート、『007 カジノ・ロワイヤル』が公開されました。

『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)は『バットマン・ビギンズ』のようにオリジンストーリーが語られ、リブート第3作『007 スカイフォール』では『ダークナイト』のようなヴィランのプロットが採用されていました。

一方、『ミッション:インポッシブル』はいつでもオリジナルにこだわっています。

3.『ミッション:インポッシブル』シリーズには魅力的なサブキャラクターがたくさん!?

『ミッション:インポッシブル』シリーズにはイーサン・ハントをサポートする魅力的な仲間がたくさんいます。

第一作から登場、ヴィング・レイムス演じるハッカーのルーサー、第3作『MI3』から登場、サイモン・ペグ演じる、ベンジー・ダンはすっかりイーサン・ハントの相棒として定着、コメディリリーフとして存在感を発揮、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』から登場、ジェレミー・レナー演じるウィリアム・ブラントも欠かせない存在となりました。

最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』にはレベッカ・ファーガソン演じるイルサ・ファウストが新たな仲間として加わりました。

一方、リブートされた007シリーズのボンドは仲間と行動することはほとんどありません。

4.007は時間配分が下手!?

007シリーズは時間配分があまり上手くないように思えます。

例えば、『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)。

オープニングのアクションシーンで映画は始まり、次に長いタイトルシークエンス、その後ボンドはバハマやマイアミへ。空港で男を10分間追跡。映画開始から約1時間でヴェスパー・リンドが登場、やっと本筋が始まることになります。その後に素晴らしい銃撃戦などがあるものの、長いと感じた人が多かったはずです。

一方、『ミッション:インポッシブル』シリーズはタイトにストーリーが語られ、決して飽きさせることはありません。

5.ミッション:インポッシブルにはスパイ映画の醍醐味がある!?

『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の監督ブラッド・バードはスパイ映画がどうあるべきなのかきっと分かっていたのでしょう。

『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』などアニメーション監督を務めてきたブラッド・バードは『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』で様々なガジェットを登場させていました。

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の監督クリストファー・マッカリーは前作のトーンを引き継ぎ、エンターテインメント性の高いスパイ映画を完成させています。

一方、ダニエル・クレイグ版の007はシリアスに偏重し、あまり派手なガジェットに頼っていないため、スパイ映画の醍醐味が薄くなっています。

6.ミッション:インポッシブルは一貫性が保たれている!?

ここ最近3作の007はマーティン・キャンベル、マーク・フォスター、サム・メンデスと3人の異なる監督がメガホンを取りました。そのためか、リブートされた007にはどこか一貫性がないように思えます。

『ミッション・インポッシブル』も同じく、J・J・エイブラムス、ブラッド・バード、クリストファー・マッカリーと異なる3人の監督が映画を撮っていましたが、製作にトム・クルーズが携わることで一貫性が保たれています。

トム・クルーズはキャスティング、脚本、スタント、マーケティング、監督選びにも大きな権限を持っていると言われています。

アメリカドラマシリーズ『エイリアス』を見てJ・J・エイブラムスをピックアップ、『アウトロー』などで共に仕事をしていたクリストファー・マッカリーを『ミッション:インポッシブルゴースト・プロトコル』監督に指名しています。

トム・クルーズなしでは『ミッション:インポッシブル』シリーズは決して成立しないでしょう。トム・クルーズが深く製作に関わることで生まれる一貫性が大きな魅力になっています。

7.ミッション:インポッシブルのアクションシーンはエンターテインメント性で勝っている!?

『ミッション:インポッシブル』シリーズには『ミッション:インポッシブル3』ベイブリッジのシークエンス、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』ブルジュ・ハリファなど、それぞれ素晴らしいアクションシークエンスがあります。

最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』の素手での格闘やカーチェイスは観客をスクリーンにくぎ付けに、どれも緊張感とサスペンスが保たれ、素晴らしいエンターテインメントになっています。

もちろん、007シリーズにも素晴らしいアクションシークエンスはあります。しかし、どれもヴィランを倒すことに重きを置きすぎています。

8.イーサン・ハントには感情移入できる!?

『ミッション:インポッシブル』シリーズ最大の魅力は何と言っても主役のイーサン・ハントです。ハントは勇敢なエージェントですが、妻を愛し、チームを大事にする人間味がある人物です。

一方、ダニエル・クレイグのボンドは躊躇せずに人を殺すマシンのようなところがあります。ターゲットを殺すことに躊躇っていたらMI6のエージェントは務まらないので仕方ありませんが、ボンドと観客の間には距離感があり、ボンドが人を切り刻んだとしても、観客はあまり深く捉えることはありません。

イーサン・ハントには弱さがあり、観客と近い距離感にいることで魅力的なキャラクターになっています。