ジェシー・アイゼンバーグとミア・ワシコウスカが名作に挑む『嗤う分身』

2017年7月6日更新
世界的文豪ドストエフスキーの名作「分身」の世界を、近未来の世界に置き換え現代映画化。サエない僕の前にイケてる僕が現れる…誰もが一度は妄想するであろう世界観をブラックなコメディ映画のレビューをまとめてみました。

サエない自分と、イケてる自分…容姿が全く同じ二人の物語

内気で要領が悪く、存在感の薄い男サイモン。会社の上司にも同僚にもバカにされ、サエない毎日を送っている。コピー係りのハナに恋をしているが、まともに話しかけることもできない。そんなある日、期待の新人ジェームスが入社してくる。驚くべきことに彼は、サイモンと全く同じ容姿を持つ男だった。何一つサエないサイモンに対し、要領がよくも手男のジェームス。容姿は同じでも性格は正反対の2人。サイモンは次第に、ずる賢いジェームスのペースに翻弄され、やがて思いもよらぬ事態へと飲み込めれていく…。

あの「サブマリン」の監督リチャード・アイオアディ、待望の新作

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トロント国際映画祭や、第61回ベルリン国際映画祭を始め、日本でも東京国際映画祭で上映されたほど世界的評価の高かった「サブマリン」を取った英国期待の監督リチャード・アイオアディ、待望の新作となります。

「サブマリン」同様、「嗤う分身」も、昨年「ザ・ダブル 分身」のタイトルで2013年・第26回東京国際映画祭コンペティション部門で上映され、チケットが即完売になるほど話題が集まりました。

ホラーとコメディが紙一重が重なり合う、難しい作品を最新の記録装置を駆使したカメラワークなど、膨大なアイディア&テクノロジーにて、見事に映像美に仕立て上げています。
引用:jp.vice.com

原作のドストエフスキー『分身』とは

『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』など、読んだことは無くとも名はほとんどの人に知られているロシアの文豪ドストエフスキー。『分身』(『二重人格』と訳されることも)は第2作目で名作ながら日本ではややマイナーな作品。

ロシアの下級役人が主人公で、要領も悪く、社交性もないが、自尊心だけは人一倍。ある会で失敗し吹雪の外へ放り出されるがそのとき自分とそっくりな人物を見る・・という話です。SF的ながら、ドストエフスキーらしらしいテーマの作品を、リチャード監督はどのように映像化するのでしょう。

一人二役の難しい役柄を演じるのはあのジェシー・アイゼンバーグ

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引用:www.youtube.com

ドストエフスキーの名作「分身」の英語圏初の映画化となる『嗤う分身』。主演であるサイモン/ジェームスを演じるのは、『ソーシャルネットワーク』にてアカデミー主演男優賞ノミネートを始め、数々の映画賞を受賞したハリウッド期待のホープ、ジェシー・アイゼンバーグ

容姿が全く同じで正確が正反対と言う一人二役の難しい役柄を、表情などのみでジェシー・アイゼンバーグがものの見事に演じ切っており、どちらがサイモンで、どちらがジェームスがすぐに分かるほどの演技はさすがの一言。

サイモンが恋をするコピー係にはミア・ワシコウスカ

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引用:www.movpins.com

物語を引き立てるサイモンが恋をするコピー係の女性には『アリス・イン・ワンダーランド』などでもお馴染みのミア・ワシコウスカ

女性の目から見ても惹かれるというクチコミが多くあるほど、誰もが魅了されるミア・ワシコウスカの美は必見です。