柳楽優弥が妻豊田エリーに支えられ完全復活!【映画『ディストラクション・ベイビーズ』主演】

2017年7月6日更新 34612view

『誰も知らない』でデビューし、一躍有名になった柳楽優弥。あまり姿を見ない時期もありましたが、2015年現在では演技派俳優として完全復活を遂げています。柳楽優弥の復活までの軌跡を追いました。

柳楽優弥のプロフィール

天才子役として脚光を浴びる

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引用:blogs.c.yimg.jp

柳楽優弥(やぎら・ゆうや)は1990年生まれ、東京都出身の俳優です。初出演の映画『誰も知らない』で鮮烈なデビューを飾り、2004年カンヌ映画祭で、14歳で史上最年少かつ日本人初の最優秀主演男優賞を受賞。天才子役として世間の注目を集めました。

天才子役から実力派俳優へ

柳楽優弥

2010年頃を境に、目立った活躍が少なくなっていた柳楽優弥ですが、2014年に出演したドラマ『信長協奏曲』やその翌年のNHK朝ドラ『まれ』などで注目を集めました。そして2016年は1月公開の映画『ピンクとグレー』への出演、5月公開の映画『ディストラクション・ベイビーズ』では主演が決定しており、さらなる活躍が期待されます。

天才子役としての鮮烈なデビューから、映画界期待の個性派俳優に成長した柳楽優弥復活の軌跡、おすすめ出演映画やドラマなど彼の魅力を徹底的に分析していきます!

柳楽優弥、衝撃的な映画デビュー!世界が絶賛した名子役

芸能事務所に所属していた友人に影響されて芸能界入りした柳楽優弥。初めて受けたオーディションで監督に「目に力がある」と才能を見出され、なんと映画の主演に抜擢されます。

その映画こそ柳楽優弥の名を世に知らしめた『誰も知らない』です。繊細な人物描写に定評がある是枝裕和が監督を務め、柳楽は無名の新人俳優ながら世界三大映画祭のひとつ、カンヌ国際映画祭にて最年少で主演男優賞を受賞し、世界中から注目を浴びることになりました。

1988年に起きた、巣鴨子供置き去り事件を基にした物語。子育てを放棄した親に置き去りにされた子供たちの凄惨な生活が描かれています。

柳楽優弥はその子供たちの長男・福島明を演じ、話題を呼びました。

「天狗」になり、「プレッシャー」に襲われる。柳楽優弥のスランプ時代

柳楽優弥

米・TIME紙「アジアの英雄20人」(40歳以下対象)にも選ばれるほど、一躍有名になり将来をかなり期待されていた柳楽優弥。実際にその後も『シュガー&スパイス 風味絶佳』 (2005)『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』(2006)などで主演をこなしています。しかし2010年ごろから姿を見せていなかった様子。

当時について柳楽は、このように語っています。

「だからもう、天狗(てんぐ)なんてもんじゃない。わがままで生意気でした。ガキのくせして『やる意味がない』とか言って偉そうに仕事を断ったりして。それによって周りに迷惑をかけていることにも全く気づいていませんでした。10代の僕は、本当にタチが悪かった。今ここにいたら、ぶん殴ってやりたいほどです」

その後、2008年にカンヌ受賞子役という「プレッシャー」に悩まされ体調を崩し休養へ。2009年に豊田エリーと結婚。その時期は仕事がほとんどなく、家にこもり一日8食、寝てばかりの生活を送っていたそうで、激太りしてしまいます。また急性薬物中毒で運ばれたり、自殺未遂(後に否定)が報道されたりと散々な時期だったようです。

挫折と成長。家族に支えられた俳優・柳楽優弥の復活

仕事がなくアルバイトを始める

柳楽優弥

家にこもっていた時期、過去の自身を反省します。しかし依然として仕事がなく2010年ころアルバイトを開始。

洗車や居酒屋のホールをしていましたが、名札を見て客にからかわれたこともあったそうです。この時期に、自分のコンプレックスと向き合いさまざまな人と出会い多くのことを学んだという柳楽優弥。

