『007 スペクター』続編、25作目の『007 シャッターハンド(仮)』に期待する18のこと【ネタバレ注意】

2017年8月17日更新

【ネタバレ注意!】2015年12月4日(金)日本公開『007 スペクター』。早くもファンの間では2018年公開予定と言われている次回作25作目に対する予想が飛び出しています。『スペクター』との関連性はあるのか、25作目に期待したい13のトピックスをまとめてみました。

1.ダニエル・クレイグのジェームス・ボンドは次が最後?

初代のショーン・コネリーを始めとし、今まで様々な俳優がジェームズ・ボンド役を演じてきました。2006年から4作続けて6代目ボンド役を担当してきたダニエル・クレイグ。25作目のボンド役もクレイグ続投が決定しており、アメリカのトーク番組やシリーズ公式Twitterでも公表されています。 しかし、クレイグがボンド役を演じるのは次回が最後になるとのこと。過去4作で高い評価を得ていたクレイグがこれを気に降板するのは残念ですが、今まで得たものを出し切ってボンド役を演じてくれるに違いありません。

2.監督サム・メンデスは続投ならず

2006年から主人公ジェームス・ボンド役がダニエル・クレイグに変わり、以降4作を公開してきた『007』シリーズ。 クレイグがボンド役を務めた4作のうち、シリーズ23作目と24作目の監督を担当したのはサム・メンデスです。『007 スカイフォール』では約1200億円以上、『007 スペクター』では約9600億円以上というシリーズ史上最大の興業収入をたたき出したメンデスですが、25作目は担当しないと明言しています。 一方、25作目の脚本を執筆するのは、2006年から変わらず担当してきたニール・パーヴィスとロバート・ウェイドだそう。EU離脱を決断したイギリスをどう表現するかも気になるところです。

3.『007』25作目を監督するのは?

過去4作を担当したサム・メンデスに変わり、『007』シリーズ25作目のメガホンをとるのは誰なのでしょうか? 様々な噂が囁かれる中、監督候補としてヤン・ドマンジュ、ドゥニ・ヴィルヌーヴ、デヴィッド・マッケンジーの3人の名前が浮上してきています。 関係者間では、その中でも2015年に公開されたジャック・オコンネル主演のサスペンス作品『ベルファスト71』で知られるヤン・ドマンジュの可能性が濃厚とされているようです。ドゥマンジュは現在、最新作『ホワイト・ボーイ・リック(原題)』を撮影中。FBIの情報提供者でありつつ薬物取引のために終身刑を宣告された少年を描いた最新作も話題となっているドマンジュが、どんなスパイストーリーを撮るのか気になるところです。

4.ブロフェルドのカムバック

『007 スペクター』の中で一番見応えがあったのはクリストフ・ヴァルツ演じるブロフェルドの登場でしょう。公開前からヴァルツの出演を楽しみにしていたファンも多かったはずですが、期待はずれの出演時間の短さに文句を言いたくなった人もいるのではないでしょうか。ひとつ救われたのはブロフェルドが死なずに、次回作への連続出演に望みが繋がれたことです。 007の製作陣はファンの期待と熱が冷めないうちに次回作へヴァルツを登場させるべきですね。ブロフェルドの正体や人物背景など謎に包まれている部分はまだまだ多く、25作目ではより彼のことが明かされて007史上記憶に残る大悪党を確立してほしいと切に願います。

5.ボンドの現在にフォーカスを

『スカイフォール』、『スペクター』とボンドの過去が明かされる2本が最近では続いています。前者ではボンドが少年時代を過ごした家と実の家族について、そして今作ではなんとブロフェルドと義理の兄弟であったことが知らされました。 敵と実は幼少期つながりがあったなんて、なんともありがちな設定でショックもあまりありませんでしたが、もう少年時代については十分わかったよ!と感じているファンも多いのではないでしょうか。それよりももっと、現在のボンドが任務以外の時間はあるのか、ボンドの人となりがもう少し垣間見れるような展開を期待したいものです。 『スペクター』でマニー・ペニーが彼のアパートを訪れたように、実際のシーンで見て分るような過去の思い出話では無い新事実がわかると25作目もクレイグボンドのファンにはたまらないと思います。

6.マドレーヌとのその後

『スペクター』ではボンドとマドレーヌが夕日に向かって愛車で走り去るシーンで幕を閉じています。このことからすると25作目はマドレーヌとの関係に触れないで全く別の物語として話がスタートするのはあまりにも不自然であり、観客も「じゃあ最後の数十分の無駄な時間を返せ!」と叫びたくなるのも仕方ありません。 007の流れとしては、ボンドが1人の女性と関係が長続きする事は滅多にありません。でも今作ではマドレーヌがボンドを愛するようになる過程を見るものに納得してもらうように手間ひまかけて描写したのですから、これで「はい、さようなら」では納得がいきませんね。

