超危険!命をかけて挑んだスタント8選!【ワイルドスピードや007も】

2017年7月6日更新

技術革新が進み、どんどんCGのクオリティが高くなった現在、アクション映画ではCGが使われないことの方がむしろ珍しくなってしまいました。しかしCGでは再現できない映像にこだわり、あえて危険なスタントを選択する制作者もまだいます。今回はwhatculture.comより超危険!命をかけて挑んだスタント8選を紹介します。

1.カークラッシュで世界記録樹立!?『007 カジノロワイヤル』

2006年公開、マーティン・キャンベル監督、ダニエル・クレイグ版007第一作『007 カジノロワイヤル』。

『007 カジノロワイヤル』の一場面、猛スピード走るアストンマーチンの前にエヴァ・グリーン演じるヴェスパー・リンドが現れて急ハンドルを切るボンド、アストンマーチンが大クラッシュ。

このシーンはCGではありません、車の下にブースターを取り付けて大クラッシュを再現しています。模型やCGでも再現することは可能ですが、それではあの迫力は生まれていなかったことでしょう。

この時、車は5回でも6回でもなく、7回転していました。この7回という回数に製作陣はこだわっていたようです。

なぜならそれまで世界で最も車が回転した回数が6回、その記録を破るためにスタントチームは奮闘。映画の撮影現場は大きな子供の集まりなのかもしれません。

2.曲芸のようなスタント!?『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

2015年公開ジョージ・ミラー監督『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は激しいアクションやカーチェイスが終始続く作品ですが、ほとんどCGに頼っていません。その撮影手法は曲芸の域です。

今作に欠かせなかったのが敏腕スタントコーディネーターのガイ・ノリス、彼が世界中から集まった腕利きスタントを使って、モトクロスバイクのジャンプシーン、トラックの爆発シーンなど不可能とさえ思えるシーンをCG無しで生み出していました。

特に圧巻なのがクライマックスのカーチェイスシーン、ガイ・ノリスが“ダンシングトラックシークエンス”と名付けるほどのお気に入りのシーンです。

あの場面は75台以上の車両が一斉に走っていたと言われています。

下記の映像を観れば、どれほど危険な撮影が行われていたかのかが分かるはずです。

3.圧巻の長回しクライマックス!?『オールド・ボーイ』

2004年公開パク・チャヌク監督『オールド・ボーイ』には映画史に刻まれたと言っても過言ではない素晴らしいクライマックスが存在します。

チェ・ミンスク演じるオ・デスが復讐のために敵のアジトへ乗り込む、長い廊下には無数の敵、オ・デスがハンマーや拳で次々に向かってくる敵を倒していきます。

このおよそ3分のシークエンスをワンカット長回し、監督が一度アクションと叫んだら、ノンストップで撮影されたことは本当に驚きです。

アン・リー監督『グリーン・デスティニー』ほど華々しくはありませんが、リアリティあるアクションや格闘に関してはこちらに軍配が上がります。

このシーンが鬼気迫る場面になった理由は長回しだけではなく、チェ・ミンシクが寸止めではなく、実際にパンチを当てていたことも大きな要因でしょう。

“映画を本物にするため、フィルムや時間を節約するために、私たちは実際に戦わなくてはならない”
引用:whatculture.com

4.驚愕のアドリブアクションシーン!?『SPL/狼よ静かに死ね』

『HERO』『イップマン』『モンキー・マジック 孫悟空誕生』などで知られる香港のアクションスター、ドニー・イェン。

ハリウッドの場合、格闘シーンがあれば、どんなスタイルでも数か月トレーニングを積み、その後数週間のリハーサル、それから本番を撮影することがほとんどです。

しかし、香港のアクションスター、特にドニー・イェンは違います。

2005年『SPL/狼よ静かに死ね』に主演したドニー・イェン、型にはまった殺陣にうんざりしたのか、相手役の俳優にこんなことを言ったそうです。

“まず君が僕に襲い掛かってきてくれ、それから僕は君の方へ向かう。その後、君がリアクションしてくれ。”