柳楽にとってつらい時期であったことは確かですが、そこで得た経験がさらなる深みを与えたといえるでしょう。

家族に支えられ、そして俳優を見つめ直す

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出典: laughy.jp

そんな辛い時期の彼を支えたのが妻・豊田エリー。高校生から結婚を決めていたというエピソードもあり、その愛情の深さは計り知れません。そして、2009年結婚後に生まれた長女の存在も。家族の存在が彼を支え励ましてきました。

家族の応援や俳優の仕事がない時期の経験によって俳優への愛情へ気づき、「本気でやろう」と決意し、人間的に成長。

舞台の仕事が舞い込む!

海辺のカフカ

出典: omoshii.com

そこになんと2012年、蜷川幸雄演出、村上春樹原作の舞台『海辺のカフカ』が舞い込みます。

俳優の仕事をまたやれること、これほどうれしかったことはなかったようで、厳しい稽古で有名な蜷川さんのしごきにも耐え抜き見事に主人公を演じました。

復活の後はやくも数々の作品に出演!

柳楽優弥

出典: laughy.jp

2013年ころから本格的に復帰。

映画『許されざる者』『クローズEXPLODE』やドラマ『ガリレオXX 内海薫最後の事件 愚弄ぶ』『アオイホノオ』などひっきりなしに俳優として出演しています。ドラマ『信長協奏曲』でも魅せた豪華な共演者をくってしまうほどの演技は一話のみ出演ながらも、圧巻でした。

おしどり夫婦!柳楽優弥と豊田エリーの馴れ初め

柳楽優弥と豊田エリー

前述しましたが、柳楽優弥は2009年にモデルの豊田エリーと結婚しています。二人は同じ高校の先輩後輩の仲。高校時代から4年間付き合い、「お互いが束縛しすぎる」という理由で半年間だけ別れていたことがあるそう。

柳楽を想い、悲しみに暮れていた豊田エリーでしたが、ある日突然、柳楽から「久しぶり、結婚しよう」と電話でプロポーズされたそうです。

というのも、2人が付き合っていた頃、豊田が一度だけ「20歳のときにプロポーズされたい」と言ったことを覚えていたんだとか。それから二人は間もなく結婚し、今は子供と一緒に仲良く暮らしています。

朝ドラ『まれ』に出演!主人公との三角関係にドキドキ

柳楽優弥

2015年には、NHK朝の連続ドラマ『まれ』にも出演していました。

石川県輪島市に存在すると設定された架空の地域である外浦村(そとら むら)と神奈川県横浜市を舞台に繰り広げられ、主人公の津村希(つむら まれ)がパティシエを目指して成長していく物語です。

柳楽優弥が演じたのは主人公のまれのパティシエの師匠、大悟(小日向文世)の一人息子の大輔。まれに恋心を抱き、まれの幼馴染である圭太(山崎賢人)とともに三角関係を繰り広げました。

自由奔放でツンデレな大輔のキャラクターは視聴者から好評で、朝ドラには珍しい胸キュンシーンも話題となりました。

ダイエットに成功した柳楽優弥。ピークから25kgの減量で話題に!

柳楽優弥

ストレスなどから、か弱そうな子役時代とは考えられないほどがっしりした体型になってしまった柳楽優弥…。ピーク時は体重が82kgにまで達したんだとか。

その後、2010年にダイエットで25kgの減量に成功!見違えるほどスリムでかっこいい印象になりました。わずか2か月間でのダイエットだったようです。凄まじいプロ根性が窺えます!

柳楽優弥が激ヤセに成功したダイエット法とは?