7.フェリックス・ライターの復活

ダニエル・クレイグの代になってから最も愛すべきキャラクターはジェフリー・ライト演じるアメリカ人シークレット・エージェント、フェリックス・ライターでしょう。 ライターは『カジノロワイヤル』、『慰めの報酬』と2作品続けて登場し、ボンドを助けてくれたのですが残念ながら『スカイフォール』では完全な不在となり、続く『スペクター』では名前のみの登場にとどまりました。 ちょっとの登場でも、準主役級でも必ずや最高の働きをしてくれるジェフリー・ライトの登場を心から期待したいと思います。

8.上演時間の短縮

ダニエル・クレイグによって演じられた現在までの4本中3本が上演時間140分の大台に乗り上げています。ヒットした『カジノロワイヤル』や『スカイフォール』ではまあ妥当な長さに感じましたが、今作『スペクター』は最長の148分!長ければ良いと言うわけでは無いのです。 本当にその長さ必要だったのでしょうか?半分ぐらい過ぎないとマドレーヌもブロフェルドも出てこないし、モニカ・ベルッチのくだりをまるまるカットしてくれればそれだけで簡単に半分ぐらい上演時間は減らせたのでは無いかと疑問です。 『スペクター』で悪役ブロフェルドに関しては存在や設定が明かされたので次回はそこまで時間をかける必要は無く、すぐにストーリーの核心に迫っていけるのでは無いでしょうか。せいぜい120-130分ぐらいが見やすい長さでしょうね。

9.MI6のチームワーク

クレイグの007では彼のMI6の同僚達との関わるシーンがしばしば描かれてきました。そんなやりとりがけっこう楽しみだったりするものですよね。魅力的な役柄の助っ人達がいるからこそボンドの活躍が見れる訳です。 QがITや装備でボンドを後方支援、頼れるボスのM、そして何かと尽くしてくれるマニー・ペニーの存在がボンドにはついています。マニー・ペニーに関しては『スカイフォール』での失敗によりちょっと関係がぎくしゃくしている部分もあるかもしれませんがそこはまた4人でチームとして働く姿が見たいですね。 それぞれ演じる俳優達も優秀ですし、『ミッション・イン・ポッシブル』のようにストーリーに新たな展開と刺激を与えられるいいアイディアかも知れません。

10.完成度の高いCG加工

2億ドル以上もの予算があればほとんどのことが可能であるので、常に最新の技術を駆使して大作を生み出してきた007シリーズですが、もうちょっとビジュアル・エフェクトクオリティを上げられないものでしょうか。 ビルの爆破に巻き込まれるボンドのシーンや、雪山でのヘリコプターのシーンでは容易にダニエル・クレイグが緑一色のセットの中でむなしく演技をしている姿が容易に想像できます。 昔の映画ならまだしも、2015年の現在においてこの有様ではもっとお金をかけるか、他の特撮クルーを雇った方が懸命でしょう。

11.『カジノ・ロワイヤル』からの話がつながっている

007では、必ずしも前作と次回作がつながってストーリーが進む訳ではありません。続きとなり上手くいった例もあれば、辻褄が会わなくなって不自然になった例もあります。 しかし、今作ではブロフェルドの正体が明かされ、その説明のしかたはあんまり華麗では無かったものの、彼が『カジノロワイヤル』から始まったダニエル・クレイグの作品のほとんど全ての黒幕であったこと、また他の悪党達とのつながりがあったことが知らされました。 これだけで終わってもらっては困るのです。ここまで知らせたならば、もっと物語全ての壮大な全体像をはっきりさせてくれ!とファンならば思うはずです。(ヴェスパーとのことも気になりますしね!) さらに、25作目となる次回作がダニエル・クレイグのジェームス・ボンド見納めとなる可能性が非常に高く、終わり方はとても重要になってくるでしょう

12.ジョークはいらない。シリアスに!

『スペクター』の中で違和感を覚えた点は、ボンドの動作がやや昔の、少し“コミカル”なテイストが強かったことです。転落したと思ったらソファに着地したり、のろのろおじいちゃんにカーチェイスを’邪魔’されたりと... たしかに、昔からのハードコアなファンは懐かしみを覚えて喜ぶかもしれません。しかし、クレイグのボンドに慣れてきた観客にとってはもっと寡黙なボンドを期待しているのが大半でしょう。 おちゃめな面も無くはないですがその微妙なバランスがあるのです。次回作ではもっとシリアスなトーンの殺伐としたワイルドな007を見たいですね。