これはつまり決まり事なし、その場、その場でアドリブのようにアクションシーンを撮影したいということでした。

小道具とはいえ、ナイフを使った格闘シーン、目に入れば失明の危険さえありました。この場面をあのスピードでこなすだけでも称賛に値しますが、殺陣ではなかったと聞けば、プロとしての技量と度胸に脱帽する他ありません。

下記の動画を観れば目を疑うことになるでしょう。

5.スタントウーマンが演じたスタントウーマン!?『デス・プルーフ in グラインドハウス』

命を落とす危険さえあるスタントを俳優自らが行うことはほとんどありません。(トム・クルーズは例外)しかし、2007年公開、クエンティン・タランティーノ監督『デス・プルーフ in グラインドハウス』に出演していたゾーイ・ベルはとても危険なスタントを自らこなしていました。

彼女はスタントウーマンとしてキャリアをスタート、『キル・ビル』のユマ・サーマンのスタントなどを担当していた人物です。タランティーノはこの時彼女のスタントを見て、今作の起用を決めたそうです。

ゾーイ・ベルが演じた役はまさに彼女そのまま、スタントウーマンのゾーイ役でした。

彼女は約80キロで走行中の車のボンネットの上で縛られるなど、スタントウーマンの実力をいかんなく発揮しています。衣装の下にハーネスが隠されていましたが、危険なスタントであったことは全く変わりありません。

スタントウーマンを俳優として起用したことで、どんなに危険なスタントシーンでもクロースアップカットが使える利点があり、それによって映像に迫力や説得力が生まれていました。

6.走行中のトレイラーにしがみついて撮影!?『ワイルド・スピードMAX』

2009年公開、ワイルドスピードシリーズ第4作ジャスティン・リン監督『ワイルド・スピードMAX』の一場面、ミシェル・ロドリゲス演じるレティ・オルティスが走行中の巨大トレイラー後部にしがみつくシーンがあります。

監督のジャスティン・リーはなるべくスタントを使わず、クロースアップを撮ることにこだわっていたそうです。そのため、ミシェル・ロドリゲスは約40キロで走行中のトレイラー後部に実際にしがみつき撮影に臨んでいました。

7.スタントマンのギャラが1億円!?『クリフ・ハンガー』

1993年公開、レニー・ハーリン監督シルヴェスター・スタローン主演『クリフ・ハンガー』は90年代を代表するアクション映画の1本です。

公開当時、特殊効果やCGのクオリティは現在とは比べものにならない程低かったため、スタントマンの需要は今よりも高かったと言われています。

そのため、トップスタントマンのギャラも破格、今作でスタントマンを務めたサイモン・クレーンのギャラは約1億円だったそうです。

彼がこなしたスタントの中には上空約15,000フィートを飛ぶ飛行機2機の間をワイヤーで渡るスタントなど命を落とす危険があるものも含まれていました。

8.テンションMAX4分のアクションシーン!?『トム・ヤム・クン!』

『マッハ!』などで知られるタイのアクションスター、トニー・ジャー。

2006年に公開されたトニー・ジャー主演作『トム・ヤム・クン』にはおよそ4分のアクションシーンがあります。

このシークエンスは映画史に残るノーカット長回しシーンのひとつ、ムエタイやテコンドーなど様々な武術をマスターしているトニー・ジャーだからこそ実現したシーンです。

次から次に現れる敵を倒しながら、階段を駆け上がる、トニー・ジャー、約4分間一切ブレイクがないのはもちろんのこと、テンションマックスのアクションが終始続きます。

多くのけが人が出たり、最後の瞬間にフィルムが切れたりするなどアクシデントにも見舞われていたそうです。NGを出せばもちろん振り出しからやり直しです。

生身のスタントだからこそ生み出すことの出来た迫力と臨場感、激しいアクションシーンでありながらどこか感動的です。