柳楽優弥

出典: www.jprime.jp

短期間のスピードダイエットで大成功を収めた柳楽優弥。

そんな彼が行ったダイエットが、一時期ブームとなったバナナダイエット。カロリーを極限まで抑え、トレーニングも積極的に行うことでスリムな体型を手に入れたようです。

映画『ピンクとグレー』では物語のキーマンを演じる

「NEWS」の現役アイドル加藤シゲアキの同名小説の映画化となった本作。芸能界の光と影を余すこと無く描いた本作の映画化には、中島裕翔や菅田将暉をはじめとする若手の実力派キャストが大集結。

監督は映画『世界の中心で、愛をさけぶ』でも知られる行定勲監督で、2015年10月1日には第20回釜山国際映画祭A Window on Asian Cinema部門にも正式出品を果たしています。

同作は、映画初主演となるHey!Say!JUMPの中島裕翔と注目若手俳優菅田将暉の二人がメインキャストです。

ピンクとグレー

出典: filmarks.com

中島演じる白木連吾は、大人気スター俳優ですが、ある時突然死んでしまいます。その第一発見者は、菅田演じる幼いころからの親友・河田大貴。連吾の遺した6通の遺書を伝記として発表した大貴は、一躍時の人となり、憧れていたスターの地位を手に入れます。しかしなぜ連吾は死んだのか?その死の原因を追う大貴がたどり着いた真実とは何だったのか…というストーリーです。

柳楽優弥の役名や役柄は明らかにされていませんが、それは明らかにすることで物語の核心に触れてしまうからのようです。2016年1月9日公開されています。

柳楽優弥のおすすめ出演映画

柳楽優弥

出典: topicks.jp

子役時代から復活後もなお、主演に抜擢されることの多い柳楽優弥。『誰も知らない』以降の、歴代の出演映画はどれも素晴らしい作品ばかりです。

『星になった少年 Shining Boy & Little Randy』でも主演・小川哲夢役を努める

実話をもとにした小説『ちび象ランディと星になった少年』を原作とした本作。日本での公開映画は日本語でありながら、物語の舞台であるタイで上映された映画は全編タイ語で台詞や象への指示が行われています。

主人公の、象使いを目指しタイに留学し修行を積んだ少年・小川哲夢役を演じました。

『シュガー&スパイス 風味絶佳』(2006年)では主演、山下志郎役として本格的なラブストーリーに挑戦

『シュガー&スパイス ~風味絶佳~』では、主演として切なく本格的なラブストーリーを、沢尻エリカと共演して演じきっています。

柳楽優弥は高校を卒業し、特にやりたいこともなく、ガソリンスタンドでアルバイトをしながら生活していた時に、沢尻エリカに出会い、恋をし、傷つき、成長していく山下志郎役を演じました。

イギリスのロックバンドOasisの曲を劇中で使う演出や、映像の美しさ、夏木マリの味の良さも話題となりました。

『ジーニアス・パーティ』(2007年)では主演の翔役として声優に挑戦

『ジーニアス・パーティ』は、日本のアニメの短編集を集めた作品です。その中の「BABY BLUE」で、主演の翔役として菊地凛子と共演しており、切ないラブストーリーのアニメ映画として高評価を受ける作品に仕上がっています。

『包帯クラブ』(2007年)では、主演のディノ(井出埜辰耶)役として圧倒的な存在感を放つ

天童荒太による小説を、堤幸彦監督によって実写化された作品。

依頼を受け、心が傷ついている人の原因に包帯をまくという包帯クラブの存在は斬新で面白いと話題になりました。

柳楽優弥に加えて共演者の石原さとみの魅力を改めて堪能できる一本となっています。

『ゆるせない、逢いたい』(2013年)では主演・野口隆太郎役として吉倉あおいと共演を果たし完全復活!

「レイプ」をキーワードに加害者と被害者の心の交流を描いた切ない青春ラブストーリーです。本作で主演を演じ、完全復活を遂げた柳楽優弥は好きな少女をレイプしてしまうという難しい役どころを見事に演じきっています。

『クローズEXPLODE』(2014年)で演じたのは喧嘩偏差値1位の強羅徹

豪華キャストで高橋ヒロシの漫画の実写化となった本作は、猛者ぞろいの鈴蘭男子高校が舞台の青春映画です。

本作で柳楽優弥が演じたのは鈴蘭喧嘩偏差値一位の男であり、「王の軍団」の頂点の男。

それまで演じていた役とは打って変わり、思いっきり「ワル」を演じた柳楽の評価は、本作でも高いものとなっています。

『最後の命』(2014年)では主演の明瀬桂人役に抜擢

中村文則の同名小説の映画化となった本作は、アメリカのチェルシー映画祭で脚本賞を受賞しています。

幼少期の親友と、集団婦女暴行事件に遭遇して以来、人と関わりを持たずに生きてきた明瀬桂人。7年が経ち、親友からの連絡で再会を果たすも翌日に親友の家からはデリヘル嬢の遺体が発見され、親友は連続婦女暴行事件の犯人として指名手配される、というあらすじですが、またも難しい役どころを見事に演じきっています。

柳楽優弥のおすすめ出演ドラマ

ドラマ『TOKYO23〜サバイバルシティ』(2010年WOWOW):主演・新井ノボル役

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出典: www.vap.co.jp

wowowのミッドナイト・ドラマ枠で放送されたこちらのドラマは、柳楽優弥と本郷奏多が共演したスペシャルドラマです。

柳楽が演じたのは格闘家を夢見る青年、ノボル。ある日突然、賞金1億円の謎のゲームに巻き込まれ、本郷奏多演じるダンと組んで生き残りをかけてゲームに挑む、という役どころです。

仕事がちょうど少なくなってしまってきた時期であったこの時、体重は80キロにまで増大したというだけあって映画『誰も知らない』の時とはまるで別人です。

構成は全5話で、本作は柳楽優弥の初の主演ドラマでもあります。

アオイホノオ(2014年):主演・焔モユル役

_アオイホノオ

ドラマ『アオイホノオ』は1980年代の大阪芸術大学を舞台にクリエイターの熱い青春の日々を描いた群像劇です。原作は島本和彦の漫画です。柳楽優弥は本作で焔燃(ホノオモユル)役を演じています。

ドラマ『まっしろ』(2015年):仲野孝太郎役

まっしろ 柳楽優弥

堀北真希が主人公の医療ドラマ『まっしろ』では、医師側の一番のメインキャストに抜擢されました。柳楽優弥が演じたのは脳外科が専門の若手外科医、仲野孝太郎で、ここでもまた違った一面を垣間見せています。

柳楽優弥の今後

2016年4月スタートドラマ『ゆとりですがなにか』で道上まりぶを演じる

ゆとりですがなにか

(C)日本テレビ

2016年4月から放送が開始される日曜ドラマ『ゆとりですがなにか』。本作に岡田将生、松坂桃李とともにメインキャストとして柳楽優弥が出演しています。

本作は朝ドラ『あまちゃん』でも脚本をつとめた宮藤官九郎が、自身初となる社会派ドラマの脚本を書いたことでも注目されています。

柳楽優弥演じる道上まりぶは、幼少期は天才ともてはやされ名門中学を首席で合格するも、大学で受験に失敗。現在は年上の妻と娘と暮らしています。大学進学は諦めていませんが、なかなか本気になれず11浪している“ゆとり”です。

映画『ディストラクション・ベイビーズ』で努める主演の芦原泰良役は台詞が5回の超難役!

2016年5月21日に公開が予定されている『ディストラクション・ベイビーズ』では、愛媛の松山を舞台に、喧嘩に明け暮れる主人公、芦原泰良を柳楽優弥が演じます。

共演のキャストも菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎など話題の若手実力派が選抜されています。

詳しいストーリーは明らかにされていませんが、真利子哲也監督と、映画『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞優秀賞を受賞した喜安浩平が脚本を手がけるというだけあって期待度の高い2016年公開映画となっています。

子役から実力派俳優へと成長を遂げた柳楽優弥。大人になった彼の活躍にも期待したいですね!